どうも菊之進です!
今日は、嫌いな人を上手にかわす!スルースキルの身につけ方を4つご紹介します。
突然ですが、あなたの周りにこんな人はいませんか?
- 遠回しに嫌味を言ってくる人
- 上から目線で偉そうに言ってくる人
- 気分によって言葉がキツくなる人
- すぐにマウントを取る人
- 余計なお節介をする人
僕にとってはこういう人が“嫌な人”です。
不快な言動に日々晒されていれば、ストレスが溜まり心身ともに疲れてしまいます。
この記事を読んでくださっているということは、きっとあなたにも顔を合わせたくない嫌な人がいるのでしょう。
そんな訳で今回は、身近にいる厄介な人からの攻撃を上手く切り抜ける「スルースキル」の身につけ方をお届けします。
相手の発言を受けてネガティブになりやすい人、嫌なことを受け流せずに自分の中に溜め込みやすい人にオススメです。
記事の内容を動画で聞きたい人はこちら↓
▶︎YouTube:嫌いな人を上手にかわす!簡単なスルースキルの身につけ方
1.スルースキルとは?
そもそもスルースキルとはなんでしょうか?
一般的には、次のように定義されています。
不快感を催す物事に遭遇した時に、感情的に反応せず、冷静さを保つことのできる能力。
引用:実用日本語表現辞典
日々多くの人と接していれば、心にグサッとくる不快な発言も耳にすることもあるでしょう。
そんな時、その一つ一つに対して、イライラしたり、落ち込んだりしていれば、心がいくつ合っても足りません。
憔悴しますが、スルースキルがあれば違います。
嫌なことを言われても、上手に受け流し、自分の中に溜め込まなくなります。
モヤっとした負の感情にいつまでも悩まされることがありません。
スルースキルは、ストレスの多い現代社会を上手く乗り切るために必要なスキルなのです。
2.スルースキルの身につけ方4選
①言葉の深読みをしない
相手の何気ない一言を深く読み取ってしまうことはないですか?
小さなことでもいちいち気になり「何か意味があるんじゃないのか」と勘ぐってしまう…。
例えば、付き合っている彼氏に「そんなに食べたらまた太っちゃうよ」と言われたら、
「やっぱり細い子のほうがいいんだ」
「太ってる自分は嫌いってことね」
って思いこんでしまう。
もし似たようなケースで当てはまるなと感じた場合、それは「言葉の裏」を読みすぎかもしれません。
実際のところ、彼が本当に応援してくれているのか、言葉に悪意を込めたかどうかは、当人しか分かりません。
それなのに、「相手はきっとこう思ってるに違いない」と決めつけてしまうと、お互いに辛くなり不要な衝突も増えるでしょう。
対処法としては、白黒つけないことです。
世の中にはどっちつかずのグレーな発言は、山ほどあります。
グレーはグレーで仕方ない「ま、いいや」と流しましょう。
変に考えそうになったら「考え過ぎ!」「それ以上考えない!」と自分に言い聞かせて、早めに気持ちを切り替えます。
何かしらの用事を思い出したり、やるべきことを済ませたりして他のことに意識を向けます。
それでも、どうしても流せないなら、思い切って本人に尋ねてみましょう。
意外と悪意なんてなく、こちらの思い過ごしだったということが多いと思います。
どうしても気になるなら聞く。深読みする前に。
そのほうがスッキリするし、お互い良い関係を続けられます。
②不要な情報は受け取らない
嫌味な人がいる職場ってありますよね。
例えば、職場の上司が嫌味な人だったら…
ある日、その上司からこんなことを言われたとします。
「これ、前にもいったじゃん」
「どうしてできないの?〇〇さんてほんと不器用だね」
「これはこうやってチャレンジしてごらん?」
「同期入社の〇〇さんはかなり進歩してるよ、負けないようにがんばってね」
こんな風に言われたら、嫌な気持ちになりますよね…
でも上司だから何を言われても我慢しないといけない。。
そんな時は、相手の発言にある「有用な情報」と「悪意ある情報」を切り離して捉えます。
まず、この上司の発言でどこに悪意があるのか?
いうまでもありませんが、「不器用だね」とか「同期に負けてるぞ」という言葉です。
人格否定や、他人との比較は論外。
このご時世、パワハラで問題になります。
それを平気でできる上司は、部下のマネジメント力のない“無能な人”なのです。
そのような人の言葉を、間に受ける必要はありません。
何をいわれても「あんたこそ、無能じゃん。できない上司」って流しましょう。
次に、有用な情報。
先ほどの上司の言葉で「これはこうやってチャレンジしてごらん?」は、意味ある仕事の進め方です。
この部分だけは、素直に受け止めて大丈夫。盗めるところは盗んでおきましょう。
「いつかこの上司を黙らせてやる。今にみてろよ」って思いながらです。
このように、悪意ある表現は受け取らず、有用な情報だけ受け取る。
スルースキルとは、自分にとって必要なことを残し、不要なことを捨てる能力です。
相手の言葉全てを受け取っていれば心の中が散らかりますので、要るものと要らないものを分けて考えます。
掃除でいう「断捨離」です。不要な情報は、ゴミといっしょ。
袋に詰めて燃えるゴミに出しちゃうイメージをもっておくと気が楽です。
③断り上手になる
嫌なことは断る。自分を犠牲にしてまで引き受けない。
それもスルースキルの一つです。
とはいえ、友人の誘いや仕事の付き合いを断るのって、気が引けますよね。
とても勇気がいることだと思います。
自分も相手も嫌な気持ちにならずに済む、そんな上手な断り方があればいいのにと思いませんか。
ご安心ください。
どんなお誘いや依頼がきても大丈夫な「上手な断りの基本手順」をお伝えします。こちらです。
- 丁重にお断りの一言をいう
- 断る理由を伝える
- 代替案をだす
この流れに沿うことで柔らかくスマートなお断りを入れることができます。
例文をだしますね。
あなたが仕事で忙しいときに、同僚から雑用をお願いされた時のことを想定してください。
手順どおりに断ってみます。
- 申し訳ありません。お引き受け出来そうにありません。と丁重にお断りする
- この後大事な予定がありまして、今の仕事に手いっぱいで、頭痛がひどくて…などを断る理由にする
- 今やってる仕事が落ち着いてからでもいいですか、明日なら大丈夫です、〇〇だけならお手伝いします…と代替案をだす
このように、ただ断るだけでなく、理由と代替案があれば角が立たないのです。
断る理由が思い当たらないという場合は仮病を使ってもいいと思います。
あなたが断りたいのなら、嘘の理由でもいい。
だって、いつも自分を犠牲にしていたら壊れてしまうから…。
もし罪悪感を感じたら、その分やるべきことに打ち込んだり、気持ちを切り替えてリフレッシュしましょう。
④嫌な人にニックネームをつける
自分の苦手な人、嫌な人に心の中でコッソリと「あだ名」をつけましょう。
嫌な人の特性に合わせて、おもしろい「あだ名」をつけることで、不思議と許せなかったことが許せるようになったり、余裕を持って対応できるようになります。
例えば、
- オレオレキャラの人には“番長もどき”
- あーだこーだ余計なお節介をする人には“TODO屋さん”
- いつも自慢ばかりしてくる人には“承認欲求つよすぎ君”
- すぐに感情的になってあたりちらす人には“ナーバス姫(あるいはナーバス王子)”
と言った感じにつけてみます。
するとどうでしょうか?
仮にこのなかで上から3番目のいつも自慢をするひとがやってきたとしましょう。
さきほどのあだ名付けをしてれば、心の中で次のようにスルーできます。
「きたきた、承認欲求つよすぎ君の発表会がはじまった」
「彼は人の話にマウントしないと自分の心を保てないのだ」
「でも私は君の欲求を満たすための道具じゃない。軽くあしらってやろう」
って。こんな風に思えば、ユーモアを感じながら対応できます。
嫌な相手をキャラクターとして捉えることで、自分でツッコミをいれて笑いに昇華させられるのです。
ただし、うっかり心の声がでないように気をつけてください。
つけたあだ名は、あくまでも自分の中だけにとどめて上手にストレスを発散させましょう。
3.まとめ
簡単なスルースキルの身につけ方を4つご紹介した。
1.言葉の深読みをしない
相手の言動の意味を、意図しないところまで深く読み取ってしまうとネガティブな方向に進んでしまうので、「まぁいいや」と流す訓練をしてみてください。
2.不要な情報は受け取らない
相手の発言にある「有用な情報」と「悪意ありそうな感情表現」を切り離して捉えましょう。
3.断り上手になる
上手な断り方の基本手順を押さえておくと、いざという時役立ちます。
4.嫌な人にニックネームをつける
嫌な人におもしろい「あだ名」をつけることで、心に余裕をもって対応できます。
以上です。
スルースキルを身につけて軽やかに生きていけるといいですね。
ここまでご覧いただきありがとうございました!それではまた、次の記事でお会いしましょう。