どうも菊之進です!優しすぎて人に舐められるのでは?と感じているあなたへ。誰からも舐められないようにする、馬鹿にされないようにする方法をご紹介します。
人に優しくできる、親切にできる、相手の気持ちを尊重できることは素晴らしいことです。仕事の同僚にしても、友人にしても、恋人にしても、優しい人は人に恵まれます。優しい人にはたくさんの人が集まるのです。
ただそれ故に、気をつけてほしいことがあります。あまり良い人にならないでください。
良い人すぎると、その優しさにつけ上がって、どんどん調子に乗るものが現れます。あなたが優しいことをいいことに、あなたを見下したり、横暴な態度をとったり、都合よく利用したり、ストレス発散のはげ口にしたりします。そんな状況が続けばうんざりしますよね。
そんな訳で今回は、記事の前半で舐められやすい人の特徴を。後半で、どんな人からも舐められない。足元を見られないための対策をお届けしていきます。
記事の内容を動画で聞きたい人はこちら↓
▶︎YouTube:優しくしすぎて舐められる人へ!バカにされない生き方とは?
1.優しすぎて舐められてしまう人の特徴4選
特徴をつかんでおくことで、相手に付け入る隙を与えないように意識できます。今から紹介する4つの中で該当するものがないかチェックしてみてくださいね。
①必要以上にへりくだってしまう
対人関係において、謙遜し過ぎると裏目に出ることがあります。相手に異常なくらい気をつかっていないでしょうか。言葉遣いが丁寧過ぎたり、スミマセンと謝ることが多すぎたり、お世辞をいったり、ヘコヘコしたりです。
新入社員の頃の僕がまさに当てはまるのですが、お客さんに気を使いすぎて、そのお客さんから陰口を言われたことがありました。「あの営業マンは腰が低すぎてなんか怖い。気持ち悪い。見てるとイライラする」と言われたのです。とてもとてもショックでした。
また別のお客さんからは、「こいつなら何をいっても大丈夫だろう」と思われたのでしょう。仕事とは一切関係のない雑用ばかり押し付けられたり、酷い場合には僕が販売する商品をタダで譲ってくれないかとまで言われたことがあります。
明らかに舐められてますよね。僕はこの時、腰の低さも度をこすと、相手に付け入る隙を与えてしまうのだということを学びました。
②なんでも受け入れてしまう
周囲の人から無茶なお願いをされた時、 自分の都合や本心を抑えてまで、相手の要求に答えていないでしょうか。要求を拒んだらその人から嫌われてしまうのではないか?関係が悪くなるのではないか?そう考えると断れない。断るくらいなら、我慢して引き受けてしまおう。という気持ち、僕にもよくわかります。
しかし、これも度が過ぎてはいけません。なんでもハイハイと受け入れてしまうと、「この人は無茶をいっても聞いてくれる」と都合よく解釈されてしまいます。次第に相手からは感謝の気持ちがなくなり、やってもらって当然のような振る舞いをしてきます。
③自分の意見を言わずに我慢する
自分の意見よりも相手の意見に合わせてしまう。周りの目線・気持ち・雰囲気を察するばかり、自分を二の次にしてしまう。という人は、人の気持ちを汲んで寄り添うことができる協調性がある人です。人とのコミュニケーションも円滑に進むでしょう。
しかし、気をつけてください。これにも限度があります。相手の意見に同調し合わせるということは、裏を返せば相手の意見や指示に従うということです。言葉は悪いですが、相手の言いなりになってしまっているという見方もできるでしょう。
「この人は何をいっても呑んでくれる」「自分の意見に反論しない」と思われれば、あなたに対する要求がエスカレートするかもしれません。以上のことから、自己主張が少ないと、なめられやすくなってしまうのです。
④怒っていい場面で笑って済ませてしまう
事ある事に感情的になって怒鳴り散らしてしまう人もいるなかで、自分の怒りをコントロールできる。イライラをおさえて、大人の対応ができる人は器の大きな人だと思います。嫌なことを言われても間に受けない能力は社会人としても必須です。
しかし、なんでもかんでも笑って許してあげてはいけません。どこかで一線をひかないと、つけあがる人がでてくるからです。嫌味をいったり、ディスったり、みんなの前で笑い者にしたりと、そういうひどいことを平気でする人たちが近寄ってきます。
僕も昔、やられました。いじられたくないところをいじられ、みんなの笑いのネタにされ、根も葉もない噂話を流されたりして、会社にいくのが億劫だった時期があります。今思えば僕自身にも原因があったのだと思います。当時の僕は何を言われても怒らずにただヘラヘラ笑っていたからです。
怒ったことは一度もなくただひたすら我慢してました。そういう性格だったから舐められてしまったのです。相手との間にきちんと線を引いて、境界線を超えてきたらしかるべき対処をとるようにしていれば、あんなことにはならなかったと思います。
2.舐められないための対策3選
①与える優しさを調節する
相手の要求をなんでもかんでも受け入れていたら、その優しさを都合よく利用するものが現れます。「この人は少々無茶をいっても聞いてくれる」と思われたら厄介です。あなたはただの都合の良い人として扱われてしまうでしょう。
そうならないためにも、自分が受け入れたくないと思うことは断る勇気が必要です。嫌なことは嫌。はっきりノーという覚悟をもってください。もちろん、相手のお願いの全てを断る必要はありません。
時には手助けします。その人が本当に困っている場合にのみ、手を差し伸べてあげるのです。そうすることで、相手のあなたを見る目も変わります。ただの都合の良い人から、感謝され尊敬される人に変わるのです。
優しさは、相手が必要な時に必要な分だけ与える。それ以上は与えない。そのようなルールをかすことで、あなたの優しさはますます価値を見出すでしょう。むやみに与えることは相手の成長する機会を奪うことにもつながるので、与えないのです。それも優しさです。
②一線を超えたら釘をさす
自分の中で許せることと、許せないことの境界線をハッキリと決めて、いざその場面に直面したら自分の芯を貫くようにしましょう。舐めてかかってくる人は、「この人なら何をいっても大丈夫だろう」と決めつけて接してきます。
だからこそ、一線を超えてきた時には釘をささないといけません。反論するのです。
攻撃してきた相手に、「〇〇さんの発言、とても傷つきました」「〇〇さんがそんなことを言う人だとは思いませんでした」といってみてください。周りにあなたの見方がいればなお良いです。「〇〇さん、さすがにそれをいったらマズいですよ」とあなたの肩をもってくれるかもしれません。指摘された本人はこう思うでしょう。「この人になめた口をきくと面倒なことになる」と。
反論することはダメなことではありません。相手と真剣に向き合い、相手との関係性をより良くするために反論するのです。とても勇気がいると思いますが、これこそ、舐められないための近道となります。
③自分の意見を言う
発言力が高い人は舐められません。普段から、なるべく大きな声でハキハキと話すように心がけたり、的を射た意見をいうために、予め自分の考えをまとめておくことをお勧めします。そうすると、いざという時に自信を持って話すことができます。
自分の意見を言うことで、周りから嫌われてしまうのではないかという不安を抱えている人は、アサーティブというミュニケーションスキルを身につけると便利です。
アサーティブとは、相手にも配慮した自己主張のことをいいます。これを使うと、相手に不快感を与えずに、自分の意見や考えを主張できます。やり方は簡単です。最初に相手の主張を肯定し尊重してから、自分の意見を発言します。
例えば、会議中に相手と意見が異なった場合を想定します。「〇〇さんのご提案すごくいいですね。特に〇〇の点が素晴らしいと思いました。ところで私はというと、こんなことを提案したいですが、いかがでしょうか?」こんな感じです。最初に相手を尊重することで角が立ちませんよね。自分の意見をきちんと伝えられます。
説明が下手で、思っている事がサラサラ言葉に出ない。話し相手に自分の意図が伝わらないばかりか、誤解釈されてしまうという人は、『説明下手を改善する3つの方法!伝わる話には『型』がある』という記事がおすすめです。説明力を身につける方法を分かりやすく解説しました。
3.まとめ
優しすぎて舐められてしまう人の特徴は次の4つです。
- 必要以上にへりくだってしまう
- なんでも受け入れてしまう
- 自分の意見を言わずに我慢する
- 怒っていい場面で笑って済ませてしまう
当てはまるものがあれば、バカにされやすくなるので気をつけてくださいね。続いて、舐められないための対策です。こちらは3つあります。
- 与える優しさを調節する
- 一線を超えたら釘をさす
- 自分の意見を言う
この3つを兼ね備えたひとは間違いなく舐められなくなるでしょう。
人に優しくできる、親切にできる、相手の気持ちを尊重できることは素晴らしいことですが、一歩間違えると、その優しさは相手を甘やかすだけのものになってしまいます。飴と鞭という言葉もあるように、時に厳しく、相手を牽制して好き放題にさせないようにすることも大切です。
今回、とりあげた3つの対策は、どれも勇気がいるものと思いますが、きっとあなたなら乗り越えられると思います。陰ながら応援していますね!ここまでご覧いただきありがとうございました。それではまた、次の記事で会いしましょう。