どうも!菊之進です。
今回は、内向的な性格で人と上手くコミュニケーションをとることができないという人のために。職場で使える雑談ネタや雑談術をご紹介します。
こんなあなたへ
- 口下手で雑談が苦手
- 話題が出てこない
- 挨拶以外話すことがない
- 話しかけても会話が続かない
- 相手への質問も何も思いつかない
- 会話を広げられない
- 人と話すのがしんどい
参考図書:超一流の雑談力
記事の内容を動画で聞きたい人はこちら↓
▶︎YouTube:職場で使える雑談術・雑談ネタの見つけ方!内向的な人のために
1.雑談とは何か
さまざまのことを気楽に話し合うこと。また、その話。とりとめのない話。
出典 小学館
雑談にお笑い芸人のようなトーク力は必要ない。無理をして相手を笑わせたり、話を盛り上げたり、おしゃべりになることなんてないので安心してほしい。
2.職場で雑談力は必要か
自分が働きやすい環境を作るために適度な雑談はあったほうが良い。相手と程よい距離感で爽やかな人間関係を築きあげることができれば、職場での居心地も随分とらくなものになる。
春夏秋冬に例えると分かりやすいかもしれない。真夏のようにむさ苦しい人間関係でなく、真冬のように寒すぎる人間関係でもない。適度に涼しく、適度に温かい、春や秋のような人間関係をつくることで職場での過ごしやすさが快適になる。
雑談力は、仲良しグループをつくって馴れ合いになるためのものではなく、お互いに無理しない、自然体のままでスマートな関係を目指すためにある。
3.職場で使える雑談ネタ
最初のきっかけとなる雑談に適したテーマは次のとおりで。
気候/相手の会社情報/衣服、ファッション/健康/趣味/最近のニュース/共通のこと/出身地/血液型/仕事
超一流の雑談力 p54
この中からいくつかピックアップしてみよう。例えば・・
気候の話題なら、毎朝かかさず天気予報をみておくことをおすすめする。空の情報は、どんな人にも必ず共通するので、知っているだけでもありがたがられる存在になれるだろう。
明日は晴れる、雨が降る、花粉が強い、黄砂がまうなどの情報や、四季折々のたとえば、桜の満開予想や紅葉、初雪、獅子座流星群といった夜空の情報を知っているだけで、お天気関連は〇〇さんに聞こうと思ってもらえるかもしれない。
会社情報なら、大事な業務連絡や締め切りが迫っている共通の提出物、最近社内で変わったことやお得な社内制度の話、お客さんからよくあるお問い合わせの内容や、あなた自身の失敗成功体験談などをストックしておくと、話題のきっかけにしやすい。
健康の話題なら、季節に応じて流行っていることをテーマにするといい。たとえば、インフルエンザ、花粉症、熱中症、食中毒などで。今なら新型コロナウイルス。話が弾みやすい話題だ。
また、多くの人が悩んでいる慢性的な体の不調(頭痛、目の疲れ、肩こり、腰痛)なども、会話のきっかけになる。相手の話を聞いてあげたり、逆にあなた自身が体験して効果のあった治療薬やおすすめのお店、診療所など教えてあげると喜ばれるだろう。
4.職場での雑談力を高める方法5選
①相手にとって興味深い話を選ぶ
必要なのは「Funny(笑い)」ではなく、「interesting(興味深い)」な話題
超一流の雑談力 p59
冒頭でお話しした通り、無理をして笑いをとる必要はない。あえてこころがけるとすれば、笑いより「興味深い話」です。相手にとって興味関心がありそうなものを選ぼう。
相手が熱心に取り組んでいることをテーマに選べば、相手の考え方や生き方を理解したり尊重することができる。相手からしても自分の夢や生き方を分かってくれる人に悪い気はしない。むしろ好印象になる。
おすすめの話題は仕事関連。なぜ仕事を選ぶのかというと自分も相手も取り組むべき課題であり共通点となるからだ。
仕事周りの周辺情報や自身の失敗成功体験談、仕事の効率化方法などは、相手にとっても興味深いもの。役立つ小ネタを共有していけば、いつしか社内でも頼られる存在になるだろう。
②なるほどですねを卒業する
なるほどですね、そうですね、は「話を聞いていない人」の反応
超一流の雑談力 p78
へぇーそうなんですね。なるほどですねーというリアクションは、相手からみると、そっけなく感じてしまう。「この人本当に話をきいてくれてるのかな?」と不安になるのだ。それでは、相手に合わせて大袈裟にリアクションして愛想笑いすればいいのかというと、そうでもない。
これは、チャンスだと思ってみよう。相手が話しかけてくれているということは、自分から話始める必要がないのだからラッキーだ。人間関係のはじまりは、必ずどちらかがスタートしなきゃいけない。それを相手が始めてくれた。
雑談のテーマはなんであれ、たとえあなた自身に興味のないことでも、相手から話しかけてくれたことに対して感謝の気持ちを表すといいだろう。
書籍「超一流の雑談力」の中では相手が思わず話したくなるようなあいづちが紹介されている。あいづち「さしすせそ」といわれるものだ。
さ=さすがですね
し=知らなかったです
す=すてきですね
せ=センスがいいですね
そ=それはすごいですね
相手の話に、「さしすせそ」でリアクションしてみてみよう。相手も気分良く話を続けてくれる。
③そうですねに一言足す
「そうですね」で会話を止めず、「ひと言足して」返す
超一流の雑談力 p87
そうですねにある一言を加えるとさらに話題を深めることができる。その一言とは何か?というとあなたの感想や質問だ。こんな感じに使ってみよう。
たとえば、職場の同僚が次のように話しかけてくれたとする。
「コロナウイルスの影響でトイレットペーパーがどの店にもないんですよね」
これに対して、簡単な感想を付け加えてみる。
「そうですね。私も買えなかったんですけど、イオン系列のお店だと夜にいけば置いてあったりしますよ!」
このようにすれば、「そうですねー」と会話を終わらせてしまうよりは、グッと話が広がるだろう。
あらためて、雑談を広げる公式をまとめてみる。
そうですね+一言質問or感想or相談
さしすせそ+一言質問or感想or相談
おうむ返し+一言質問or感想or相談
おうむ返しは、相手が言った言葉をそのまま繰り返すこと。先程の例でいうと「トイレットペーパーどこのお店にもないですよね」と相手と同じ言葉を繰り返す手法だ。
一言質問をとっさに浮かべたいときは5W1Hをイメージしよう。
5W1H:Who(だれが)When(いつ)、Where(どこで)、What(なにを)、Why(なぜ)、How(どのように)
たとえば、「最近できたハンバーグのお店おいしかったよ」と同僚が話しかけてきたら、「知らなかったです!どのようなお店ですか?」などと話を広げらる。
④前回の話をネタにする
「この前教えていただいた〇〇、さっそく試させていただいのですが……」
超一流の雑談力 p142
これは、二度目の雑談のときに使うと効果的。雑談のテーマを前回の延長線上にもってくる。そうすることで、最初の雑談で築いた関係性に花が咲く。
たとえば、先程の雑談を例にしてみる。
「この前教えていただいたハンバーグ店、めちゃくちゃおいしかったです、ありがとうございました」
と感謝の気持ちを伝えることができたら相手も嬉しいし、お互いの心の距離も縮まるだろう。
⑤相手との会話情報はメモしておく
会話が終わったらすぐにメモを取る
超一流の雑談力 p114
雑談のポイントは、「相手の話したいことを聞き、相手の聞きたいことを話す」ことにある。会話が終わったら、その人との話題で盛り上がったことや、興味を示したところを、雑談ノートをつくって記録しておくのがおすすめだ。記録したネタは次の雑談でも活かせるし、新しいネタをみつけるのにも役立つ。
「この前教えていただいたハンバーグ店、めちゃくちゃおいしかったです、他にも美味しいお店おしえてください」と聞いてみれば、会話をヨコに広げて新しい雑談ネタが見つかったりする。
あるいは、
「この前教えていただいたハンバーグ店、めちゃくちゃおいしかったです、たくさんメニューがありましたが〇〇さんの定番はどれですか?」と聞いてみれば、会話をタテに深堀していくこともできる。
雑談はタテとヨコで広めたり深めたりできるので、一つのメモからどんどん広がっていくのだ。雑談ノートぜひ試してほしい。
5.まとめ
雑談とは何か?さまざまのことを気楽に話し合うことで、お笑い芸人のように相手を笑わせたり、話を盛り上げたり、おしゃべりになる必要はない。相手と程よい距離感で爽やかな人間関係を築くために、快適な空間で仕事をするために必要なものだ。
最初のきっかけとなる雑談に適したテーマは次のとおり。気候/相手の会社情報/衣服、ファッション/健康/趣味/最近のニュース/共通のこと/出身地/血液型/仕事。
職場での雑談力を高める方法はつぎの5点。
①必要なのは「Funny(笑い)」ではなく、「interesting(興味深い)」な話題
超一流の雑談力
②なるほどですね、そうですね、は「話を聞いていない人」の反応
③「そうですね」で会話を止めず、「ひと言足して」返す
④「この前教えていただいた〇〇、さっそく試させていただいのですが……」
⑤会話が終わったらすぐにメモを取る
いきなり全部を実践するのは難しいかもしれないけれど、一つ一つあなたのできる範囲で進めてみてくださいね。それではまた!