説得力のある話し方とは?誰にでも話を通す方法11選!

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どうも!菊之進です。

今日は、説得力のある話し方とは何か?相手に自分の主張を通したい時に役立つ11通りの方法をご紹介します。

こんなあなたへ

  • 自分の考えを論理的に相手にわかりやすく伝えることが苦手
  • 考えていることをいざ言葉にして話そうと思うとうまくできない
  • 相手に話が伝わらない、理解してもらえない
  • 話に脈絡がないと注意されたことがある
  • 相手から逆に説得されて情けなく感じる
  • 自分の気持ちをストレートに言葉に出したい
  • 人を惹きつける話し方を身につけたい
  • 相手が納得するような話し方を身につけたい

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菊之進
それではどうぞ!

1.説得力とは?98%の人が知らない本当の意味

説得力について辞書を引くと次のように記載されている。

相手を納得させるだけの力。その力のある話し方や論理の展開のしかた。

出典:三省堂大辞林 第三版

ここまでは誰もが知っていることだろう。肝心なのはここからだ。

説得という字をよく見てほしい。そこには「得を説く」とある。得とは、利益をえることや有利であることをさすが、問題は「誰にとっての得なのか?」である。

結論を言うと、それは、自分の得ではない。相手の得を説くことだ。相手にとって価値あることを伝えることが説得の真髄になる。

営業職という仕事柄、ぼくはこれまでにたくさんのひとの話し方をみてきたが、話に説得力のある人は、やはり相手の得を最大限に考慮しながら話をしている。そうしたほうが、相手から理解され認められやすくなる。

例えば、職場で自分の考えた計画や企画の案を上司に通したいとする。この時、「自分なりに何度も考えた抜いた結果、このやり方できっとうまくいくのでやらせてください」といっても、なかなか話はとおらない。

一方で、「この企画を実現すれば、〇〇会社と強い繋がりができ、ひいてはチーム全体の業績も上向きになります」といったほうが、上司は聞く耳を持つ。上司の「得」にも言及しているからである。

この考え方は、上司に限らず、後輩や部下を動かしたいときにも採用できる。さらに、自分の親を説得したり、彼氏彼女、夫婦間で物事を決めていく際にも役立つ。

説得力のある話をするには、まず、相手の立場に立ってみることから始めよう。それができたら次に、「どうしたら相手からの了解がえられるか?」少しでも相手が納得しそうな材料を探す。そうやって、自分だけでなく相手のことも親身にかんがえて初めて「説得のスタート地点」に立つことができる。

それでは、ここからは、相手を説得するためのあらゆるテクニックを惜しみなくご案内しよう。

2.説得力のある話し方に必要な3つの要素

説得力のある話し方をするには、次の3つの要素を満たす必要がある。

  • 話の内容が論理的である
  • 話し手の人柄がよい
  • 聴き手の心の準備が整っている

実はこの3点、万学の祖とよばれるアリストテレスの書いた書物「弁論術」の中で「人を説得する技術」として紹介されている。古代ギリシアの時代から現代にいたるまで、およそ2300年もの間、錆びることなく語り継がれているやり方だ。

次の章では、この三つの要素につながる、説得力のある話し方に迫っていく。

3.説得力のある話し方をする具体的な方法11選

①主張と根拠はワンセットにする

「主張と根拠」これら二つをワンセットにして話すだけで、論理的な話ができる。

「私は〇〇したいと考えています。その理由は〇〇だからです」
「私は〇〇をおすすめします。その根拠は〇〇です」

主張のあとにシッカリとした理由や根拠があれば、相手も気持ちよく納得できる。もちろん、すべての会話に主張や根拠をいれていたら堅苦しくなっちゃうので、「ここぞ!」という時に試してほしい。

②シンプルに短い言葉で伝える

話がまわりくどかったり、表現が難しかったりすると、聞き手はうんざりする。結論は最初に。そして話全体を「単純明快」にして伝えよう。伝えたいことがたくさんある時は、一つに絞った方が良い。

僕自身、あれもこれも伝えたいとおもって空回りすることがある。後から振り返って「あーあれ余計だったな」と反省する。いろいろ伝えようとするとどうしても話が複雑になるので潔く切り捨てる力も必要だ。やはり何事もシンプルが一番。

③段階的に説得をする

大きな願い事や頼み事がある場合は、一回戦で全てを決めようとせずに、三回戦くらいを意識して説得に挑むようにする。最初は小さな要求をして、徐々にあなたが目標とする要求に近づけていく

たとえば子供に「自分の食べた食器くらい自分で洗いなさい」といってもなかなか動いてくれない。その場合はもっと簡単なことから要求する。「食べた食器を台所にもってきてくれたら嬉しいな。助かるよ」というところから始めていく。

④例え話を用いる

難しそうなものを誰もが知ってる簡単なものに置き換えて説明すると相手に伝わる。例え話の天才とよばれた今は亡きアップル創始者のスティーブ・ジョブズだも、世界で初めてipodの商品発表をしたときに、「ガムより小さくて軽い」「ポケットに1000曲入る」と表現した。このシンプルな例え話が、世界中の人に共感され爆発的に売り上げることができたのだ。

⑤実体験を交える

自分が食べたことのないレストランを友人に「ここがいいよ、絶対美味しい」と勧めるのは無理がある。それと同様に、自分が経験したことがない商品やサービスを誰かに伝えるというのは難しい。しかし反対に、経験してしまえばこちらのもの。相手に臨場感あふれる話ができる。

例えば、あなたが友人におすすめのスイーツのお店を紹介するとして、「あのお店のスイーツ驚くよー。口に入れたときのふわふわ感ときたら。お餅もクリームも口の中でふわっととろけちゃう」といえば、友人は頭の中でその光景がパッーっと広がるだろう。単に「あそこのお店おいしかったよ」といわれるよりも説得力を感じる。

⑥数字をつかって話を具体的にする

数字やデータが含まれる話はリアリティを感じる。たとえば、あなたが電力会社からの営業をうけたとして、「月々の電気代がかなりお安くなりますよ」といわれてもピンとこないだろう。しかし、「10%安くなります。金額ベースになおすと月あたりおよそ3000円ですね」といわれれば、「おっそれは安い!検討しようかな」となる。

⑦権威ある人の声を引用する

権威ある人が話している言葉を引用することで説得力が増す。書籍になってる大企業の社長の言葉や、ニュートンやピカソといった誰もが尊敬する偉人の言葉、教科書や専門書などから、あなたの主張と一致するものを引き出そう。すると不思議なことに、聞き手も納得しやすい。あのすごい人が言うなら間違いないなと思うのである。

⑧デメリットも伝える

ポジティブとネガティブをバランス良く説明した方が「話に信憑性があるな」と感じてもらえる。例えば、「こちらのスマホは、前のモデルよりもカメラが綺麗でバッテリーも長持ちします」という店員がいたとする。

その一方で、「こちらのスマホは、前のモデルよりもカメラが綺麗でバッテリーも長持ちします。ただその代わり、本体が少し重くなってしまいます。試しに持たれてみられますか?」という店員もいるだろう。

さて、あなたはどちらの店員に好印象を抱くだろうか?ぼくは後者だ。メリットだけでなくデメリットも話してくれる店員に、「度量の広さ」を感じる。

⑨身嗜みを整える

  • 清潔感のある髪型か、寝癖がついたりボサボサになっていないか
  • 歯は清潔か、講習は大丈夫か
  • スーツやシャツに汚れやしわがないか
  • 靴がボロボロになっていないか
  • 爪を長く伸ばし過ぎてないか
  • 香りの強い香水をつけていないか

人は見かけで判断してはいけないといわれるが、実際のところ多くの人が人を見た目で判断する。「人は見た目が9割」といわれるくらい第一印象は大切だ。僕も新入社員の時はよく「ネクタイが歪んでいる」と注意されたもので、気にする人は気にする。誰かを説得する場面においてはいつも以上に身嗜みを意識しておこう。

⑩成功者の話し方を参考にする

米国で企業のトップにあたる男性CEO800人の声を音声分析したという研究がある。それによると、ビジネスで成功する人は、次に示す5つの話し方で共通していた。

  • 声が低い
  • ゆっくり話す
  • 間を置く
  • 語尾をさげる
  • 深く呼吸する

全体的には低めの落ち着いた声で話し、重要なメッセージを伝えたいときはゆっくりと話すようにすること。大事な発言の前には「間」をおき沈黙を作ることで、聴き手の注目を集める。口呼吸ではなく鼻呼吸することで、相手に心の余裕がある人と印象付けることができる。

反対に声が小さくボソボソしゃべると自信なさそうな印象になる。これに加えて、相手が不快な気持ちになる口癖にも注意しよう。

「えーっと、まぁ、いや、あのー、そのー、かも、ちょっと、なんと言うか、」などなど。

無意識なので自分では気づけないのが難点だが、自分の声を録音してみるとよくわかる。ぜひお試しを。

⑪お願いごとが通りやすいタイミングに話しかける

人が物事を決断する際に、血糖値が大きな影響を与えることがわかっている。相手が空腹のときにお願い事をすると断られる可能性が高くなり、反対に、食後の血糖値が上がって満たされている状態で、お願いごとをすると引き受けてもらえる可能性がグッとあがるという研究結果がある。

狙い目は血糖値が上がってくる食後30分前後。ベストはお昼ご飯の後。夜は疲れているし朝は起きたばかりでまだ頭が回っていないことから、消去法でランチのタイミングが最も良い。

それと、説得したい相手の表情もみてほしい。忙しくないか?イライラしていないか?そういうときは諦めて、余裕がありそうな、機嫌がよさそうなときを狙う。

4.まとめ

説得力とは何か?読んで字の如く、「得を説く」とある。自分の得ではない。相手の得を説くことこそ、説得の真髄になる。誰かを説得したいとおもったら、まずはその人の立場に立って考えよう。

それができたら次に、「どうしたら相手からの了解がえられるか?」少しでも相手が納得しそうな材料を探す。そうやって、自分だけでなく相手のことも親身にかんがえて初めて「説得のスタート地点」にたてる。

つづいて、相手があなたの話に理解し共感を得るには、次の3つの要素が大切である。

  • 話の内容が論理的である
  • 話し手の人柄がよい
  • 聴き手の心の準備が整っている

この三つの要素に繋がる「説得力のある具体的な話し方」を11通り紹介した。

  1. 主張と根拠はワンセットにする
  2. シンプルに短い言葉で伝える
  3. 段階的に説得をする
  4. 例え話を用いる
  5. 実体験を交える
  6. 数字をつかって話を具体的にする
  7. 権威ある人の声を引用する
  8. デメリットも伝える
  9. 身嗜みを整える
  10. 成功者の話し方を参考にする
  11. お願いごとが通りやすいタイミングに話しかける

以上。ぜひトライしてみてほしい。応援しています。それではまた!

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