どうも菊之進です!
今日は、頭が悪くなる習慣についてお話しします。
脳細胞が衰え、思考力や決断力、集中力が衰える原因となる行動習慣とはなにか?
気づかぬうちにやってしまい脳がどんどん老化するものを厳選しました。
当てはまるものがないかチェックしてみてくださいね。
それぞれの対処法も簡単にお届けします。
記事の内容を動画で聞きたい人はこちら↓
▶︎YouTube:コレをすると頭が悪くなる!脳が退化する6つの悪習慣
1.頭が悪くなる習慣6選
①運動不足
毎日仕事で疲れて運動できていない…
休日はソファーに寝そべりテレビをみたりスマホを弄ったりして体を動かさない…
そんな生活を続けていると、将来的に認知症の発症リスクが高まることがわかりました。
米ボストン大学などの研究チームによれば、中年期と呼ばれる40歳の時点で運動能力が低下している人は、20年後に脳が早く老化することがわかったのです。
さらに、日頃から運動していない人は、運動している人に比べて脳の容積が小さくなり、老化が二年分加速することが判明しました。
ところで、脳が小さくなるどうなるのでしょうか?
記憶力が低下し、言われたことを忘れたり新しいことを覚えられなくなります。
「あれ、今何しようとしてたんだっけ?」と物忘れがふえたり、人の顔と名前がなかなか覚えられないということが頻繁に起きるのです。
それに加えて、集中力や判断力も低下します。
人との会話についていけなかったり、説明が理解できなくなると言われているのです。
とういことで、運動しない30代、40代の方はお気をつけくださいね。
脳の老化を防ぐには運動するのが良さそうです。
WHO(世界保健機関)が、脳機能の改善を含め健康目的による運動量の目安を出しています。
それによると、1日20〜30分程度の運動や、週2回以上の体幹を鍛える筋トレが推奨されています。
早歩き、ジョギング、自転車(サイクリング)、軽いラケットスポーツなどがオススメです。
とはいっても、1日20分って結構キツいんですよね…
そんな時は、仕事や家事のスキマ時間にできるちょっとしたエクササイズを取り入れていきましょう。
歯磨き中の片足立ちや、メイク中のクッション挟み、通勤の電車内でできるシンプルな体幹トレーニングなどなど。
“ながらトレーニング”がお手軽です。
参考:座りながら・立ちながら・寝ながらできる「ながら筋トレ」まとめ
②睡眠不足
何日も不眠が続くと、次第に考えがまとまらなくなったり、仕事や勉強が捗らなくなったりしませんか?
頭がモヤがかかった感じになってスッキリしないあの感覚です。
睡眠不足は、短期的にも長期的にも脳にとって有害であることを示す研究が多数報告されています。
ミシガン州立大学の研究では、徹夜する人と、通常の睡眠を取る人で翌日の認知能力に大きな違いがあることが判明しました。
徹夜した人は、複雑なタスクを指示どおりの順番でこなそうとしても間違える確率が2倍高く、そのほか不注意によるミスも3倍おこりやすいことがわかったのです。
睡眠不足による脳への影響は、それだけではありません。
複数の観察研究で、アルツハイマー病を引き起こす原因にもなることがわかっています。
脳は眠っている合間に、脳細胞の間に蓄積したゴミである有害物質を洗い流してキレイに掃除してくれていますが、不眠だとゴミが溜まったままになります。
このゴミがアルツハイマー病を引き起こすきっかけになるのです。
ということで、睡眠不足が続くと、気力や体力、思考能力が低下するだけでなく認知症にも発展しやすいので、お気をつけください。
1日の理想的な睡眠時間は、多少個人差はありますが7時間と言われています。
なんとかそれくらいの睡眠時間は確保しておきたいところですね。
またこの“7時間”がミソで、米国の大規模調査では睡眠時間が7時間の人が最も死亡率が低く長寿でした。
統計的には、それ以下でも、それ以上でも死亡リスクを高めてしまうという結果です。
たくさん寝すぎもよくないというのは意外ですよね。
③お酒の飲み過ぎ
少量のお酒は、気分をさわやかにしてくれたり、血行を改善して身体を温めてくれたり、疲労回復にも効果があると言われていますが、飲み過ぎとなるとやはり話は変わってくるようです。
オックスフォード大学とロンドン大学の研究チームによれば、アルコールをたくさん摂取している人は、脳内の海馬と呼ばれる部分が日に日にしぼんで小さくなってしまうようです。
海馬は脳内で記憶力に関係する部位で、この部分が萎縮すると新しいことを覚えたり、昔のことを思い出したりするのが難しくなる恐れがあります。
具体的にどれくらいのアルコール摂取が良くないのかというと…
研究チームの報告によれば、1週間で350mL入りの缶ビールを17本以上空ける人は、アルコールを飲まない人に比べて、海馬の萎縮リスクが5.8倍高まるとのことです。
1日あたりに換算して2.4本以上になります。
ちなみにこの研究で検査を受けた人たちの平均年齢は43歳でした。
決して高齢とはいえずまだまだ若い、現役世代です。
僕自身もたまに飲みすぎてしまうことがあるので、気をつけようと思います。
参考:適量のアルコールでも脳には悪影響が 海馬の萎縮リスクが3倍以上に
④スマホ依存
2008年に、ソフトバンクが日本で初めてiPhoneの販売を開始してから、スマホが一気に普及しましたよね。
スマホが普及してから早いもので十年以上経ちますが、本当に便利です。
電話もネットも、ゲームも決済もできて、もはやこれなしの生活なんて考えられないのではないでしょうか。
ある調査によれば日本人のスマホの利用時間は、1日平均2〜3時間だそうです。
そんな中、近年発表された研究で驚くべきことがわかりました。
ウォータールー大学の研究チームによれば、知性の高い人ほどスマホの検索エンジンを使用する時間が短く、知性の低い人ほどスマホの検索エンジンに依存していることが判明したのです。
「スマホを利用することによって頭が悪くなる」とまではいえない研究ですが、頭が悪いひとほどスマホに頼っていたというのは確かなことだそうです。
僕自身も、ネット検索に頼ることがかなり多いので、正直ショックをうけましたが、言われてみれば確かにです。
速くて簡単なスマホの検索エンジンに依存していると、自らの思考力や分析力に頼って物事を考えなくなります。
日頃からそんな生活を送っていれば、脳も怠惰になるでしょう。
グーグル先生に頼るのもほどほどにしなければならないのかもしれません。
参考:「知性が高い人ほどスマホを使わない」という事実。デジタル頼みはあなたを “仕事のデキない人” にする
⑤ネガティブな気持ちで迎える朝
仕事を迎える朝に、気がかりな案件を思い出して心配したり、職場の嫌な人を考えて憂鬱になることってありますよね。
僕自身も会社員だった頃に、 重たい心と体に鞭を打って「仕事いきたくないなぁ」と嫌々支度を済ませることがよくあったのですが、こういった朝のネガティブな過ごし方は、脳にとって良くないのです。
ペンシルベニア州立大学の研究によると、「朝のネガティブな気分」はその日のパフォーマンスに影響を与えることがわかっています。
朝起きたときに「今日は嫌な日になりそうだ」と、その日のストレスを予測するだけで、脳のワーキングメモリーが低下することが判明しました。
ワーキングメモリとは、作業や動作に必要な情報を一時的に記憶・処理する能力のことを指します。
ここの働きが低下すると、ケアレスミスが増えたり、効率が悪くなったりと、仕事に影響が出てしまいます。
例えば、何か作業をしている最中に電話がかかってきて対応したら、自分が何をしてたか忘れてしまった…なんてことが起こりやすくなるのです。
対処法は、朝をポジティブな気持ちで過ごすこと。
その日のパフォーマンスを高めるためにもハッピーな朝を迎えることが大切です。
時間に余裕を持って起きて、朝日をしっかり浴びて、朝食をとり、起きたご褒美に自分においしい一杯をいれてあげる。
その日、仕事が終わってからの楽しみを用意しておくのもいいですね。
参考:くよくよ悩むのは夜まで。朝目覚めたときの気分で脳の働きが変わってしまうから
⑥マンネリ化
最近「何か物足りない…」と感じていませんか?
家と会社を往復する毎日で、大笑いもしてないし、ドキドキもしてない。代わり映えのない生活を送っている。
しかし、そんなマンネリ化した日々をおくっていると、脳は次第に衰えてしまうようです。
脳内科医で『アタマがみるみるシャープになる!! 脳の強化書』など、著書を多数もつ加藤俊徳(かとう・としのり)先生によると、マンネリ化した生活は、脳への刺激が減って脳が衰え、認知症に繋がる可能性があるとのこと。
脳は、筋肉と同じで使わないと衰えていくため、毎日何かしら刺激がある方が良いのです。
例えば、利き手と逆の手で名前を書いてみたり。
足の指を使って新聞紙を折りたたんでみたり、普段使わない脳を使うことが大切です。
ほかにも、楽器やダンス、料理など身体を使う新しいことに挑戦したり、部屋の整理整頓や模様替えをしたりするのもマンネリ化を防ぐ効果があります。
これまでに、1万人もの脳画像を分析してきた加藤先生いわく、脳画像診断を通じて脳がイキイキと成長しているひとは、共通して、いくつになっても新しいことに挑戦し続けているそうです。
2.まとめ
今回は、頭が悪くなる習慣を6つ紹介しました。
- 運動不足
- 睡眠不足
- お酒の飲み過ぎ
- スマホ依存
- ネガティブな気持ちで迎える朝
- マンネリ化
あなたはいくつあてはまっていましたか?
僕は3つも当てはまってました。できることから意識して改善していこうと思います。
ここまでご覧いただきありがとうございました!それではまた、次の記事でお会いしましょう。