ホリエモンの「多動力」に学ぶ!仕事を充実させる考え方3選

ホリエモンの多動力を仕事に活かす方法

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どうも!菊之進です。

今日は、ホリエモンの「多動力」という書籍より、仕事に役立つ3つの考え方をご紹介します。彼の言葉にはトゲがあって苦手な方も多いかもしれませんが、物事を本質で捉えるという意味で新しい気づきを得ることができます。「へぇ!なるほど確かに」とうなずけるアイデアや、「知らなかった‥これはマネしたい」と思う人生のヒントが得られるでしょう。

参考図書:多動力

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▶︎YouTube:ホリエモンの本「多動力」に学ぶ!仕事を充実させる3つの考え方

菊之進
それではどうぞ!

1.多動力とは

多動力とは何か?ホリエモンは次のように定義している。

「多動力」とは何か。それは、いくつもの異なることを同時にこなす力のことを言う。

p3

いくつものことを同時にこなすと聞くと、マルチタスクをイメージするかもしれない。マルチタスクとは、例えば、会議に参加しながらメールチェックもしてパワーポイントも作成するなど、複数の仕事を同時進行することをいうが、ホリエモンのいう多動力はこれとは異なる。

この本を読んだ人によって解釈の違いはありますが、僕はこう受け取った。

多動力=多くのことに興味を持ち、あらゆる能力を獲得する力=いくつもの能力を組み合わせて課題を解決できる力。

あらゆることに精通していれば、多角的に物事をとらえ深く考察できる、視野の広い人間になれる。ホリエモンは、多動力を身につけることで、仕事が充実するだけでなく、ほかに替えのきかない存在に、価値ある人間になれると説いている。

一つの業界、一つのスキルに拘らずに、あらゆることに着眼し、学びを深め、ハシゴすることで、得られた学びが掛け算になって、新しいサービスやプロダクトを次から次へと生み出すことができる人になれるというのだ。

全てのものがインターネットで繋がれていく、産業ごとの壁が崩壊してく今の時代だからこそ、多動力のある人が求められている。

そうはいっても、「それはホリエモンだからできるのではないか?」というご意見もあるでしょう。正直なところ、僕もそう思う。しかし、「多動力」の考え方には、いちビジネスパーソンとして勉強になることがたくさん含まれている。

今回は、仕事をしていく上で役立ちそうなものを厳選してご紹介しよう。

2.だれでも特別な人間になれる

三つの肩書をもてばあなたの価値は1万倍になる。

P30

ホリエモンは、一つの分野で1万時間取り組めば、だれでも100人に1人の人材になることができ、同様にして三つの分野をマスターすれば、100人に1人×100人に1人×100人に1人=100万人に1人の特別な人材になれるという。

例えば、今やテレビで見ない日はないくらい有名なマツコ・デラックスを思い浮かべてほしい。彼女は、ゲイ雑誌の編集者、コラムニスト、女装タレントという3つの肩書きをもっている。

ホリエモンの言葉を借りれば、マツコ・デラックスはこれらの掛け算によって、ほかの人にはない魅力が出せるのではないかと僕は思う。

編集者やコラムニストの仕事は、世間の意見をまとめたり整理しながら、自分の意見を書く仕事だ。彼女がズバズバと何でも感じたことを口にできるのはそういった経験があったからだろう。

また、女装タレントとして男女両方の気持ちを理解し、相手の立場に立って物事を考えられる能力も大ブレイクした理由の一つだろう。

ではここで一旦、話をもどそう。

僕たち一般人が自分の価値を上げるために何ができるのだろうか。ホリエモンの言葉どおり5年スパンで転職を繰り返してキャリアアップもしくはキャリアチェンジするのも一つの手ではあるが、時間がかかりすぎる。

もっと現実的で、より早く、短期間のうちに、職を変えずとも、自分の価値を上げる方法がある。それは、自分特有のスキルを伸ばすこと。あなたの得意な分野・好きなことを少し発展させれば、もうそれで他に変えのきかない魅力ある人になれる。

例えば、こんな感じだ。

  • 手相占いができる販売員
  • エクセルが得意な営業マン
  • コーチングの資格があるマネージャー

手相占いができれば、お客さんとの世間話に花が咲くし、占い好きなお客さんは定期的に通いたくなる。エクセルに秀でれば、業務の効率化や課題の発見の面で頼られる存在になれる。コーチングが上手なマネージャーのもとで働けば、部下も最大限の力を発揮できるだろう。

このように、今の自分にちょっとした付加価値を見出すことによって、誰でも特別な存在になれるのだ。

3.いつも完璧である必要はない

手作り弁当より冷凍食品の方がうまい。

p44

弁当は手作りでないとダメだと思い込んでしまうと、毎朝早起きしなきゃいけないし、ストレスを抱えて子供や夫に八つ当たりしかねない。これでは本末転倒だから、たまには冷凍食品にしたり、お金をわたして好きなものを買ってと促した方が良いとホリエモンはいう。

仕事も同様、一つ一つに100%の力で全力投球しなければいけないことなんてない。100%の力は「ここぞ」という時のためにとっておいて、普段は肩の力を抜くほうが大切だ。

これを証明してみせたのが、今はなき漫画界の巨匠、手塚治虫であると僕はおもう。彼は、アニメ「鉄腕アトム」を制作したときに、スタッフに次のような指示した。

「手を抜け、ミスを修正するな。同じ絵を何百回も使え。手抜きがバレそうになったらタマには凝れ」

手塚治虫

思わず耳を疑っただろう。しかし、この言葉の裏側には「限られた環境の中で最高の仕事をせよ」というメッセージが隠されている。

30分のアニメを作るためには、3千枚程度の絵が必要だが、その当時、限られた人手と時間、予算の中でそれは不可能だった。そこで彼は、枚数をふやさずに動画っぽくみせる(一枚の絵の中に動きを表現する)技術を追求し、結果的に1200枚の絵で間に合わせたそうだ。

さらに、新しく描を書かなくて済むように、アトムの笑う・泣く・驚くといいった感情表現や体本体、雨、風、雪といった天気を使い回した。彼はいう。手を抜いたからこそ、ストーリーの面白さと情熱に100%の力を注ぐことができたと。

僕たちの仕事も同じことがいえる。全てのタスクに100%の全力投球をしていては、いつか倒れてしまうし、残業続きでは余裕もなくなってしまうだろう。そうならないためにも、この仕事は70点でいいやと踏ん切りをつけて妥協することが大切だ。

限られた時間と与えられた条件の中で最高の仕事をするためには、完璧主義であるよりも完了主義をめざすほうが良い。完了主義を目指すことで、あらゆる仕事をサクサクこなし、より多くの経験をつんで、多動力も備わっていく。

4.失敗をおそれずに行動する

恥や失敗をおそれずにやりたいことにどんどん挑戦しよう。他人の失敗なんて誰も気にしないからとホリエモンはいう。

恥をかいた分だけ自由になれる。

P187

失敗したところでどうってことはない。なぜなら誰もあなたに興味がないから。ひとは、自分のことすらちゃんと覚えてないのに他人のことまでいちいち覚えていられない。人間の記憶や関心なんてそんなものだ。3日経てばみんな忘れる

確かにそうだなと思う。僕自身、自分以外の他人が失敗して大恥かいたことを、何一つとして思いだせない。ということはやはり、ひとは、他人に対してあまり興味がないのだ。

あなたも試してみてほしい。きっと自分を除いては、恥をかいた人なんて出てこないのではないだろうか。だから大丈夫。失敗を恐れずに、いろいろなことに興味をもって挑戦しよう。

自分の意見を発言したり、企画やアイデアを提案したり、試行錯誤してみつけた新しい方法で、仕事をしてみたり、やりたいい仕事にむけて転職をしたり、独立したり、たくさんチャレンジするころで、たくさんの失敗から学びを得ることができる。そしてそれを糧に成長できる。

興味をもってあらゆることに専念すれば、しらずしらずのうちに多動力も身につくだろう。

5.まとめ

多動力とは何か?それは、いくつもの異なることを同時にこなす力のこと。一つの業界、一つのスキルに拘らずにあらゆることに着眼して学びを深め、ハシゴすることで、得られた学びが掛け算になって、新しいサービスやプロダクトを次から次へと生み出すことができる人になれる。また物事を多面的にみることもできるようになる。

多動力を身につけることで、仕事は楽しくなり充実するだけでなく、ほかに替えのきかない存在に、価値ある人間になれるというのがホリエモンの考えだ。この多動力を育てる上で僕自身、大切だなとおもったのは次の3点だった。

  • 三つの肩書をもてばあなたの価値は1万倍になる(肩書き3つで特別な存在になれる)
  • 手作り弁当より冷凍食品の方がうまい(いつも完璧である必要はない)
  • 恥をかいた分だけ自由になれる(恥や失敗はどんどんしよう。3日たてばみんな忘れる)

次から次へと新しいことを体験して、自らの知識と経験を増やしていくことは財産になります。挑戦したいとおもっていたことがあったら、この機会に是非はじめてみましょう。それではまた!

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