どうも菊之進です!今日は、「嫌な人」を寄せ付けない方法と「いい人」から好かれる対人スキルをご紹介します。もしも職場に嫌いな人がいる場合、あなたはどのような対応をしますか?
- 無視する
- スルーする
- 極力近づかないようにする
- 用事がない限り話さない
- 話半分に聞いて気にしない
などなど。何かしらの自衛策を講じていることと思います。今回は、それらにプラスαで嫌な人を寄せ付けない対策をお届けしますね。
さらに、あなたの周りから「悪い人」をのぞき、「いい人」ばかりが集まるようなコミュニケーションのコツもお話します。身近な人間関係をよくするヒントになれば幸いです。
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▶︎YouTube:「嫌な人」を寄せ付けず「いい人」から好かれる対人スキル
1.嫌な人を寄せ付けない3つの方法
どんなに歩み寄ろうとしても無理!自分にとって害でしかない人っていますよね。例えば、僕の場合、こういう人が嫌な人に当たります。
- 自分の知らないところで自分の悪口を言いふらす人
- みんなの前で笑い者にする、馬鹿にする人
- こちらの都合を考えず、頼み事ばかりしてくる人
- 大事な約束を平気で破る人
- 責任をなすりつけてくる人
- 人格否定をする人
彼らをなるべく遠ざけるにはどうしたら良いのでしょうか?実体験をもとに効果のあった方法を3つご紹介します。
①付け入る隙を与えない
有害な人には、「あなたの私に対する失礼な態度は許さない」ということをわからせる必要があります。仕事はきちんとするけどそれ以外に関して、あなたと関わるつもりはないとハッキリとさせることが大切です。そのために、やって欲しいのが「愛想笑い」を辞めるということです。
嫌味を言う人、バカにしてくる人、舐めた態度をとってくる人に愛想笑いなんてしなくていいんです。テキトーに話を合わせなくてもいい。無理して明るく接することもありません。真顔で必要事項だけやり取りして無感情に接する。冷徹な態度をとりましょう。
雑談で話しかけられてもすぐに切り上げて、何かで誘われても、ちょっと電話が来たので…とか今から予定があるので…と用事をでっち上げて、断りましょう。何かに忙しそうな雰囲気を出し、話しかけさせないスタイルをとります。
人によっては、この対応の仕方に疑問を持つ人もいるでしょう。「もうちょっと大人の対応をとったほうがいいんじゃない。人によって態度を変えちゃマズいでしょ」などの意見もあると思います。それについては僕はこう考えています。
人によって態度を変えてはいけない。ただし、相手が明らかに有害な場合はその限りでないと。愛想笑いをするから、軽く見られてしまうのです。ナメられ、ないがしろにされ、不快な行為を永遠に続けてきます。ずっとずっと我慢しないといけません。そんなの耐えられないですよね。
だから、愛想笑いをやめて欲しいのです。
そうすれば相手も「仕事以外の話をこの人としても面白くない。張り合いがない」と思うようになります。次第にあなたに対する不快な言動もなくなり、心が楽になります。挨拶と仕事上必要な業務連絡ぐらいのスッキリした関係になるでしょう。
自分が無愛想になることで気まずくなるのが怖い、どんな相手であっても嫌われたくないという気持ちもわかりますが、ここは勇気をもって「嫌な人には笑わない」を実践してみてください。
それでも、愛想笑いがやめられない…と言う人は『無愛想のススメ 人間関係が劇的に改善する唯一の方法』という書籍がおすすめです。愛想を良くすることで悩みを解決しようとするその姿勢が、悩みが解決されない最大の原因であることに気づきます。また無愛想になることは、人を蔑ろにすることではないということも良くわかります。
②これまでとは真逆の対応をとる
嫌がらせをしてくる人は、相手を自分よりも下に見ています。もしくは、この人なら何を言っても大丈夫だろうと鷹をくくっているのです。
その場合、自分の中のどのような要素が、相手に舐めた態度をとらせているのか?振り返って改善することで嫌がらせを減らすことができます。「どうして相手が悪いのに自分が変わらなきゃいけないの」と思われるかもれしれませんが、効果があるので是非試してみてください。
まずはノートを用意してください。ノートの左側に、舐められているだろう要素を書き出していきます。ノートの右側には、左側の要素と真逆なことを書いていきます。こんな感じです。
(例:ノートの左側→右側)
・気が弱そうにみえる→堂々と見える見た目や仕草にする
・意思表示が下手で相手に合わせることが多い→自分の意見もいう
・口下手で話が長い→シンプルにものを伝える説明上手になる
・ボソボソしゃべる→ハキハキしゃべる
・うっかりミスが多い→チェックリストを作って不注意を減らす
・嫌なことを言われても苦笑いでごまかす→愛想笑いをやめる
・靴がぼろぼろでスーツがよれよれ→毎回ビシッと決める
ノートの右側の自分は、相手に「自分より下だ」と思わせない自分です。右側の自分を普段から意識し、少しずつ舐められることがないような立ち振る舞いに変えていくことで、嫌な人は自然と離れていきます。
余談ですが、僕自身は、さきほど例に挙げた中で「気が弱そうにみえる」と言う部分を徹底的に変えました。体重50kg、ガリガリでひょろそうにみえる体型を変えようと思って、週3で仕事終わりにジムに通い、休みの日はボディビルダーのパーソナルトレーニングを受けました。
それから約一年で体重は70kgを超えて見た目もゴツくなったからか、嫌がらせがほとんどなくなりました。友人からは雰囲気や顔つきだけでなく口調や歩き方まで変わったねと言われたのを思い出します。男性で馬鹿にされやすいとか見下されるというひとは、お勧めの方法です。女性なら髪型やメイクなど、おしゃれで自信をつけるといいかもしれません。
③然るべきところに相談する
嫌な人が職場にいて、一線を超えてきた場合は、人事部や窓口に相談しましょう。2020年6月以降、法律によって全ての企業で「嫌がらせやいじめに関する相談窓口」の設置が義務付けられました。中小企業の場合は、努力義務で2022年4月1日から義務化されることとなっていますが、現段階でも問題が起きないように気を付けているはずです。
あなたがどんな嫌がらせを受けているのか。いつどこでどんなことをされたか。そういったものを今のうちからノートに記録しておきましょう。それがのちに有力な証拠となってあなたを助けてくれると思います。
僕自身もそうやって嫌がらせを続けてきた相手を遠ざけることに成功しました。人事部に助けを求めた結果、その人は別の部署に異動となりました。もう顔をみることもなくなったんです。嫌な人がいたら、自分一人で抱え込まずに、然るべきところに相談するのも手ですよ。
2.いい人から好かれる方法
いい人から好かれる方法は、シンプルです。それは、自分もいい人になることです。「類は友を呼ぶ」ということわざがあるように、似通った人同士は、自然に寄り集まって仲間になります。
- 思いやりのある人
- 優しい人
- 親切な人
- 前向きな人
- 器が大きな人
- 誠実な人
- 責任感のある人
- 一緒にいると心が楽になる人
あなたが思う「いい人」をイメージして、そうなれるように努力していれば、自然と周りにいい人が集まるでしょう。ただし、一つだけ気を付けてほしいことがあります。
それは、悪い人が付け込みやすいような「いい人」にならないということです。他人から好かれようと同意ばかり行い、つねに相手に合わせる人は、間違いなく「いい人」ですが、必ず悪い奴に利用されます。都合よく使われたり、舐められて嫌がらせをうけることになるでしょう。
そうならないためには、他人に迎合することをやめなくてはなりません。つまり、自分の考えを曲げてまで、他人の意に従って気に入られるようなことをするのをやめます。アドラー心理学でいう「嫌われる勇気」ですね。人から嫌われることを怖れずに、自分自身を大切にすることができれば、悪い人が寄り付かない「いい人」になれます。
『優しくしすぎて舐められる人へ!バカにされない生き方とは?』という記事で、より分かりやすく話していますので、今日の記事とセットでみていただけると嬉しいです。
3.まとめ
まず初めに、嫌な人を寄せ付けない方法を3つ紹介しました。
- 付け入る隙を与えない
- これまでとは真逆の対応をとる
- 然るべきところに相談する
つづいて、いい人から好かれる方法をお話しました。それはとてもシンプルで、自分も「いい人」になるように努力することでした。考え方が似ている者どうし、気心が通じ合って自然と仲良くなれるからです。
「嫌な人」を寄せ付けず「いい人」から好かれる世界。それは理想郷のようにも見えますが、実現不可能なことではありません。なかなか一筋縄ではいかないことも多いと思いますが、応援していますね。
ここまでご覧いただきありがとうございました!それではまた、次の記事でお会いしましょう。