どうも!菊之進です。
目的と目標とビジョンの違いをダイエットや仕事に例えて分かりやすく解説します。何かを成し遂げたいと思った時に、目的と目標、ビジョンの3点の違いを理解して備えていると心強いです。
自分の夢(〇〇してみたいという想い)を実現させる推進力が湧いてきます。日々の仕事に「やりがい」を感じるためにも是非とも知っておきたい3点です。
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▶︎YouTube:「目的」と「目標」の違いは!?知ってるだけで辛い仕事も楽になる!
1.目的・目標・ビジョンの違い
①目的とは、(あなたが)実現しよう、到達しようとして最終的に目指すもの。
②目標とは、目的を実現させるための通過点。目印。目的達成までの手段になるもの。
③ビジョンとは、目的を達成した時の(あなたの)気持ち・自分の姿・周りの景色のこと。心の中に描いた情景。
2.目的・目標の違いをダイエットに例える
①目的:いつまでもキレイで健康的な体を維持する。病気にならない。
②目標:2週間で1キロ落として、1ヶ月で2キロ痩せる。3ヶ月続けて6キロ痩せる
③ビジョン:ダイエットに成功した時の自分の姿、嬉しさや喜びや、周りの反応をイメージすること(ライザップのビフォーアフターがわかりやすい)
ダイエットに成功するためには、この3つ(目的、目標、ビジョン)が大切。反対にダイエットに失敗するひとにありがちなのは、目標しかないというケース。
「1ヶ月で何キロやせる!」という目標のみで頑張るひとと、「結婚式でスタイリッシュなタキシードを着れるようになりたい」というビジョンや目的もあるひととでは、結果に差が出てくる。
目標のみしかない場合は、もって最初の2、3週間だろうか。。最初こそ頑張るが、ある日を境にして急に気持ちが冷めてしまう。
3.仕事でもビジョンが大切
仕事にやる気をなくしてしまう人の特徴も、やはり、胸躍るような「ビジョン」や「目的」がない。本来は、所属するチームのリーダーが、火付け役でメンバーにビジョンを共有しないといけないのだが、これが出来るリーダーが本当に少ない。
その反対に、ノルマという名の「目標」ばかり与えてしまう上司が多くて、部下は仕事が嫌になる。つまらなくなる。
「今月の売上どうだった?」「どうして低いの?」「改善策は?」「PDCA回せてるの?」みたいなことで責められる毎日じゃ楽しいわけがない。 チームリーダーは売上のことしか目に見えてないんじゃないかと思えてしまう。
だからこそ大切なのは、自分で自分の在り方を決めること。こんな風になりたい。こんな仕事がしたい。ワクワクする働き方をしている自分。そんな自分をイメージできると辛い仕事も楽しくなってくる。
参考にならないかもしれないけれど、僕が営業マンの頃に描いたビジョンは、1日1善。1日に1回だけ、お得意先で誰かのためになり、喜んでもらうことに専念した。
売上じゃない。でも結果的にそれは売上につながる。ビジョンがあると「売上の呪縛から解放されて」心も楽になったりする。
4.目標しかない状態は危険
先日、話題になった「日本郵便のかんぽ生命保険の不正契約問題」も同じことなので触れておこう。彼らが何をしたかおさらいしておく。
会社の利益のために、保険料の二重取りや顧客を一時的に無保険状態に置くなどして、9万件を超える契約で不利益を与えたのだ。
その背景には、異常な営業目標と過剰なノルマがあって、ノルマを達成できない営業マンは、給料泥棒呼ばわりされて怒鳴られることは日常茶飯事だったという。
これはまさしく、目的とビジョンを蔑ろにして、「目標」しか見えなくなっている企業の典型例だろう。こういう会社は、社員からもお客さんからも取引先からも信用されない。いつか取り返しのつかない出来事を引き起こしてしまう。
5.まとめ
もし仕事にやる気をもてないときは、働く目的と目標とビジョンも一度整理してみるといいかもしれない。僕もこれを機に、自分自身の心の中を整理してみたらとてもスッキリした。
こういうのはやっぱり、日々の忙しさの中で見失わないように、たまに整理してあげないとダメですね。それではまた!