どうも!菊之進です。
今日は、メンタルを強くする具体的な方法についてお話しします。
こんなあなたへ
- 些細なことでも深く傷つき落ち込んでしまう
- 誰かに悪口を言われるとずっと気にして色々深く考え込む
- 誰かがヒソヒソ話していたら自分の陰口だと思ってしまう
- 人に嫌われるのが怖くて友達や他人に合わせすぎてしまう
- 自分の言いたい事が言えない
- 失敗が怖くて積極的になれない
- 他人からの評価を気にしすぎる
- 自分に自信がない
記事の内容を動画で聞きたい人はこちら↓
▶︎YouTube:メンタルを強くする方法5選!些細な事で落ち込まない思考法
1.メンタルの強さとは何か?
そもそもメンタルの強さとは何のことを示しているのか。メンタルが強い人には5つの共通点がある。
- 嫌なことがあっても、心が折れることなく執拗以上に思い悩まない
- 嫌なことがあっても、自分を保てる強い精神力がある
- 嫌なことがあっても、ひるまずに何かをやり抜こうとする意志の力がある
- 嫌なことがあっても、明るく前向きに捉えることができる
- 嫌なことがあっても、立ち直りが早い
これらを備えた人が一般的にはメンタルが強い人とされている。
2.メンタルを強くすることは可能か?
結論から言うと、メンタルを強くすることは可能だ。生まれ育った環境やもともとの性格が原因でメンタルが弱い、どうすることもできないと思っている人も多いだろうが、安心して欲しい。
1995年にアメリカの行動心理学者 D.ゴールマンが、人間の聡明さ(芯の強さ)を決めるのは知能指数 IQではなく EQであると唱え、大きな反響を呼んだ。頭の良さがIQで決まるなら、心の強さはEQで決まると提唱したのである。EQは大人になってからでも鍛えられる。
3.メンタルの強さを測るEQとはなにか?
「Emotional Intelligence Quotient」の略語で、日本では「こころの知能指数」といわれている。EQは次の5つの能力を磨くことで鍛えることができる。
- 偽りのない自分の気持を素直に認め、心から納得できる判断を下す能力(他人に左右されずに自分の意思を尊重できるか)
- 不安や怒りなどの衝動をコントロールできる能力(嫌な感情に襲われた時に、それを制御し、心を落ち着かせることができるか)
- 窮地に陥っても自分自身を励まし楽観的な考えを維持できる能力(物事を明るく前向きにとらえられるか)
- 他人を思いやり共感できる能力(自己中心的にならずに他人の考えや気持ちも尊重できるか)
- 集団の中での調和と協調を重んじる社会的能力(集団のなかでの自分の役割を理解して周囲の人間と協力していけるか)
参考:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
これら5つの能力をバランス良く鍛えることで、EQが高い人、すなわちメンタルの強い人になることができる。
4.メンタルを強くする5つの方法
それではここからは、メンタルを強くする(EQを鍛える)具体的な方法を紹介する。
①自分にダメのレッテルを貼らない
自分に対して厳しい人は、心のどこかで「自分はダメなやつ」というレッテルを貼って、知らず知らずに自分のメンタルを傷つけてしまう。
- 失敗ばかりする自分はダメ
- 些細なことを気にしすぎる自分はダメ
- 言いたいことも言えない自分はダメ
自分のことをダメ認定すればするほど、「ダメな自分が何をやってもどうせうまくいかない」と自分に自信がもてなくなる。いやなことがあっても「自分がダメだからしょうがない」と心挫かれたまま、前に進めなくなってしまうのだ。
そうならないためには、自分に「ダメレッテル」を貼らないことが大切である。先ほどの「〇〇する自分はダメ」の部分を次のように言い換えてみてほしい・
- たくさん失敗しても踏ん張っている自分はすごい
- 些細なことを気にしなきゃいけない環境で頑張っている自分はすごい
- 言いたいことを言わずに我慢できる自分はすごい
語尾をすごい!に言い換えるだけで、ダメだと否定した時と比べて印象が180度異なる。辛いことがあっても必死に堪えて努力しているあなたは、ダメなんかじゃなくてすごいのだ。このように、自分に優しくして温かい言葉をかけてあげよう。
これを重ねていくと、次第にありのままの自分を受け入れることができ、人は人、自分は自分。と思えるようになる。
反対に、自分に対して厳しいままでいると、いつも自分と他人を比較して、自分は劣っている、こうでなきゃいけない、ああでなきゃいけないと感じる。執拗以上に自分を責めたり傷つけてしまう。それは辛い。
だからもし、あなたの中に「自分はダメなやつ」というレッテルがあるのなら、それを一枚一枚剥がしてみてほしい。「〇〇する自分はダメなやつ」から「〇〇するできる自分は頑張っている、すごい」と言い換えよう。まずは、自分に対して優しくなるところからスタートだ。
②自分の居場所を複数つくる
自分の居場所が一つしかないと、そこで嫌なことがあったら逃げ場もなく精神的に辛い。たとえば、所属するコミュニティーが会社しかないと、そこでの生活が人生の全てのように感じる。いやなことがあったときに親身に相談できる人がいれば良いが、誰もいないとなるとキツい。
そこでおすすめなのが、会社以外にも自分の居場所を確保すること。社会人サークルに参加したり、習い事を初めて見たり、飲み仲間をつくったり、副業してみたり。複数のコミュニティーに所属すると自然と安心感が芽生える。
「三本の矢」という教えを聞いたことがあるだるか。矢は1本だと簡単に折れてしまうが、3本束ねると簡単には折れない。メンタルもこれに等しい。自分の居場所が複数あれば折れにくくなる。
もし会社にしか居場所がないというひとは、これを機に自分が夢中になれることを初めてみるのはどうだろうか。僕も会社勤めをしていた頃に、バイオリン教室やスポーツジムに通って何人かの親しい友人ができた。職場の人には相談しづらい悩みを聞いてもらったりして心の支えになっていたのを思い出す。
③スルースキルを鍛える
理不尽なことを言ったり、八つ当たりしたり、悪口や陰口をたたいたり、人格否定をしてくるような人は、残念ながらどんな職場にもいる。僕たちは、野蛮なトラがいる檻の中に放り込まれてそこで仕事をしないといけない。そんなストレスフルな環境でもうまくやっていくためには、スルースキルが必要だ。
スルースキルとは、自分を不快な気持ちにさせる相手の言動を上手く受け流す能力のこと。これがあると厄介な会社の人間関係や、煩わしい友人関係を回避できる。
負の感情を自分の中にため込まずに楽に生きていく方法については、スルースキルを上げる方法5選!嫌なことを受け流す思考習慣という記事を是非参考にしてほしい。
④メンターを見つける
自分の中に目標にしたい人、尊敬できる人、すなわちメンターを設定しよう。メンターとは、自分自身の仕事やキャリア、人生の手本となり、助言・指導をしてくれる人のことである。
メンターは、職場の人に限らなくてもよい。アニメや漫画に登場するキャラクターでもいい。この人のいうことは共感できて、勉強になるし、自分もとりいれたいと思える人を見つけよう。
実は僕にもメンターは3、4人ほどいる。変な話だが、誰ともあったことはない。そのうちの1人はすでに亡くなっている哲学者で、もう1人は好きなアニメのキャラクターだ。彼らのおかげで確実に自分のメンタルが強くなった。
メンターというのは、心の添木のような存在です。添木とは、草木などが倒れないように、支えとして使われる木のこと。骨折・捻挫(ねんざ)の治療の際に、患部を固定するために当てる板としても知られている。
メンターがいると、前向きな気持ちになり、困難にたちむかう勇気をもらえたり、モチベーションが上がったりする。未来の自分のモデルになるような存在を何人かみつけておくと、本当にメンタルがつよくなる。
⑤自分の元気スイッチを知る
人間の心には暗くなったり明るくなったり、どんな人にも必ず波がある。暗くなったら明かりを灯そう。そのためには自分が元気になるスイッチを知っておく必要がある。元気スイッチの入れ方は人によって異なる。
- お気に入りのカフェでまったりすごす
- コメディ映画をみて声を出して笑う
- お香を焚いてヨガをする
- ヘッドスパで癒される
- 美味しいものを食べる
- ぐっすり眠る
- ジムで汗をかく
5.まとめ
メンタルの強い人は次の5点に当てはまる人のこと。
- 嫌なことがあっても、心が折れることなく執拗以上に思い悩まない
- 嫌なことがあっても、自分を保てる強い精神力がある
- 嫌なことがあっても、ひるまずに何かをやり抜こうとする意志の力がある
- 嫌なことがあっても、明るく前向きに捉えることができる
- 嫌なことがあっても、立ち直りが早い
メンタルを強くすることは可能だ。頭の良さがIQで決まるなら、心の強さはEQで決まる。EQは大人になってからでも鍛えられる。
メンタルを強くする(EQを鍛える)方法は次の5つ。
- 自分にダメのレッテルを貼らない
- 自分の居場所を複数つくる
- スルースキルを鍛える
- メンターを見つける
- 自分の元気スイッチを知る
波のことではへこたれない精神力が身につくこといいですね。陰ながら応援しております。それではまた!