どうも!菊之進です。
職場やプライベートでいつも機嫌悪そうにしている人、いらいらしている人っていますよね。そういう人が近くにいると、自分までイライラしたり、不機嫌になることがあると思います。
機嫌が悪い人には近寄らない、付き合わないという選択肢もありますが、その人が自分の上司だったり、家族、友人、恋人だったりするとそういうわけにもいきませんよね。
彼らと上手く付き合っていくためにはどうしたら良いのでしょうか。今日は、機嫌が悪い人との接し方、上手な付き合い方についてご紹介します。
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▶︎YouTube:いつも機嫌が悪い人との接し方4選!上手に付き合うコツ
1.機嫌が悪い人の原因はたった一つ
人は、自分自身にある「ゆずれない価値観」を否定されたときに不機嫌になります。自分以外の他者に対して持っている『こうあるべきだ』『こうあってほしい』という理想や期待が裏切られたときに、イライラの感情が発生します。
つまり、いつも機嫌が悪い人というのは、何かしらに対して強い不満を持っている人です。解決されない不満が続いているから、気持ちが晴れずムシャクシャしているのです。
2.機嫌が悪い人の3つの心理状態
①被害者意識が強い
機嫌が悪くなりやすい人は、人並み以上に思い込みが激しいところがあります。周囲の何気ない一言や、とりわけ意味のない行動でさえも悪く受け止めてしまいます。
「自分は今、責められている」とか、「自分に対する攻撃だ」と思い込む節があるのです。機嫌が悪くなるのは、他者の攻撃から自らを守るための防衛反応です。相手にとって不愉快な態度をとることで反発しようとします。
②察して欲しい
機嫌が悪くなりやすい人の心の中には、常に「どうして自分の気持ちわかってくれないの?」「言わなくてもわかるでしょ?」という思いが潜んでいます。自分からハッキリ意見や要望を言わずに「察して欲しい」「気を使って欲しい」と願っているのです。
それが叶わなかった場合に、処理できない苛立ちが「不機嫌」という態度で外に現れます。感情的になったり、八つ当たりをすることで、周囲の人が自分のことを気にかけて、動いてくれるのではないかと期待しているのです。
③余裕がない
機嫌が悪い人は自分のことに精一杯です。他の人を思いやる余裕なんてありません。頭の中は、怒りや悲しみ、焦りや不安といった負の感情に支配されています。そのため、周囲が気を遣って話しかけてくれても、無愛想な態度をとってしまい、ますます「不機嫌な人」という印象を与えてしまうのです。
以上、機嫌が悪い人の3つの心理でした。ここまで簡単にまとめます。
機嫌が悪い人は、自分の思い通りにならない世界に不満を持っているわけです。不機嫌という態度をもってして、自分本位の世界に近づけようとしていることがわかります。
それは、まるで感情に身を任せ、親に訴えかける幼い子供のようです。とはいえ、相手も大人ですから、険悪な雰囲気をだして周囲をコントロールしようとする自分に気づいています。そして、そういう自分が嫌でたまらないと言う人もいます。
さて、そんな彼らとうまく付き合っていくにはどうしたら良いのでしょうか。次のコーナーでお話しします。
3.機嫌が悪い人との接し方4選
①相手の不機嫌スイッチを押さない
ここでは大前提として、相手が不機嫌になる理由がこちら側にありそうな場合を想定します。まずは、相手の不機嫌スイッチ。すなわち、譲れない価値観を把握しておきましょう。
これは、相手に直接聞きにくいものなので、自分で予想して書き出してみます。例えば、僕が以前務めていた会社の上司の不機嫌スイッチを書き出してみます。こんな感じです。
- 会社に遅刻する
- 朝礼の日を忘れていた
- 会議が始まる時間に席についていない
- 会議中に取引先からの電話に出る
- 謝らないといけないシーンで笑ってごまかす
- お喋りの時間が多い
- 提出資料を締切日までに出していない
- 仕事の段取りが悪い
などなど。
全部書き出してみて、その中から自分関与していそうなものだけを選びます。あとはそれらの不機嫌スイッチを押さない様に気をつけるだけです。なるべく、その人の考え方やこだわり、大切にしているものを受け止め肯定します。
どうしても肯定したくない。譲れない。というものがあれば、相手と話し合ってどこかで折り合いをつけなくてはいけません。
例えば僕の場合、会議中に取引先からの電話にでることで上司が不機嫌になるのがどうしても納得いきませんでした。中には、すぐに対応しなければならない大事な電話もあるからです。それについては上司に直談判し、条件付きでOKをもらった経緯があります。
いずれにしても相手の不機嫌スイッチを予想して書き出すことをお勧めします。
機嫌が悪くなる人には決まってパターンがあるなので、意識すれだけでも最悪の事態を回避できます。先手をうって相手の機嫌を悪くさせない。その方が結果的に、お互いにとって心が楽です。
②落ち着くまでそっとしておく
機嫌が悪い人は心に余裕がありません。ひとりにさせて欲しいと思っています。そういう心情のときは、何を言っても意味がありません。相手が落ち着くまでそっとしておきましょう。相手があなたにとって大切な存在であるのなら、温かく見守るようにして待ちます。
③話を聞く
機嫌が少し良くなったくらいに相手の話を聞いてあげます。こちらからは何も話さず、相手から話始めるのを待ちます。このとき、下手に口を出したり、気のない返事をしたりしてはいけません。相手はただ自分の言葉を聞いてほしいだけだからです。真剣に話を受け止めて共感するようにします。
④気分転換を促す
相手の機嫌が落ち着いた頃合いを見計らって気分転換を促しましょう。相手も嫌な気持ちのままでいたくないと思っています。
お茶やコーヒーなど相手が好きな飲み物を差し入れてあげたり、親しい間柄なら、一緒にコンビニにいくとか、散歩に連れ出したりするのもいいと思います。お互いにリフレッシュでき気持ちが前向きになるでしょう。
4.機嫌が悪い人へのNG行為4選
①逆切れする
売り言葉に買い言葉。喧嘩を売るような口調で相手にものを言うと、相手もそれに乗っかる様にして言い返します。それでは、ますますお互いの関係が悪化するだけで、誰も得をしません。「これだけは絶対譲れない」と言うものでない限りは、自分が折れて相手の価値観を肯定する優しさも必要です。
②機嫌が悪い理由を聞く
彼らにしてみれば、理由を直接口にだして言えないから、相手に察して欲しいから、不機嫌な態度で示しているのです。なので理由を聞けばきくほど、「どうしてわかってくれないの?」と相手のイライラを助長してしまい、逆効果となります。
③機嫌を取ろうとする
相手の不機嫌な態度に反応して、ご機嫌とりをしてはいけません。自分に非があるのならしてもいいと思いますが、そうでないのならやめた方が賢明です。なぜかと言うと、それを逆手にとる人が出てくるからです。自分の機嫌をとってもらうために、わざと不機嫌な態度を撒き散らす人も実際に存在します。
④無視する
相手があなたにとってどうでもいい人なら無視しても構いません。しかし大切な人であるのなら、無視ではなく温かく見守るほうがよいです。なぜなら、彼らの心理の一つに「自分のことを気にかけて欲しい」という気持ちがあるからです。
これを無視するとどうなるか。相手があなたの恋人であるなら、きっとあなたのもとを去ろうとするでしょう。去って欲しくないのなら無視してはいけません。
5.まとめ
機嫌が悪い人との接し方は次の4つです。
- 相手の不機嫌スイッチを押さない
- 落ち着くまでそっとしてく
- 話を聞く
- 気分転換を促す
以上です。
機嫌が悪い人が近くにいることをマイナスにとらえる人も多いですが、必ずしもそうではありません。お互いにとって精神的に成長できる機会が与えられているんだとポジティブにとらえることもできます。
自分と違う価値観の人なんて世の中に数えきれないくらいいますので、意見が食い違って当然です。今後、多様性のなかでいきていくための試練だと思えば、乗り越えたくなると思います。
応援していますね。それではまた!さようなら。