どうも!菊之進です。
今日は嘘をつく人の4大特徴と嘘の見抜き方を3つご紹介します。人は多かれ少なかれ、だれでも嘘をつきます。嘘をついた方が人間関係がうまくいったり、円滑に物事を進められたりするからです。
とはいえ、あまりにも嘘が多かったり、その嘘が誰かを陥れ傷つけるものであれば考えものです。そういう人が近くにいると自分が被害者になってしまうかもしれません。
そこで今回は、嘘をつく人の特徴と嘘の見ぬき方についてまとめました。
是非ご覧ください。
記事の内容を動画で聞きたい人はこちら↓
▶︎YouTube:嘘つきの特徴4選!嘘の見抜き方も伝授
1.嘘には5つのタイプがある
まずはじめに嘘の種類をお話しします。
①自分を守るための嘘
これは悪いことをした罪や、自分に対する非難を逃れるためにつく嘘です。
- 本当は自分の過ちなのに、他のだれかのせいにしてしまう
- 本当は知っていたのに、「知りませんでした」とシラをきる
分かりやすいもので言うと、TVでよく政治家が、自分にとって都合の悪いことを言われると「記憶にございません」といいますよね。あれが自分を守るための嘘です。
②自分をよく見せるための嘘
これは現実よりも自分をおおきくみせるためにつく嘘です。
- 身長や体重をさば読む
- 会話やSNSで周囲から「すごいね!」と言われたいがために話を盛ってしまう
自分を飾り、人に大きく見せることが目的となります。
③人を守るための嘘
これは誰かの過ちを覆い隠すためにつく嘘です。
- 仕事で大失敗した後輩を上司から守るために作り話をする
- 犯人扱いされた恋人を守るために嘘の供述をする
大事な人を擁護することが目的です。
④利己的な嘘
これは利益を得るためにつく嘘です。
- 交通費を水増しして請求する
- 本当は受給資格がないのにあることにして補助金を受け取る
- 相手を騙して自分の口座にお金を振り込ませる
自分の利益を優先するために人を騙すことが目的です。いわゆる詐欺です。
⑤反社会的で有害な嘘
これは人を傷つけるためにつく嘘です。
- 根拠のない噂話を言いふらして、他人の名誉を傷つける
- SNSなどで事実無根のことを書いて、その人の評判を落とす
いずれも相手を陥れることが目的です。いわゆる誹謗中傷です。これは、名誉毀損等といった犯罪になる可能性もあります。
以上。
特に④と⑤は悪質です。そういう人が近くにいると、自分が被害者になる可能性があります。被害を受けないためには、嘘つきの特徴を知っておく必要があります。
2.嘘つきの4大特徴
①プライドが高い
プライドとは何か?自分の才能や個性、業績、幸せの度合いなどが優れていることを他の人に求める気持ちです。
この気持ちが強い人は嘘をつきやすいです。特に理想の自分と現実の自分にギャップがある場合、自分のことを大きくみせたくて、実際よりも話を盛ってしまいます。うちに秘めたコンプレックスを解消するために、架空の自分やエピソードを語ってしまうのです。
②口がうまい
口がうまいとは、言葉で相手を納得させたり喜ばせたりするのがうまい人のことをいいます。嘘をたくさんついている人ほど、口がうまくなります。ついた嘘が嘘だとバれないように、相手が信じるような話し方を追求するからです。
③計算高い
嘘をたくさんつく人ほど、損得に敏感です。そもそも嘘というのは、自分が何かしらの得をするために、もしくは損をしないために行う行為だからです。得をするには計算高さが必要ですね。
どのようなキャラを演じようか、どのようなロジックで話をすすめようか。何を根拠に話をしようか。といった具合に、嘘がうまいひとほど、入念に下準備をします。
④自己中心的
嘘をつく人たちは、嘘をつく理由について必ず自分の都合の良いように解釈しています。
先日、僕は警察密着24時というテレビ番組をみていました、よくある飲酒運転の男が捕まったのですが、その男は、自分は飲酒をしていない。お酒を使った料理の味見をしただけといいはったのです。
警察官のアルコール検知器でひっかかるほどのお酒を飲んでおいて呆れたものです。自分が正しい、自分が一番、自分さえ良ければそれで良いという自己中心的な性格の持ち主は、自分の立場が脅かされた時に嘘をつきます。
3.嘘の見抜き方3選
嘘をついている人は、
- 右上を見ながら話す
- 瞬きの回数が増える
- 口や鼻の周りを頻繁に触る
- 足をもぞもぞ動かす
などと言われますが、本当にそうなのでしょうか。
結論からいいます。視線はもちろん、仕草などから嘘を見破ることは非常に難しいと言われています。
なぜなら、それらのことは嘘をついている当人が自由に制御できてしまうからです。右上を見ながら話すなんてことは、事前に知っていたら、そうしないように話すだけです。
研究論文を見ても、仕草から嘘を見抜く方法は、効果があるというもの、効果がないというものそれぞれ複数あります。それらの結果から、必ず効果があるとは言えないのが現状です。
それでは何もせず黙って指をくわえて騙されるのを待つしかないのでしょうか?そんなこともありません。嘘を見抜くには視線や仕草以外にもいくつかのコツがあります。
僕自身、これまでの人生で2回詐欺の被害にあっているので、その経験をもとに、これさえ確認しておけばおそらく騙されなかったのではないか?嘘を見破れたのではないかというものをご紹介します。
①前提を疑う
僕は昔、病院の駐車場でみるからに弱った患者風のおじさんに呼び止められお金を貸してしまったことがあります。その人は僕にこういったのです。
財布を落として家に帰るお金がないから貸して欲しい。住んでいるのが田舎でタクシーがないと帰れない。お金は絶対に返す。と。
僕はどこの誰か知らないひとにお金をかすことはできないので、ここにあなたの名前と住所、連絡先を書いてくださいとお願いしたんです。
彼はなんの躊躇もなく自分の情報をスラスラ書いて、必ず返すから大丈夫。と何度も言いました。それで僕は安心して1万円を貸してしまったのです。馬鹿ですよね。
その連絡先はもしかしたら嘘なんじゃないか?と思い始めたのはだいぶ後になってからでした。
教えてもらった電話番号に電話すると、「あんた詐欺にあったんだよ」と電話に出たおばさんが教えてくれました。他にも何人も騙されていて、みんなそのおばさんに電話していたようです。
どうしたら、これを防げたのか?今更ながら、あの詐欺師のおじさんを信じた時の前提をきちんと疑っておけばよかったんですね。
前提とは何か?この人にお金を貸しても大丈夫だろうという判断を下したもとになる情報です。この場合、おじさんの連絡先になります。あの時、おじさんに連絡先をもらった直後に確認をとっていれば詐欺だと気づけたでしょう。
②本当に、すごく、実はが多い
名前は伏せますが最近あるユーチューバーが嘘をついていたことが話題になりましたね。
彼女は、自分がバストアップしたのはこの商品とサプリメントのおかげですよといって、豊胸はしていないという嘘をついて、バストアップ商品を販売していました。
そこで調べてみました。彼女が、バストアップに効果があると謳っている商品紹介の動画をみると、ある言葉の頻度が極端に多いことが分かります。それは何だったのか?
本当に、すごく、実は、という修飾語でした。動画を見ながら数えてみました。
本当に・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・23回
すごく・・・・・・・・・・10回
実は、実際に・・・・・・・・8回
やっぱり・1回
絶対に・・2回
間違いない・1回
一切・・2回
これらの言葉は、話の信憑性を高めようとする言葉です。嘘をついている人は、自信がありません。自信がないからこそ、そういった言葉を使って自分に自信を持たせようとします。
本当に効果があって、すごくいい商品であるのなら根拠を示すべきです。それがないから、「本当に」という言葉に頼らざるを得ないのです。
③質問で確かめる
嘘は作り話です。作り話なのでどうしても根拠に乏しい話をしてしまいます。であるならば、その作り話に対して質問するのが効果的です。相手がボロを出すことがあります。
怪しいとおもった部分について質問を投げかけましょう。もし、作り話なら、相手の記憶はあやふやですので、話の内容が矛盾したり、褄が合わないということが起きてきます。
質問時のポイントは次の2点です。
- Yes・Noで答えられない聞き方をすること
- なるべく短めの質問をすること
はいといいえでは相手がボロをだしませんので、いつ、どこで、だれと、何をといった5W1Hの質問がいいです。またこの時、なるべく短くサッと質問をするのがミソです。
質問の長さが短い場合は相手は下手な嘘をつき、質問の長さが長い場合は相手は巧妙な嘘をつくという研究があります。短い質問の方が相手がボロをだしやすいのです。
4.まとめ
嘘には5つのタイプがありました。
- 自分を守るための嘘
- 自分をよく見せるための嘘
- 人を守るための嘘
- 利己的な嘘
- 反社会的で有害な嘘
特に④と⑤は、相手を陥れるという観点で悪質です。続いて、嘘つきの4大特徴です。
- プライドが高い
- 口がうまい
- 計算高い
- 自己中心的
嘘が多い人ほどこれらの特徴があてはまります。最後に嘘の見抜き方3選です。
- 前提を疑う(その人を信じる前提となる情報を疑ってみることが大事)
- 本当に、すごく、実はが多い(これらの修飾語は話に根拠がない人ほど多用する傾向がある)
- 質問で確かめる(嘘は所詮、作り話なので叩けばホコリがでます。細かく確認すればボロを出す)
以上です。優しくお人好しな性格の人は、人に騙されやすいので気をつけてくださいね。特にお金が絡むようなことで怪しい話は要注意です。
それではまた!さようなら。