アドラー心理学に学ぶ!共同体感覚を得るための3つの方法

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菊之進

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どうも!菊之進です。

今日は、アドラー心理学の考え方で中核をなす「共同体感覚」について。幸せな人生をおくるために欠かせない「共同体感覚」とは何か?どのようにしたら会得できるのかについてお話しします。

参考図書嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

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それではどうぞ!

1.共同体感覚とは

アドラーは、共同体感覚を次のように定義している。

他者を仲間だと見なし、そこに「自分の居場所がある」と感じられることを、共同体感覚と言います。

引用:嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え p179

さらに、共同体感覚をもつことが対人関係のゴールであり、他者とよりよい人間関係を築くために欠かせない考え方であると主張する。

それでは具体的に、共同体感覚もつとはどういう感覚なのだろうか?次の3点が共同体感覚に必要な概念であるといわれている。

  1. 自己受容:ありのままの自分を受け入れる
  2. 他者信頼:他者を仲間だと思える
  3. 他者貢献:他者に貢献できる

この3つが揃ったときに、幸福な対人関係を築くことができる。それぞれみていこう。

2.共同体感覚を得る3つの方法

①自己受容

自己受容とは、ありのままの自分を受け入れることである。

100点満点の人間などひとりもいない

引用:嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え p228

自分を受け入れるとは、「できない自分」を許してあげること。自分の力で変えられないこと、どうしようもできないことには執着せずに、与えられた条件の中で努力し、前に進む勇気をもつことができるかどうかが大切になる。

100点じゃない60点の自分がいたとして、60点の自分でもいい。これが今の自分の実力なのだから、あとは100点に近づくためにどうしたら良いかを考えるだけだと納得できれば、自己受容はクリアする。

しかし反対に、60点の自分が許せない。恥ずかしい。こんな自分は社会のなかで認められるわけもなく、価値もないと思ってしまう場合は、自己受容をクリアしていない。自分のことが認められない理由は、周囲に対して強い劣等感を抱いているからだろう。

劣等感とは、自分と相手を比較して自分が劣っていると思う感覚。この劣等感を克服するのは簡単ではないが、考え方を少し変えるだけでもだいぶ楽になる。

アドラー心理学に学ぶ!劣等感を克服する2つの方法という記事で、劣等感に対する正しい向き合い方と間違った向き合い方を紹介したので是非確認してほしい。ありのままの自分を受け入れるヒントが見つかるだろう。

また、承認欲求が強い人も、自己受容がむずかしい傾向にある。承認欲求とは誰かに認めてもらいたいと思う気持ちのことで、承認欲求がつよいと、自分の存在価値=他者からの評価になりがちだ。

他者から褒められたり、認めてもらえたときは一時的に自分を受け入れられるが、頑張っても認めてもらえなかったり、評価されなければ、自分には価値がないと思い込んでしまう。

つまり自己受容できたり、できなかったりと不安定になってしまう。この状態を乗り越えるためには承認欲求を克服しなければならない。承認欲求を克服する具体的な方法は、アドラー心理学に学ぶ!承認欲求をなくす3つの方法の記事で紹介したので見ていただけると嬉しい。強すぎる承認欲求を軽くすることで、ありのままの自分も受け入れやすくなる。

②他者信頼

他者信頼とは、他者を仲間だと思えること。仲間というのは「信頼」関係で成り立っていて「信用」ではない。

信頼とは、相手を無条件に信じることで、信用とは、「〇〇してくれるなら、あなたを信じましょう」と条件付きで相手を信じることである。

職場の上司・部下の関係をみると、信頼と信用の違いがよく分かる。次のような上司をイメージしてほしい。

仕事の働きを事細かにチェックされ、あなたのダメなところばかり見つけては、ネチネチ嫌味をいってくる。小さな功績くらいでは何一つ頑張りを認めてくれないが、大きな成果を出した時は盛大に褒めてくれる。そんな上司。

この上司は、部下を信用しているが信頼はしていない。「大きな成果をおさめないと認めない」というのは条件付きで相手を信じる「信用」にあたいする。

あなたはこのような上司のもとで働きたいとおもえるだろうか。僕には、上司との関係に苦しみ、しまいには仕事全般が嫌になる部下の顔が目に浮かぶ。実際に、そのような人たちを幾人もみてきた。

次に、以下のような上司をイメージしてほしい。

あなたが成果をあげようがあげまいが、いつでもあなたの働きぶりや頑張りに感謝し、問題にぶち当たった時は、真摯に向き合って手を差し伸べてくれる。あなたを結果だけで判断せずに、成長を温かく見守ってくれる。そんな上司。

この上司は、部下を「信頼」している。無条件に信じているので「信用」とは異なる。だから部下も上司を信頼して、会社という大きな船で航海をともにすることができるのだ。

部下にとって上司は、船長であり、仲間。アドラーもこう言う。

対人関係の基礎は「信用」でなく「信頼」によって成立しているのだ

引用:嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え p230

他者信頼できれば、対人関係の喜び、人生の喜びも増えるだろう。はじめから相手を疑ってかかるのではなく、信頼の気持ちをもって接することで、良好な人間関係は築れる。

③他者貢献

他者貢献とは、他者に貢献すること。アドラーは言う。

人は「わたしは誰かの役に立てている」と思えた時にだけ、自らの価値を実感することができる。

引用:嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え p255

たしかに、自分以外の他者に力を尽くして役に立ち、相手から感謝の言葉をもらえた時、それはこの上ない喜びになる。

しかし、アドラーはこう念押ししている。他者から承認されることを目的にした貢献では幸せになれないと。その理由についてはこう述べている。

承認欲求を通じて得られた貢献感には、自由がない。

引用:嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え p254

他者の期待を満たすために生きると、結局のところ「他者の望み通りの人生」を歩むことになり、自分の生き方を押し殺してしまう。

たとえば、親の期待どおりに、一流大学を出て、一流企業に勤めたとする。親からは褒められ、認められ、承認欲求は満たせるだろう。しかし、もしその道が自分のやりたかった道ではなかったとしたら、なかなか苦しいものがある。自分自身の心の自由を犠牲にしているからだ。

仕事でも、上司の期待通りの働きをして良い評価をもらったところで、一時的に承認欲求は満たせるかもしれない。しかし、いつでも上り調子でうまくいくとは限らない。不調になることは必ずある。

どれだけ頑張っても褒めてもらえない。結果が出ないと認めてもらえない。そんなときにあなたの心の支えはどこにあるのでしょうか。このように考えてみると、承認欲求を通じて得られた貢献感には、自由がないというアドラーの言葉がなんとなく伝わってくる。

承認欲求をみたさずに、他者貢献するというのは、難しい。ではどうしたら良いのだろうか?誰かのためではなく「自分のために他者貢献する!」と決めてしまえば良いのだ。

上司のため、親のため、家族のため、子供のためというのを一旦とりさげて、

自分のスキルアップのために。
自分の夢を叶えるために。
自分の生活を楽にするために。
自分の喜びを満たすために。他者貢献する

といった感じに行動の目的を「自分のため」としてみる。そしてもう一つ大事なことは、誰かの決めた目標ではなく「自分で決めた目標で他者貢献する!」ことである。

3.まとめ

アドラーは、共同体感覚をもつことが、対人関係のゴールである、すなわち他者とよりよい人間関係を築くために欠かせない考え方であると説いている。共同体感覚とは具体的に3つの概念が合わさったものだ。

①自己受容:ありのままの自分を受け入れる
②他者信頼:他者を仲間だと思える
③他者貢献:他者に貢献できる

この3つが揃ったときに、充実感のある幸福な対人関係を築くことができるとアドラーは考えている。ぼくは、この3つが揃っているまさにアドラー的な生き方で人生を謳歌している人を知っている。

それは、スーパーボランティアの尾畠春夫さんだ。彼の言葉を借りして3つの概念を紹介しよう。

自己受容:「これから残りの人生を社会に何かお返しさせてもらおうと思って、ボランティアを選んだんです」(ボランティアに誇りをもっている)

他者信頼:「困ったときはお互い様だから明日は我が身かもしれないから」

他者貢献:「世の中には重たいものはいっぱいあると思いますけど、人の命より重いものはこの地球にないと思ってるんです。だから、年齢・性別関係なく、自分ができることはお手伝いさせてもらいたいな、と思って大分県から来てるわけです」

彼には、この3つ全てが完璧というまでに備わっている。共同体感覚を掴むには、時間がかかると思いますが、お互いに頑張りましょう。それではまた!

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