どうも!菊之進です。
今日は、職場の後輩への接し方について。周りから慕われる先輩の特徴を9つご紹介します。後輩や部下の育成をどのようにしていくか。それは先輩や上司となる方にとってつきない悩みですよね。
上の立場になればなるほど、のしかかる責任というものがあって、とても疲れて気を使うし、考えることたくさんあると思います。ちゃんと指導しているのに、なかなかうまく伝わらなくて、イライラしたり、悩んだり、後悔したりとストレス抱えることもあるでしょう。
そこで今回は、後輩から好かれ親しまれるような理想の先輩像についてまとめました。「後輩と良好な関係を築きたい!」という先輩社員の皆様にとって少しでも参考になれば幸いです。
記事の内容を動画で聞きたい人はこちら↓
▶︎YouTube:職場の後輩への接し方!周りから慕われる先輩の特徴9選
1.慕われる先輩の特徴9選
2020年度の新入社員の意識調査から浮き彫りになった、理想の先輩像をご紹介します。(参考:株式会社リクルートマネジメントソリューションズ 2020年 新入社員意識調査 1680名 過半数が先輩に求めていることより)
①困った時に相談にのってくれる
問題に直面したり判断に迷った時に、後輩の悩みを聞いてあげることができる先輩。ときどき声をかけて、仕事の進捗具合や困っていることなどを気にかけることができる先輩が求められています。
いつも笑顔でやわらかい表情を保ち、話しかけやすい雰囲気のある先輩が人気です。後輩の相談内容を頭ごなしに否定したり、話の途中で遮ったりせずに、「そうなんだね、よく分かった」と共感してくれる、真剣に悩みを聞いてくれる先輩が好かれる傾向にあります。
②フォロー上手
フォローとは、補い助ける事、支援することをいいます。具体的には、仕事の生産性をあげるためのアドバイス、問題が起きたときの事後対応、打開策の提案などがこれにあたります。
フォローが多すぎると相手は指示待ち人間になってしまうし、その逆にフォローが少なすぎると問題を一人で抱え込んでしまうようになります。難しいところですが、後輩に慕われる先輩は、このバランスが取れています。
後輩の仕事を暖かく見守り、今のレベルでは解決できないことには手を差し伸べてあげます。彼らの主体性を尊重しつつ、彼らの判断や考えを促すようなきっかけを与えるのです。
③頑張りをほめてくれる
困難を乗り越えて一皮向けた時や、任された仕事で結果を出せた時に「すごいね」「成長したね」と褒めることができる先輩は人気が高いです。
褒められると嬉しい気分になり「よし!この調子で次も頑張ろう!」と仕事に対するモチベーションが上がります。彼らに、自信をつけさせ、やる気を導くというのも先輩社員としての重要な役目の一つとなります。
④意見や考えを尊重してくれる
後輩の意見を最後までしっかり聞く。彼らの思いを汲み取り、意見や考えを取り入れる。そういった先輩は好まれます。後輩にとっても、アイデアや要望、問題点などを先輩と議論できるという状況は大きな喜びであり、そこから得られるものも大きいです。
さらに自分の意見が採用され、周囲の役にたてば高いモチベーションにつながるでしょう。たとえ意見が合わなくても話をきいてもらえるだけで、大きな安心感に繋がります。
⑤個性や持ち味を理解してくれる
一人ひとり見た目や性格が違うように、個人の能力や才能にも大きな個人差があります。他の人にはない、その人特有の特技や良さというのは必ずあるのです。
社交的で誰とでも仲良くなれる人、控えめだけれど裏方仕事は完璧にこなす人、思いも寄らないアイデアを生み出せる人、PCオタクでパソコン周りに精通している人、いろいろな人がいます。そういった違いにいち早く気づき、個性を仕事に活かせるようにアシストしてくれる先輩は心強いです。
型に嵌めるのではなく、それぞれの個性に合わせた柔軟な個別指導をしてくれる先輩が求められています。
⑥的確な指示をだしてくれる
相手が分からないことを責めるのではなく、理解できるように「工夫」してくれる先輩は好かれます。
指示内容が具体的で分かりやすいのはもとより、一度に指示を出しすぎないで、1つ1つ指示してくれること。指示内容に優先順位や期限もあわせて話をしてくれること。指示を出したあとに「分からないところや心配なところはある?」と問いかけてくれること。
そういった気遣いに後輩は安心感を覚えるのですね。
⑦目指す道を指し示してくれる
目先の目標や数字の話ばかりではなく、会社やチームが実現したい未来のあり方を共有することも先輩の大切な役割の一つです。1年後、2年後、3年後、何を目指し、何を成し遂げたいのか。聞いている後輩もワクワクするような未来の姿を、ハッキリとイメージできるように伝えられる先輩が求められます。
とはいえ、輩には荷が重いかもしれません。というのも上司ですら答えられる人が少ないというのが現状だからですね。
そんな時は、会社のビジョンというより、先輩自身のビジョンを語ってもいいです。「俺はこの会社で〇〇を目指している。将来的にはこんなことがしたい」といった感じに夢を語ることで、後輩にもその熱い想いは伝染します。
それと同時に、彼ら自身が秘めている夢や目標も聞いてあげることで、仕事のモチベーションが高まるでしょう。好かれる先輩は、目指すべき道を示して、やる気にさせながら引っ張ってくれます。
⑧率先してお手本をみせてくれる
「子は親の姿を見て成長する」と言われますが、会社でも同じことがいえます。
先輩の背中を見て、後輩は育っていくので、率先して模範をしめすことが大切です。
仕事の段取りの仕方から顧客との接し方まで、言葉で指示するだけではなく、実際にやってみせること。そして何より、一生懸命に頑張る姿や楽しそうに仕事をする姿をみせることで、後輩の目指すべき模範となり信頼関係が生まれます。
⑨フィードバックしてくれる
フィードバックとは、後輩の仕事ぶりや結果をみて、改良・調整を加えることを言います。良かったと思ったら何が良かったのか、反対にダメな点についてはどこがいけなかったのか?をフラットな目線で伝えてあげます。
相手を責めずに、あくまでも現状を冷静に捉えて、ポイントを伝え、次のアクションを促します。慕われる先輩は、後輩のパフォーマンスを向上させるために、ひいては彼らの成長のためにフィードバックを欠かしません。
以上、9点。慕われる先輩の特徴でした。
2.慕われる先輩が意識している後輩指導のポイント5選
①後輩の意見や考えに耳を傾ける
相手の目をしっかり見て、言葉の裏にある思いや心を理解する。話をきちんと聴いてあげます
②一人一人に対して丁寧に指導する
この位のことは分かるだろうと思わずに、具体的で分かりやすく正確な指示をだしてあげる。理解度を確認しながら進めてくれる先輩には安心感を抱きます。
③好き嫌いで判断せずに公平に扱う
当然のことですが、自分と気が合わないからといって、本来教えなきゃいけないことを教えないとか、意地悪をしたり無視をしたりしてはいけません。
④良い行いを褒める
表面的にほめるのではなく、後輩が頑張っているところ、こだわっているところなど、力を注いでいるポイントを見極めて褒めてあげると彼らのやる気に直結します。
⑤人間関係に気を配る
後輩が職場で孤立しないように周囲との人間関係をフォローします。彼らが職場になれるまで、上司や同僚の橋渡し役をしてあげると、大変ありがたく心強い存在に思ってもらえるでしょう。
3.まとめ
慕われる先輩の特徴を9つご紹介しました。
- 困った時に相談にのってくれる
- フォロー上手
- 頑張りをほめてくれる
- 意見や考えを尊重してくれる
- 個性や持ち味を理解してくれる
- 的確な指示をだしてくれる
- 目指す道を指し示してくれる
- 率先してお手本をみせてくれる
- フィードバックがある
良かったと思ったら何が良かったのか、反対にダメな点についてはどこがいけなかったのか?をフラットな目線で伝えてあげます。相手を責めずに、あくまでも現状を冷静に捉えて、ポイントを伝えることが大切です。
以上9点。慕われる先輩の特徴でした。後輩から好かれ親しまれるような先輩になれるといいですね!応援しています。それではまた!さようなら。