どうも!菊之進です。
他人の抱いている感情や心の動きを理解し、それに寄り添うような態度・行動をとることができる「共感力」ですが、うまく使えば相手から絶大な「信頼」が得られる一方、うまく使いこなせないと大きな「ストレス」を抱え込むことになります。
つまり、共感力とは諸刃(もろは)の剣(つるぎ)なんです。非常に役に立つ反面、使い方を間違えると大きな害になる危険もあります。今回は、共感力が高い人の特徴や、共感力が高いことで得られるメリット、デメリットの観点からその全貌に迫ってみたいと思います。
こんなあなたへ
- 人目を気にしすぎてしまう
- 自分の言動が相手を不快にさせないか常に意識している
- 周りからの評価がとても気になる
- 周囲に気を使いすぎてしんどい気持ちになる
- 相手にあわせるために自分の感情を押し殺すことが多々ある
- 対人関係に疲れてしまった
記事の内容を動画で聞きたい人はこちら↓
▶︎YouTube:共感力の高い人に共通する7つの特徴とメリット・デメリット
1.共感力とは?
「共感」について辞書を引くと「他人の考え・主張に、全くそうだと感ずること。その気持。同感」であることがわかる。
ではなぜ、コミュニケーションにおいて他人の気持ちに共感することが重要なのだろうか。それは、人は常に誰かに自分のことを知ってほしい、自分の存在価値を認めてもらいたいという「承認欲求」を持っているからだ。
つまり、共感を通して相手の「承認欲求」を満たしてあげられる能力が高い人のことを「共感力」があるという。
こちら側が相手の気持ちに共感することだけが、共感力ではない。相手から見て「この人だったらわかってくれる」「この人だったら信頼できる」と感じてもらえる、心と心が通じ合った状態を作れる人が、「共感力の高い人」であるといえる。
2.共感力の高い人の特徴7選!
- 人間観察が得意。周囲の人に興味を持って観察し、顔つきや髪型、服装などの見た目、小さな言動の違いから相手の気持ちを察することができる
- 相手と自分の共通点を見つけられる
- 相手と会話するときは相手が7割、自分が3割くらいの配分で話せる
- 相手の話をきちんと聞く「傾聴力」がある
- 相手の話を否定したりしない
- 求められない限りアドバイスしない
- 内向的な性格(一人一人の人と深く付き合うタイプ)
3.共感力を身につけるメリット4選!
- 相手から頼られ信頼される
- 困った時に助けてもらえる
- 異性にモテる
- 自分の人生だけでなく相手の人生からも多くの学びが得られる
4.共感力が高い人の4つの注意点(デメリットを回避する)
共感力があることは、素晴らしいことだけれども、相手に対して過剰に気を使うと逆効果になってしまうこともある。共感力が高いのに人間関係が上手くいかない。コミュニケーションに疲れるといった人は、次のことに気をつけよう。
①愚痴や不満には共感しない
不平・不満、愚痴・悪口はどんなものであっても体に毒。毒を体に溜め込んでもしんどくなるので、そういったことを口にする相手がいたら、そっとその場から離れよう。
②相手の決断に口を出さない
共感力が高いと、相手から相談されることが多く、深い部分までアドバイスを求められる。本当は相談者が決断しなければならない大事な選択まで、委ねられてしまうことがあるだろう。
そんな時の注意点は、相手自身に決断してもらうこと。もし、「絶対に〇〇したほうがいいよ」などと相手の悩みに答えをあげてしまえば、相手に依存されてしまい、相手の人生という重たいものを一緒に背負うことになってしまうから。
時に優しさは「相手の成長を奪うという」罪になる。何でも助けてあげてはいけない。答えではなく、気づきを与えて自立を促すようにもっていくと爽やかな人間関係を築くことができる。
③自分の意見や考えまで相手に合わせてはいけない
共感力が高いと相手の意見に合わせてしまうために、自分の意見をないがしろにしてしまう。相手の意見を尊重すればするほど、自分自身を見失いかねない。
周囲のひと全員の意見に合わせて生きていくのは、実はとても大変で疲れることだ。だからこそ大事にしてほしい、自分の感情や考え方も。嫌な時は、勇気を持って嫌と言ったり、自分を曲げてまで同調することなんてない。
④ストレスを溜め込まない
共感力が高いということは、感受性の強いアンテナをたくさん張り巡らせている状態に等しい。色々な人の気持ちがわかる分、精神的なエネルギーを多く消費する。
解決策としては、アンテナを張る場面、張らない場面でしっかりメリハリをつけること。また、溜め込んだストレスは定期的に発散させて疲れをため込まないようにしよう。
5.まとめ
以上です。せっかく素晴らしい共感力があるのに、人間関係がうまくいかないという人は、他者本位になりすぎてしまっているかもしれません。
ほどよく力を抜いて、先に述べた4つの注意点を参考に、共感する場面、してはいけない場面の線引きをしっかりしておくと楽になると思います。
応援していますね。それではまた!