どうも菊之進です!
今回は、『脳を破壊する最悪の習慣6選!止めるだけで人生好転』をテーマにお話します。
意外と知らなくて、やってしまいがちな。でも実は脳に深刻なダメージを与えてしまう習慣とはなにか?
脳の老化を防ぐために早い段階でやめたほうがいいことを、改善策とともにお伝えしていきます。
記事の内容を動画で聞きたい人はこちら↓
▶︎YouTube:脳を破壊する最悪の習慣6選!止めるだけで人生好転
1.長時間のスマホ
あなたは、「スマホ脳疲労」や「スマホ認知症」という言葉をきいたことがありますか?
昨今、医師や脳科学者の間でスマホの使いすぎによる脳へのダメージがよく話題になります。
かいつまんで言うと、長時間スマホによって、脳内に大量にインプットされた情報が処理しきれず、それらがまるでゴミ屋敷のように頭の中に散らかって、脳疲労を引き起こすという話です。
脳疲労によって影響がでるのは「前頭葉」と呼ばれる、脳内で判断や意欲、感情などを司る部分になります。
前頭葉の機能が低下すると、次のような症状がでてきます。
・物忘れが多くなる
・約束を忘れる
・うっかりミスが増える
・思考力、判断力、集中力、意欲が低下
・イライラしやすくなる
・キレやすくなる
・やたらと涙が出る
引用:脳疲労に要注意!集中力や記憶力にも影響する 「スマホ脳疲労」
僕自身、中毒のようにスマホばかり触っていた頃は、これらの症状の半分以上当てはまってました。なんだか頭が重たくて自分でも「脳が疲れてるな」とわかるくらいでした。
「スマホ脳疲労」に警笛を鳴らしている脳神経外科医の奥村 歩先生によると、この状態を放置すればかなりの人がうつ病や認知症に発展するとのことで、気をつけたいところです。
食事の合間やトイレやお風呂でもスマホを見る、寝る直前まで見る、車の運転中も見ると言う人は要注意です。ちょっとした息抜きのつもりが、脳にとっては大きな負担になっています。
1日にすこしでもいいので、何もしない時間をつくりましょう。スマホから手を離す時間です。
なぜこれが大事なのかというと、人間の脳は、ボーッとしているときに、溜まった疲れをとったり、感情のストレスを除去したり、散らばった記憶の断片を整理しているからです。
このように脳が自らを正常な状態に保つように働く活動を、専門用語で『デフォルト・モード・ネットワーク』と呼びます。簡単にいうと脳のメンテナンス活動です。
先ほどあげた、脳疲労の症状に少しでもあてはまっていたら、意識的に脳をやすませてあげるといいでしょう。
余談ですが、あのスティーブ・ジョブズもスマホによる脳疲労を怖れて、自身の子供のスマホを制限していたそうです。
「アップルの創業者、スティーブ・ジョブズ氏は、10代の子どもにiPadを使える時間を厳しく制限していた。マイクロソフトの創業者、ビル・ゲイツ氏は、14歳になるまで子どもにはスマホを持たせなかったと話している」
ジョブズやゲイツも恐れた「スマホ脳」 どうしたら避けられるのか!?
スマホ依存は薬物のヘロインにも匹敵するということで、どっぷり浸かってしまうと、なかなか離れられなくなります。脳を守るためにも、必要以上に触ってしまわぬよう注意したいですね。
2.脳の血管を詰まらせる食事
日本人の死亡原因の第4位が脳の血管の病気です。そのなかでも特に多いのが脳梗塞です。毎年約10万人の方が亡くなっています。
脳梗塞とは、脳の血管が突然詰まって、血流が途絶え、脳の神経細胞が壊死する病気です。その主な原因が、動脈硬化です。
動脈硬化とは、血管の内側に脂肪のかたまりがこびりついて血行が悪くなり、血液が詰まりやすくなる状態を指します。
一番の問題は、これが自覚症状がないまま、自分でも気づかぬうちに進行するということです。
症状が出る頃にはときすでに遅し。脳が劣化するどころか、生命の危機に陥ったり、助かっても後遺症が残る可能性があります。そのような事態は極力避けたいところです。
それでは一体、どんな食事をとると動脈硬化になりやすいのでしょうか?簡単に紹介します。
- 脂身の多い肉
- チョコレート
- 卵黄
- インスタントラーメン
- ポテトチップス
- チーズやケーキ
などなど、これらは、血中のコレステロールを増やし動脈硬化を促します。なんとなく体に悪そうだなとおもっていたものは、やっぱり悪影響なんですね。
一方で、血中のコレステロールを下げる食品もあります。
- 大豆食品
- 野菜
- 海藻
- 青魚
- 果物
- 植物性油
理想は、コレステロールを上げる食品は控えめにして、下げる食品は積極的にとることですね。
今の食事が10年後の自分をつくります。将来のために、少しずつ体に有害な習慣を断ち切っていきましょう。
3.慢性的なストレスの放置
職場でひどい嫌がらせを受けていたり、仕事の面で常に大きな不安やプレッシャーを抱えていないでしょうか。
ほぼ毎日のように、対人関係や仕事の面で強いストレスを感じていたら気をつけてくださいね。
受けるストレスが一過性のものなら身体は正常に保たれますが、長期的なものであれば対応しきれなくなります。
というのも、日常的に強い精神ストレスにさらされると、からだは「コルチゾール」というストレスホルモンを過剰に分泌します。
このコルチゾールが曲者で、脳の中で記憶や学習能力に関わる「海馬」とよばれる部分を萎縮させることがわかってきたのです。
海馬がダメージをうけることで、短期記憶や長期記憶の低下を招きます。
それによって、物忘れやうっかりミスが増えたり、取引先との大事なアポイントをすっぽかしてしまったり、日常生活にも支障をきたしてきます。
対処法は2通りです。
まず一つ目は、ストレス源から離れること。
ストレスの原因となっている人間関係を断ち切ることです。
人事部に訴えて部署を変えてもらったり、転職活動をして職場を変えるというのが一番ですが、現実問題として、なかなかそう簡単には決断できないでしょう。
もしあなたが想い悩んでいるのなら、以下の記事が参考になります。
参考:転職の決断で悩むあなたへ迷いをスッキリ晴らす7つの方法
そこで二つ目の対策です。これは、ストレスそのものを受け流したり、溜まったストレスを発散するという方法です。
ストレスそのものを受け流す方法は、スルースキルを上げる方法5選!嫌なことを受け流す思考習慣という記事で詳しくお話ししましたので、興味のある方は是非みてみてください。
あなたを不快な気持ちにさせる相手の言動を上手く受け流す方法を紹介しました。
つづいて、ストレスを発散する方法ですが、これは人によって異なります。
ストレスの度合いに応じた、あなただけの「気晴らしリスト」をつくってみましょう!
- 美味しいものを食べる
- 旅行にいく
- ショッピングする
- 温泉に入る
- 友人に相談する
- カラオケをする
などなど。自分にあったものをリストにしていきましょう。精神的に追い込まれていると、息抜きすることさえ消極的になりますが、だからこそちゃんと休んだ方がいいです。
そこまできている人は、体の限界サインだと思って、意識的に時間をつくってあげてくださいね。
4.日常的な運動不足
座ってばかりで体を動かさない生活を送っていると、脳が退化するという研究も出てきています。
ボストン大学の研究によると、中年期の体力不足は20年後の脳細胞の量を減少させる可能性があることがわかりました。
運動不足に陥ると、体の筋力がおちて姿勢が悪くなり脳への血流が低下します。次第に脳そのものが萎縮して認知症の発症リスクも高まるのです。
脳の老化をおさえるためにも、やはり運動は効果的です。
できることなら毎日10分程度、難しくても週に2〜3回は、やや息が弾むくらいの、軽い運動を継続するのがいいと言われています。
ウォーキングやジョギングをしたり、自転車を漕いだり、なるべく階段を使って上り下りするだけでも違います。
日常生活の中で意識的に体を動かしていけば、心肺機能が高まり脳血流も改善されます。将来のためにも、今から健康貯金をしておくのがいいですね!
5.睡眠不足
お察しの通りですが、慢性的な睡眠不足も、脳に深刻なダメージを与えると数多く報告されています。
- 睡眠時間が1時間短くなると脳が縮み認知機能が低下する
- アルツハイマー病を発症する可能性が上がる
- 食欲増進ホルモンが増加して、甘いものを間食したり夜食をとったりすることが増える
- 糖尿病の発症率が上がる
- 高血圧発症の危険因子になる
- 集中力が低下しミスが増える
- 判断能力が低下する
- 死亡率が上がる
などなど。睡眠不足は脳に害でしかしないのです。
日本人の理想の睡眠時間は7時間ですので、毎日5時間程度という人は気をつけてくださいね
週末寝だめをする場合は、寝すぎてしまうと、体内リズムがくずれて、週明けの仕事にひびきます。
たとえば、土日休みで月曜から仕事のひとは、土日にたくさん寝て、起きるのが昼過ぎなんてこともザラにあると思いますが、そうすると、日曜のよるに全然眠れず月曜日がとても辛いですよね。
でも、そうはいっても寝だめをやめることができない。
そんな人のために、休日の寝溜めのポイントを2つご紹介したいと思います。
1.平日の起床時間よりもプラス2時間以内に起きること(平日朝7時起きの人は、休日は9時までにおきます)
2.昼寝は午後3時までに1時間位が目安
参考:寝溜めはOK! 寝酒はNG! ビジネスマンのための睡眠コントロール術
この2つを満たせば、体内リズムが大きく崩れることがなく、週明けの月曜日も楽になりますので、是非ためしてみてください。
6.悪口
人の悪口を言ったらよくないよと聞いたことがあると思います。
悪口をいった人は、それが巡り巡って必ず自分にも返ってくると言われますが、今回は悪口どころかもっと悪いものが返ってくることがわかりました。
東フィンランド大学の研究によると、世間や他人に対する皮肉や批判度の高い人は認知症のリスクが3倍、死亡率が1.4倍も高いことがわかったのです。
人の悪口ばかり言っている人は、先ほども紹介した「コルチゾール」というストレスホルモンが多く分泌されています。
コルチゾールは、脳内の記憶や学習能力に関わる「海馬」を萎縮させるので、これが認知症の発症の原因になっているのかもしれません。
ストレス発散のために悪口をいうと考える人は多いと思いますが、実際はその逆。ストレスをどんどんため込んで自分の寿命を縮めていたとはびっくりです。
余談ですが、「悪口ばかりの同僚の話を聞いた後にやたらと疲れる」と言う人も気をつけてくださいね。
悪口を聞かされるだけでも、ストレスホルモンのコルチゾールが増加するという研究報告が出ています。
一緒にいるとなんだかしんどい…という人とは、距離をおいた方がいいかもしれません。
まとめ
脳を破壊する最悪の習慣は次の6つでした!
- 長時間のスマホ
- 脳の血管を詰まらせる食事
- 慢性的なストレスの放置
- 日常的な運動不足
- 睡眠不足
- 悪口
以上になります。
これらの習慣を止めることで、脳はますます活力をとりもどします。
やってみると難しいものばかりですが、是非チャレンジしてみてくださいね。