日本人を苦しめる減点方式の弊害!幸せを掴むには加点方式を

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どうも!菊之進です。

「何でもかんでも全て上手くやってあたりまえで、自分に対しても人に対してもダメなところばかりが気になってしまう」と思い悩む人はとても多い。

  • ここが駄目。あれができてない。
  • そのやり方は間違ってる。
  • あいつはまたミスをした。やらかした。
  • あの人のここが悪い。

このような、減点思考が染み付くと物事をネガティブな目でしかみられなくなり、自分も含めて誰のことも愛せなくなってしまう。

毎日が許せないことばかりで覆われ「1日に1回はイライラしてる」という人は、まさにこの減点方式に苦しめられているのだ。

そこで今回は、日本人を苦しめる減点方式の弊害と、心を軽くする加点方式を身につける方法を紹介する。

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▶︎YouTube:日本人を苦しめる減点方式の弊害とは?幸せに生きるためには加点方式の採用を!

菊之進
それではどうぞ!

1.減点方式とは

減点方式とは、理想の自分を想像して、悪い点や失敗などがあれば、そこからの引き算で自分自身の価値を決定づける考え方のこと。最初100点満点で、失敗するとそこから少しずつ点数を削っていく評価の仕方。

減点方式を採用していると、自分だけでなく他者のこともダメなところばかり気にしてしまう傾向があり、失敗=悪いこと、恥ずかしいこと、極力避けてとおるべきこと、という風に受け取ってしまいがちだ。

2.日本は減点方式の国

日本は、学校や職場、子育てからメディアのニュースまで至る所に減点方式の考え方が根付いている。

①学校教育

僕たちは9年間の義務教育のなかで、常にテストの点数によって評価づけされてきた。そのため、テストで悪い点をとれば、親や先生に怒られ、冷たくされて、「人としていきる価値もないのか」という気持ちにさせられたこともあったと思う。

一般的にテストで100点以上とれることはない。どれだけ良い回答をしたとしても110点や120点をとることはできない。最初から獲れる点数の上限は100点までと決まっているため、学生たちは「良い回答をしよう!」という努力よりも、「間違えない努力をしよう!」と必死になる。

減点方式を採用している学生社会では、間違いの多かった者が敗者になるという掟があるため、僕たちは小さい頃から「間違いはあってはならないこと」という価値観を強く育てられてきたのだ。

②職場における上司部下の関係

職場においても減点方式の考え方が蔓延している。とくに“採点者”といわれる上司にその傾向が強い。部下のことを自分の理想像からの減点でしか見られなくなっている上司をよくみかける。

そのような上司は、部下が努力したりチャレンジしたことは、よほどのことがない限り認めず、ミスしたことばかりをネチネチとほじくり返す。

僕もチームミーティングでボロクソに言われたことがある。「こんなこともできないなんて小学生以下」と。反対に大きな成果をあげても「今良いからといって安心するなよ。今のうちに売れなくなった時に備えておけ」と。

学校教育の延長に会社という縦社会があることを鑑みれば、確かに減点方式を採用する上司が多いのも納得できる。

③メディアのニュース

芸能人やタレント、政治家が何かやらかして、マスコミや世間の人達が叩く叩く。一度でも失敗してしまったら、もうやり直しがきかないくらいに潰してしまう。毎日、そんなニュースばかり流れていることに気づく。ここでもやはり、「減点方式」が猛威を振るっているのだ。

3.減点方式の弊害

日本では社会全体が減点方式に大きく傾いているように見える。減点方式のはびこる社会では、「失敗」することが許されない。これでは、失敗を恐れるあまり、挑戦しようとする人が少なくなるという弊害が生まれる。

さらに冒頭にお伝えしたように、自分自身にも、他人に対しても完璧を求めているので「人のダメなところばかり」が目についてしまう。心の中は常に、誰かに対する不平不満や愚痴悪口で支配されることになるのだ。

果たしてこの状態が幸せと言えるのだろうか。

僕はそうは思わない。自分や他者を許すことができないかぎり、心の平穏は訪れないと思っている。穏やかで充実した気持ちで毎日を迎えるためには、減点方式を脱却し、加点方式を採用することが大切だと感じている。

4.加点方式とは

スタートが0点で、物事に取り組んだ際に上手くいったら加点していくという評価体制のこと。加点方式のポイントは、たとえ失敗しても+0点で、減点されないということなのだ。

減点されないから、失敗しても自分を責めたりせずに「いい経験になったからいっか!」と思える。そして自分以外の他者の失敗にも寛容になれる。失敗は悪いことじゃないからだ。

加点方式のもとで積み重なっていくのは、成功や喜びしかない。これらが自分の活力になって、学びと成長の好循環を生み出していく。

4.加点方式を身につける方法

社会全体が減点方式だからといって、「じぶんもそうなるしかない」と落ち込むことはない。加点方式の考え方は今すぐにでも身に付けることができる。

自分に対して

  • どんなに些細なことでも、できたことを褒める習慣をつける
  • 目標を小さくすれば加点しやすい

②他者に対して

  • その人の良いところを見つける 
  • 悪いところばかり数えない

上記2点を習慣づけていけば加点方式は自ずと採用される。

5.まとめ

頭の中が「減点方式」ベースになっていると、失敗が許されないから苦しくなる。そうではなく「加点方式」を採用しよう。

加点方式では、失敗しても0点。加点することだけに注目できるので前向きになれる。失敗した自分を許して、うまく行った自分にもっと着目して生きていければ人生が充実するよ。それではまた!

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