どうも!菊之進です。
- これからの時代は人間力が大事
- 学歴が良くても人間力がなければ駄目だ
- テクニックではなく人間力で勝負だ
という言葉を最近よく耳にします。しかし、そもそも人間力とは何なのか?何が求められているのか?と聞かれたら、ボンヤリとしか答えられません。そこで今回は「人間力」について具体的に迫りたいと思います。
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▶︎YouTube:人間力とは何か?今よりもっと魅力的な人になれる考え方とは
1.人間力とは何か?その定義について
人間力とは何か?2003年に内閣府が「人間力戦略研究会報告書」の中で次のように定義している。
「社会を構成し運営するとともに、自立した一人の人間として力強く生きていくための総合的な力」
さらに、人間力は以下の3つの能力で構成される。
- 知的能力…学力、専門知識、ノウハウ、ロジカルシンキング、アイデア力
- 対人関係能力…コミュニケーションスキル、リーダーシップ、公共心、規範意識、他者を尊重し切磋琢磨しながらお互いを高め合う力
- 自己制御力…意欲、忍耐力、自分らしい生き方、成功を追求する力
内閣府の資料によると、これら3点のバランスの良い人が「人間力の高い人」として定義づけられている。知的能力、対人関係能力、自己制御力がある人ってどんな人なのだろう?
一言でまとめると、「社会貢献度の高い人」だと思う。社会や人のために役に立てる人といえるだろう。
2.人間力がある人の具体的なイメージ
人間力がある人は、自分がどう在りたいのかが分かっていて、自分らしい生き方をするために、自分なりの目標を掲げ、自己研鑽を行い、他者を尊重できる。
とはいったものの、まだまだ分かりづらいので以下のように「人間力が低い人」と「人間力が高い人」を比べてみた。
人間力が低い | 人間力が高い |
---|---|
道端にゴミを捨てる | 道端に捨てられたゴミを拾える |
ウンチクを語り、知識を押し並べ、偉そうにアドバイスする | その人が進んで成長できるきっかけや気付きを与えようとする |
トラブルが起きると他人のせいにして自分は被害者だという | 自分の非を認めて自分の行動を改善しようとする |
人の悪い面について粗探しをする | 人の素敵な面を見つけてその人に伝える |
グチ、泣き言、嫌味で覆われている | 落ち込んでいる人を励まし気持ちを前向きにして明るくさせる |
自分の至らない点を改善しない | 向上心を持って自分磨きをする |
他者が困っていても助けない | 他者への心配りができる |
表をみながら、あなたはどちらのタイプに人間的魅力を感じるか確認してみて欲しい。
3.社会で生き抜くために人間力が必要な理由
先に紹介した人間力の高い人というのは、職場内でも、プライベートでも、社会全体においても求められているから。
もし、あなたが職場で5年目になる先輩社員で、新しく入ってきた新入社員が一つ前の表で紹介した「人間力の高い人」であったら、どうであろうか。おそらく手塩にかけるだろう。
もしあなたが、職場の上司で部下の昇進を考える時に、表で紹介した「人間力の高い人」であったら、どうだろう。おそらく、なんとかして良い評価を付けたい思うだろう。
もしあなたのライフスタイルのなかで、表で紹介した二つのタイプの人がいたら、あなたはどちらと友人になりたいだろうか。おそらく「人間力の高い人」を選ぶだろう。良い信頼関係を築けると思うから。
このように考えると、社会のあらゆる局面で「人間力の高い人」が選ばれる。やはり人は、人間的魅力のある人と長くお付き合いしたいと思うのだ。
4.まとめ
最後にもう一度。人間力とは、自分がどう在りたいのかが分かっていて、自分らしい生き方をするために、自分なりの目標を掲げ、自己研鑽を行い、他者を尊重できる能力のこと。自分磨きをしながら他者への心配りも怠らない人のことだ。なかなか道は険しい!僕も精進していきます。それではまた!