どうも菊之進です!今日は、聞き上手になる方法について!好感度がグンと上がる話の聞き方「あまくさの法則」をご紹介します。
「聞き上手」は人間関係を円滑にするコミュニケーション能力の一つです。聞き上手な人は、仕事や恋愛、家庭などあらゆる場面で、相手から好感や信頼を得ることができます。
聞き上手になるために、たくさんのノウハウを身につける必要はありません。今回、ご紹介する「あまくさの法則」さえ覚えてしまえば、どんな場面でも応用が利きます。これであなたも聞き上手の仲間入りです。
記事の後半では、逆に好感度を下げてしまう、やってしまいがちなNG言動もご紹介します。こちらも合わせてご覧くださいね。
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▶︎YouTube:聞き上手になるには?好感度がグンと上がる!あまくさの法則
1.聞き上手とは
一般的に「聞き上手」というと、相手が気持ちよく何でも話せるように、会話の主導権を譲ることを指しますが、一歩先をいく「聞き上手な人」はこれにプラスα大事な心構えを持っています。
それは、相手の気持ちを受け止め、心を癒し、励まし、勇気づけることです。このようなスタンスを持って会話に臨むことで、相手はあなたに心を開き、信頼できる人だと感じます。
相手の本音を引き出し、感情を吐き出してもらうことで、相手はあなたのことを最高の理解者であると認識するのです。次のコーナーでその具体的な方法をお話しますね。
2.聞き上手になるには?具体的な4つの方法
精神科医でメンタルクリニックの総院長を務めるゆうきゆう氏の著書”「なるほど!」とわかる マンガはじめての心理学”を参考に、聞き上手になれる「あまくさの法則」をご紹介します。あまくさの法則とは何か?
あ:あいづち
ま:まとめ
く:クエスチョン
さ:賛美(褒めること)
これらの頭文字をとったものです。この4点を押さえることで、聞き上手な人になれます。それでは一つずつご紹介していきますね。
①あいづち
相手の話に耳を傾けて相づちを打つことで、「この人は話を聞いてくれているな」という安心感を与えることができます。汎用性の高い相槌として、「はい」「うん」「なるほど」「たしかに」「そうなんだー」「へー」というものが挙げられますが、同じような相槌を繰り返し使っていると逆効果になってしまいます。「この人は適当に話を聞いているだけかも」と思われてしまうのです。
そんな訳で、真剣に話を聞いている姿勢を伝えるためにも、相槌バリエーションを豊かにすることが大切です。それでは早速、知っておくと便利な相槌をいくつかご紹介します。
話が盛り上がる相槌
- 私も同感です/もっともですね
- 本当ですか/知らなかったです
- センスありますね
- さすがですね/すごい!
- 頭いいですね
- ついてますね
- 大変でしたね/ひどい話ですね
- いい話ですね/続きが気になります
- おもしろいですね
これらの相槌をつかうことで、相手の気持ちや意見に共感を示すことができます。ここぞという場面でつかうことで、話も盛り上がりますよ。実践でつかってみてくださいね。
②まとめて伝える
相手の言葉を繰り返したり、要点をまとめて伝えてあげることを心理学ではバックトラッキングと呼びます。バックトラッキングとはいわゆる「オウム返し」のことです。これを行うと、相手は自分の話がよく理解され、受け入れられているという感覚を持つことから、信頼関係の構築に役立ちます。具体例を3つあげますね。
一つ目の例:相手の話の中にある事実を繰り返す
相手 :「この前、中学校の同窓会に行ってきたんだよ」
あなた:「へぇ〜中学校の同窓会に行ったんだ」
このように切り返すことで、相手は自分の話に興味をもってくれているんだなぁと感じます。
二つ目の例:相手の気持ちや感情を繰り返す
相手:「この前の試験の結果が60点だった…ヤバすぎる。あんなに頑張ったのに」
あなた:「それはヤバいね…あんなに頑張ったのにね。悔しいね」
このように感情繰り返すことで、相手に同調し共感を得ることができます。
三つ目の例:相手の話を要約する
相手:「今日は最悪の日だった。理不尽な上司に責められて、そのせいか、仕事でもミスを連発しちゃって。お客さんにも怒られるし…」
あなた:「だいじょうぶ?今日は散々な1日だったね。嫌な上司に仕事のミス。落ち込むのもムリないよ」
このように相手の話をまとめることで、相手は自分のことを理解してくれていると感じ、安心感を抱きます。以上3点、バックトラッキングを行うときは、相手の話の中にある事実や感情を繰り返し、相手の話をまとめるようにしましょう。
③クエスチョン
コツは、話の要所要所で、合いの手をいれるように質問することです。相手が話をしやすくなり自然と会話が盛り上がります。おぼえておくと便利な「合いの手質問」は以下のとおりです。
- どうして?
- それから(どうなったんですか)
- それで(どうしたのですか)
- と、いうと?
- つまり(〇〇ということですか)
この5つだけで相手の話を深堀することができます。相手との会話を広げ、より豊かなコミュニケーションを生むことができるでしょう。
④賛美(褒めること)
人の基本的な欲求のひとつに「承認欲求」があります。承認欲求とは、他者から認められたい、自分は価値ある存在だと認めて欲しいという欲求です。この承認欲求を満たしてあげられるのが「褒める」という行為です。その人が欲しい言葉をかけてあげられる人間は好かれます。褒められた人の表情はほころび、気持ちよく会話が弾むでしょう。
ただし、褒め方にはコツがあります。外見よりも内面を褒める。結果よりも行動を褒める。中身のない褒め言葉を使ってはいけない。などといろいろあります。細かいポイントをあげればきりがありません。
相手から好感を持たれる褒め方については、『褒め上手になる方法!人に好かれる褒め方・嫌われる褒め方』という記事で解説しましたので、気になる方は是非ご覧くださいね。
3.聞き上手から遠ざかる!NG言動3選
①好感度が下がる相槌をうつ
よくやってしまいがちな、あまりよくない相槌が3つあります。
- たしかに
- なるほど(ですね)
- はい、はい
この3つです。「たしかに」や「なるほど」は、上から目線で偉そうな印象を相手に与えてしまいます。家族や友人と話す分にはまったく問題ありませんが、先輩や上司、お店のお客さんとの会話の中では控えたいフレーズです。
また、「はい、はい」と連呼すると、 相手は真剣に聴いてくれていないと感じます。これは、重ね返事といってビジネスマナーとしても不適切です。
②聞き役に徹する
聞き上手になりたいという気持ちから、ついつい相手の話を聞いてばかりになってしまうことがあります。しかし、相手も話すばかりでは疲れます。時には自分が聞き役に回りたいこともあるでしょう。聞き上手な人の「聞く:話す」の割合は「7:3」であると言われています。
3割は自分に関する情報を打ち明けましょう。心理学では自己開示と呼ばれています。自己開示することで、相手もいろいろなことを打ち明けてくれるようになり、お互いの距離が縮まります。
③アドバイスする
相手から求められてもいないのに、「余計なお世話かもしれないけれど…」「私はこうした方がいいと思うよ」とアドバイスをするのはNGです。
『馬を水辺につれていけても水を飲ませることはできない』という諺があるように、本人にその気がないのに、周囲の人間が強制しても無駄になります。無駄で終わるならまだしも、人によっては強い不快感を抱くことがあるので注意が必要です。
アドバイスしてはいけいない理由はもう一つあります。それは、相手の成長する力を奪ってしまうからです。たとえると、算数の問題でいきなり答えを教えてしまう先生のイメージです。
アドバイスが多いと相手は自分で考える意欲を失い、アドバイスをしてくれる人に依存するようになります。そうなると、相手の人生を背負うことになり、辛くなってしまいますよね。一流のカウンセラーが、カウンセリングを受けるクライエントに極力アドバイスしないようにしているのもそのためです。
4.まとめ
まずはじめに、聞き上手とは、話し相手の気持ちを受け止め、心を癒し、励まし、勇気づける人のことを指します。このような心構えをもって会話に臨む人は、相手から好かれ信頼されます。
続いて、聞き上手になるための具体的な方法を4つご紹介しました。
- あいづち
- まとめ
- クエスチョン
- 賛美(褒めること)
これらはその頭文字をとって「あまくさの法則」と呼ばれています。この法則をおさえることで、相手の会話を盛り上げるだけでなく、好感度もあがります。
最後に、聞き上手から遠ざかる!NG言動3選です。
- 好感度が下がる相槌をうつ
- 聞き役に徹する
- アドバイスする
でした。聞き上手な人は、仕事でも恋愛でもそのスキルを発揮して相手の気持ちに寄り添うことができます。たくさんの人から好かれ応援してもらえる「聞く力」をぜひマスターしてくださいね。応援しています。ここまでご覧くださりありがとうございまいした!それではまた!次の記事でお会いしましょう。