どうも!菊之進です。今日は褒め上手になる秘訣をお話します。
昔から、コミュニケーション能力の一環として、人を上手に褒める能力が注目されていますが、どうして、褒め上手な人は周囲と良好な人間関係を築けるのでしょうか?なぜ、仕事や恋愛、子育などが上手くいくのでしょうか?
結論からいいます。『褒め上手な人』は希少だからです。世の中どこを見渡しても、人を褒められる人って滅多にいません。とっても少ないです。その一方で、自分のことを褒めて欲しい。認められたいと思っているひとはたくさんいます。それ故に、人は、数少ない褒め上手のまわりに集まるのです。
褒め上手な人が近くにいるだけで、ギスギスした職場環境や家庭環境が穏やかになります。周りの人が明るくなり、場の空気が良くなります。居心地がいいのですね。
そんな訳で、今回は、褒め上手になるための具体的な方法をご紹介します。褒めると言っても、不自然な褒め方では逆効果になるので、その点も注意しながら、人に好かれる褒め方、嫌われる褒め方をお伝えしていきます。
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▶︎YouTube:褒め上手になる方法!人に好かれる褒め方・嫌われる褒め方
1.人に好かれる褒め方3選
①内面の良さを褒める
内面を褒められて嬉しくない人なんていません。内面は、外見と違って、相手のことをしっかり観察していなければ得られない情報だからです。見えづらい「内面の良さ」を褒められる人は少ないので、相手からすると魅力的な人に映ります。「この人は自分のことを分かってくれる」と好意を感じるでしょう。それでは、内面の褒め方について、具体例をあげながら紹介していきます。
・性格
性格を褒めるときは、「優しいね」とか「クールだね」と一言で伝えるのではなく、具体的に伝えるようにしましょう。例えば、「後輩の失敗を嫌な顔一つせずにフォローするところとか優しいよね」と言ったり、「誰に対しても細かいところまで気配りできるところがクールだね」といった感じです。相手の性格のどんなところが良いと思ったのかを具体的に伝えることが大切です。
・考え方
どんな人にもその人特有の考え方・価値観があります。仕事に対する向き合い方から人生の生き方まで、本人の気持ちを汲み取って共感するのがポイントです。たとえば、「〇〇さんの仕事にかける情熱をみて、自分もやる気が湧きました」といった具合に伝えます。すると相手は、今まで以上に自分の考え方に自信を持つことができます。
・行動
相手が努力していることや勇気を持って挑戦したことを褒めましょう。例えば、「〇〇さんのプレゼン、説得力があってとても勉強になりました」といった感じに伝えます。相手が行動を起こした直後に褒めるのがコツです。
・長所
ポイントは、隠れた長所を褒めることです。もしかしたら当の本人ですら気付いていないような、その人の良さに着目しましょう。例えば、「〇〇さんて、細かいところまで気配りができますよね。うらやましいです。お客さんからの評判がいいのもうなづけます」といった感じです。相手をよく観察しないと、隠れた長所はみつかりません。難易度は少し上がりますが、その分、相手が感じる嬉しいの度合いも大きくなります。
②間接的に褒める
相手を直接褒めるのではなく、間接的に第三者を通して褒めるほうが信憑性や信頼感が増すことが知られています。この心理効果のことをウィンザー効果といいます。第三者による褒め言葉は効果抜群です。 「〇〇さんがあなたのことを褒めてたよ」といわれたら、相手は、お世辞ではなく本心で言ってもらえていると認識します。好意の言葉を素直にうけとり、今まで以上に好印象を持つでしょう。
③質問形式で褒める
「すごいね!」「さすがだね!」といった直接的な褒め言葉は、どうしても軽く受け止められてしまいます。そんな時は、質問形式で相手を褒めるようにしましょう。例えば、「前から思ってたんですけれど、〇〇さんていつも仕事を早くこなしていて尊敬します。どのような工夫をされているんですか?」と尋ねてみます。このように質問形式にすることで、わざとらしくなく、自然に相手をほめることができるし、相手との会話も弾んでより良い人間関係を築くことができます。
2.人に嫌われる褒め方5選
①外見ばかり褒める
「綺麗だね」、「かわいいね」、「イケメンだね」、「背が高いね」、「素敵な洋服だね」などなど。相手の容姿や、身につけているアイテムといった、表面的なところばかりを褒めていると、言われた方は「なんだか軽い。他の人にも同じことをいってそう」とだんだん不信感を募らせていきます。
どうしても外見を褒めたい時は、褒める頻度を少なくして、その人の努力やセンスが見られるところを褒めるのが効果的です。「靴がいつも綺麗ですね!こまめに磨いているんですか?」「肌が白くて羨ましいです。どんなケアをしてるんですか?」といった感じです。視覚情報だけを褒めるのでなく、相手の内面につながる褒め方をするのがポイントです。
②心にもないことをいう
相手に気に入られたい一心で、うわべだけのお世辞をいってもそれはバレます。
人の本音は、本人が思う以上に透けて見えるものです。顔の表情や目の動き、声の感じから、「本当はそう思っていないんだろうな」というのが伝わります。プロの役者でもない限り、心にもないことを、心を込めて言うのは大変です。どこかに違和感がでてしまうのです。
③褒め方がオーバー
「すごい」とか「かわいい」といった、中身のない褒め言葉を連呼したり、褒め方が大袈裟すぎたりすると、「下心あるのかな」と思われてしまいます。褒めるときの基本は、「さりげなく」です。あからさまな言葉で、大袈裟に伝えるよりも、自然な流れでサラっと伝えるほうが相手の受ける印象がよくなります。
④一言多い
褒め言葉の後に余計な一言を加えてしまうと、最後の言葉のマイナス印象が強くなってしまいます。例えば、「〇〇さんってモテると思う。喋らなければ」とか「〇〇くんってイケメンだよね。でもちょっと女々しいよね」とかですね。褒めたつもりで発言しても、最後の小言で全てが台無しになってしまいます。相手は嫌味を言われたと受け取ってしまうのです。
⑤人と比較する
「A君に比べて、B君はすごいね」と褒められても、言われた本人は喜びにくいものです。その言葉に「ありがとうございます」と返事をすることによって、A君は自分より下だということを認めることになるからです。A君に罪悪感を感じます。誰かの犠牲の上に成り立った評価に対して、純粋に喜ぶのは難しいですね。
3.まとめ
まず初めに、褒め上手な人は、どうして周囲と良好な人間関係を築けるのでしょうか?それは、褒め上手の人に希少価値があるからです。世の中どこを見渡しても、人を褒められる人って滅多にいません。とっても少ないです。
その一方で、自分のことを褒めて欲しい。認められたいと思っているひとはたくさんいます。それ故に、人は、数少ない褒め上手のまわりに集まります。人は自分を褒めてくれる人のことを大切にしようと思うため、褒め上手の人は周りと良好な人間関係を築くことができるのです。
そんな訳で、人に好かれる褒め方を3つご紹介しました。
- 内面の良さを褒める
- 間接的にほめる
- 質問形式で褒める
最後に、人に嫌われる褒め方です。5つご紹介しました。
- 外見ばかり褒める
- 心にもないことをいう
- 褒め方がオーバー
- 一言多い
- 人と比較する
以上になります。人を褒めるというコミュニケーションスキルが磨かれ、人間関係や仕事、恋愛などがうまく進むことを願っています。応援していますね。それではまた!さようなら。