どうも菊之進です!今日は、メンタルが強い人が絶対にやらない8つのことをお話します。
職場やプライベートで、「この人メンタル強いな〜」と感じる人はいないでしょうか。心折れそうなことがあっても、打ちのめされず、明るく前向きな心を保っているような人です。毎日を力強く、生き生きと過ごす彼らには、一体どんな思考習慣があるのでしょうか。
今回は、メンタルの強い人が「しないこと」にフォーカスして、精神面で凹まないコツをお届けしたいと思います。人間関係で悩むことが多い。嫌なことがあると引きずってしまう。気持ちの切り替えがうまくいかない。そんな人におすすめです。
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1.メンタルが強い人が絶対にやらない8つのこと
①変えられないことを気にしない
メンタルの強い人は、変えられるもの(自分でコントロールできること)と変えられないもの(コントロールできないこと)を区別し、変えられないものに対して、くよくよと悩んだりしないです。変えられないものとは何か?
それは、過去と他人と自分の感情です。ちょっとわかりづらいですね。ここで一つ例をあげます。例えば、仕事で大失敗をしてお客さんに迷惑をかけてしまった場合を想定してみてください。この時、変えられないものと、変えられるものは何でしょうか。考えてみます。
<変えられないもの>
- 失敗した事実(過去)
- お客さんの怒り(他人)
- 信頼の喪失(他人)
- 上司からの悪い評価(他人)
- 沈んだ気持ち、不安や心配(自分の感情)
これらを回避することは難しいでしょう。すでに起きてしまった出来事や、それに対する他人の思考、失敗したことによる気分の落ち込みは消せませんよね。どんなに変えようとおもっても無理があります。一方で変えられるものとは何でしょうか。
<変えられるもの>
- 自分の思考や行動
- 未来
失敗した原因はなにか?どうしたら今後、同じ過ちを繰り返さずにすむか、今とるべき最良の行動は何か。といった感じに憂鬱な気持ちを抱えながらも、次のステップに進むことで未来は変えられます。
メンタルが強い人は、変えられるものに意識を集中します。そうすれば、変えられないものに対する執着がだんだんと消えていくからです。
「口で言うのは簡単だけど、それを実行するのは難しいよね」と思った人は、アメリカの有名な神学者、ニーバーの祈りから勇気をもらえるかもしれません。
「神よ、変えることの出来ない事柄については、それをそのまま受け入れる平静さを、変えることの出来る事柄については、それを変える勇気を、そして、この二つの違いを見定める叡智を、私にお与えください」
ニーバーの祈り
この言葉は当初、アルコール依存症や、薬物依存の克服プログラムで採用され、広く世に知れ渡りました。嫌なことがあっても、アルコールや薬物に逃げたら、なんの解決にもならないよという戒めの言葉として広まったのです。
そうして今では、数多くの自己啓発書でも引用される言葉となりました。僕たちの悩みのほとんどが「過去のこと」や「他人のこと」で、変えられないものですよね。悩んだ時は、この言葉を思い出し、「今自分ができることに全力を尽くそう」と自分を励ましてあげてくださいね。
気持ちの切り替えが苦手だという人は、『嫌な気持ちを切り替える方法!感情を引きずらないコツ』という記事がおすすめです。強烈な負の感情からの素早く立ち直る方法を紹介しました。こちらも併せてご覧ください。
②自分を責めない
メンタルの強い人は、自分を哀れむネガティブな言葉を使わないように意識しています。例えば、次のような言葉です。
「あんなことしなければよかった」
「どうして自分はこんなこともできないんだろう」
「自分のせいでこうなってしまった」
「これだから自分はダメなんだ」
これらは、過ぎてしまった過去の出来事に対する自責の念です。自分自身を責める気持ちは誰にでもあるものですが、行きすぎると危険です。
過剰な自己否定は、心身を蝕みうつ病の引き金になったりもします。そういったことから、メンタルが強い人は、意識して自分を責めないように気を付けています。どうすれば、自分を責めずにいられるか?ネガティブな思考の連鎖を食い止めることができるか?
これについては、『ポジティブシンキングを身に付ける方法7選!』という記事で紹介しましたので、気になった方はみてみてくださいね。
③ストレスを溜めない
メンタルが強い人は、自分にあったストレス発散方法を知っています。趣味に没頭したり、友人と旅行に出かけたり、温泉に浸かったりしながら、こまめにストレスを発散させて精神的な疲れが溜まらないようにしているのです。
負の感情をデトックスできるのはプラスの感情です。思いっきり笑ったり、感動して泣いたり、運動したあとに気持ちがいいのはそのためです。
余談ですが、僕の友人には、嫌なことがあったら紙に書いて燃やすという人がいます。人には言えない日頃の鬱憤を、思いつく限り紙にかいたら、グシャグシャにして握り潰して燃やすんだそうです。僕もやってみたのですが、灰になって消えてゆく紙をみていると、不思議と気持ちがスッキリしました。
いいストレス発散方法が思いつかないという人は、まずはこの方法をお試しください。意外と使えますよ。
④一人で抱え込まない
メンタルが強い人ほど、悩みを一人で抱え込まず、早めに信頼できる人に相談します。一人で抱え込んでも疲弊するだけで、いい解決策が思い浮かぶことって意外と少ないからです。
例えば、仕事で、なかなかいいアイデアが思い浮かばなかくて困っている場面を想像してみてください。自分一人で何時間もかけて「う〜〜ん」と悩んでいればドッと疲れますよね。メンタルもやられます。
そんなとき、隣にいる同僚にちょっと相談しただけで、ヒントがみつかったりすることないですか。「あっ!その手があったか」と思えるアイデアから、見落としていた間違いまで、気づかせてくれることがあるはずです。
困った時は、仲間の手を借りる。メンタルが強い人は、自分一人で背負い込まずに、周囲の人に、素直に「助けて欲しい」と伝えることができます。
⑤同じ過ちを繰り返さない
メンタルが強い人は、同じ失敗を二度繰り変えさないように気を付けています。もしそうなると、まわりからの信頼を失い、自分に対する自信もなくしてしまうからです。メンタルにも相当応えます。
なので彼らは、「またやっちゃった…」「次こそは気をつけよう」という意気込みだけで終わりません。同じ失敗をしないため対策をきちんと立てて行動に移し、先手を打つのです。
⑥みんなにいい顔しない
メンタルが強い人は、「どうしたらみんなから好かれるか?」ということよりも「自分がどうしたいか」を大切に行動します。みんなに合わせていると、自分を犠牲にしないといけない場面が増えるからです。
無茶なお願いや頼み事、参加したくないお誘いなど、全てを引き受けていたら心身ともに擦り切れてしまいますよね。ときにはノーという勇気も必要です。
断るのが苦手という人は、『断れない人が断り上手になる!たった一つの公式とは?』という記事がおすすめです。断り上手になるたった一つの公式を紹介しています。
⑦言い訳をしない
メンタルが強い人は、責任逃れをしません。相手に悪いなと思うことをしてしまったら、言い訳せずに素直に謝ります。自分の欠点をきっちり受け止め、次に活かそうとするからこそ、打たれ強い心が成長します。また、失敗を隠ない正直な人間でいることで、身近な人間関係もうまくいくでしょう。
⑧簡単に諦めらない
メンタルが強い人は、自分がやると決めたことを一度や二度の失敗で簡単に諦めたりはしません。たとえ困難にぶつかったとしても、決して逃げようとせずに立ち向かい、粘り強く取り組みます。コツコツと挑戦と失敗を繰り返してこそ、心の筋肉が成長します。何事も経験して、成長の肥やしにすることで、タフなメンタルが作られるのです。
元プロ野球選手のイチローもこのような名言を残しています。
結果が出ないとき、どういう自分でいられるか。決してあきらめない姿勢が、何かを生み出すきっかけをつくる
『マルチョン名言集・格言集』
2.まとめ
メンタルが強い人が絶対にやらないことは次の8つのことでした。
- 変えられないことを気にしない
- 自分を責めない
- ストレスを溜めない
- 一人で抱え込まない
- 同じ過ちを繰り返さない
- みんなにいい顔しない
- 言い訳をしない
- 簡単に諦めらない
この中で①〜⑥はメンタルの消耗を避けることにつながり、さいごの⑦、⑧は、メンタルを鍛えることにつながります。メンタルが強い人というのは、心理的なストレスを上手に減らしつつ、同時にストレス耐性を身につける訓練もしていたのですね。改めてみると解説している僕自身も、3つほど怪しいところがあるので気をつけようと思います。
さて、今回はメンタルが強い人が絶対にやらないことにフォーカスしましたが、メンタルを強くする方法5選!些細な事で落ち込まない思考法という記事では、今日お話しできなかった、メンタル強化の具体的な方法もご紹介しています。是非チェックしてみてくださいね。
ここまでご覧いただきありがとうございました!それではまた、次の記事でお会いしましょう。