どうも!菊之進です。
今日は、仕事のパフォーマンスを上げる4つの秘訣をご紹介します。「頑張らないといけないのに今一つ仕事に身が入らない」「気をつけているのにミスを連発してしまう」「ここぞという場面で集中力を発揮できない」そんな人におすすめです。
仕事のパフォーマンスが落ちてしまうのは、気合や根性が足りないからではありませんので安心してください。きちんとした方法を実践すればパフォーマンスは向上します。
今回、紹介する方法は、実際に、僕自身実践して効果の出ているものだけを厳選しました。仕事のスピードを上げたい、効率を上げたい、生産性を上げたいという人にとって有益な情報になれば嬉しいです。
記事の内容を動画で聞きたい人はこちら↓
▶︎YouTube:仕事のパフォーマンスを向上させる方法4選!効率UPの秘訣
1.仕事のパフォーマンスとは?その意味
仕事のパフォーマンスが良い・悪いとよく言われるが、そもそもパフォーマンスとは何を示しているのだろうか。
結論からいうと、仕事におけるパフォーマンスとは、「一定時間内に処理できる仕事量」のことを表している。つまり、パフォーマンスを上げるということは「時間内に処理できる仕事量を増やすこと」を意味する。
その一方で、パフォーマンスには、演劇・音楽・舞踏などを上演することや、体を媒介とした芸術表現、人目を引くための行為という意味がある。人前で芸を演じてその人たちを楽しませるという意味も含まれるのだ。
あなたが好きなミュージシャンを思い浮かべてほしい。彼らの歌で心揺さぶられ涙が出るほど感動したことはないだろうか?そんな歌やダンスが踊れる歌手は、とても優れたパフォーマーだ。
以上のことから僕は次のように考えている。仕事で高いパフォーマンスを発揮できる人というのは、単に「時間内に処理できる仕事量が多い」だけでなく、それによってお客さんに質の高いサービスを提供できる人であると。
それでは早速、高いパフォーマンス発揮するための具体的な方法をご紹介していく。
※今回の記事は、仕事の処理能力を上げる方法に的を絞る。お客さんに喜んでもらう方法についてはまた後日、別の記事で取り上げるのでお楽しみに!
2.仕事のパフォーマンスを上げる4つの方法
時間内に処理できる仕事量を増やす具体的な方法を解説する。
①仕事をルーティーン化する
人は、ものごとを判断する際に強いストレスを感じる。
例えば、仕事の最中に「さて、次は何から手をつけようかな」「えっと、次はどうするんだっけ」「他にやるべきことがあったような〜、なかったかな〜、多分これで大丈夫だろう」といった感じに頭の中で自分自信に決断をせまる場面があるだろう。
地理も積もれば山となるで、このようなシーンが増えれば増えるほど、疲れが溜まり、結果としてパフォーマンスが落ちてしまう。これを回避するためには「仕事をルーティーン化」しよう。
ルーティーンとは、「決まった手順」「お決まりの所作」「日課」などを意味する。つまり、ルーティーン化するということは、習慣化するということだ。そしてここがポイントだが、習慣化のファーストステップは手順書をつくることである。
料理に例えるならばレシピ作りにあたる。初めて作る料理や、まだ作るのに手慣れていない料理は、レシピをみながら作った方が圧倒的に早くて、正確で、美味しいものが作れないだろうか。レシピがあるから買わなければいけない食材がわかるし、必要な調味料や料理の手順も一目で分かって、ストレスなく料理ができる。
この時、レシピがなかったらどうだろう。昔つくったときの記憶を思い出しながら買い物にいけば、必要なものを買い損ねるかもしれない、料理手順もあやふやなままつくれば、美味しい味を再現できるか怪しいところだ。
なにより、とても頭をつかう。何が必要?この手順で間違いない?忘れてることなかったけ?と地味にしんどい。その理由は、「判断を迫られる数が多い」からである。
仕事も同じ。すでに手慣れている簡単な仕事ならまだしも、久しぶりに行うちょっと複雑で厄介な仕事を手順書なしに行うのは、なかなか骨の折れる作業になる。
そういう仕事こそ、ルーティーン化してほしい。何百通りもある果てしないパターンの数を極力しぼるために、手順書をつくっておく。手順書というと、たいそうなものに聞こえるが、簡単なチェックリストで十分だ。
これを仕事のレシピだとおもってチェックしながら作業をすすめてみる。すると、余計な思考や判断ミスが排除されて、物事を効率よく遂行できるようになる。また、改善点やアイデアが閃いたりして、仕事のパフォーマンスはどんどん上がっていく。
②ウィルパワーを節約する
ウィルパワーとは直訳すると意志の力だ。先程の話とも関連するが、人間の脳は選択や判断をするたびに集中力を使って、意志の力であるウィルパワーを消耗する。
ウィルパワーは有限で、これは科学的に証明されている。であれば、僕たちにできることは次の二つだ。一つ目は、意志力を大切な場面で使うこと。2つ目は、無駄なところで意志力をつかわないこと。
一つ目は簡単。午前中に重要度の高いクリエイティブ な仕事をもってきて、午後は何も考えなくてもできるような簡単な仕事、単純作業をもってくることで解決する。
大事な仕事を先送りしてしまう人は、この順番が逆になっていることが多い。たしかに朝から、簡単な仕事や雑用を複数こなしていけば、仕事が進んでいる感覚になり気持ちがいいものだが、そればかり続けていると、いざ大事な仕事にとりかかろうとした途端に手が止まる。
もう意志力が残っておらず、重たい腰がさらに重くなる。「まだ締め切りは先だし、明日でいっか」となってしまうのだ。
だからこそ、嫌な仕事ほど先手先手で朝一にとりかかることをお勧めする。いつもやっている仕事は、意志力がなくてもできるので心配しなくても大丈夫。
話を少し戻して、二つ目の意志力を無駄に使わない方法だが、これはいくつかある。
- 目の見えるところにはスマホを置かない
- 同僚との無駄なおしゃべりを控える
- 視覚ノイズを減らす(机や鞄など身の回りを整理整頓しておく)
- PCのデスクトップもファイルを散乱させないで整理しておく(ファイル探しに意志力を消費するから)
- メールや電話を返す時間を決めておく(通知や着信が来るたびに反応しない)
- マルチタスクをしない(複数のタスクを同時並行で手をつけると意志力の消耗が激しくなるから)
- 仕事をルーティン化する(やるべき作業の流れを料理レシピみたいにチェックリストにしておく)
これらを実行することで意志の力を節約できる。節約した意志力は、また別の有意義な時間に使うことができる。
③ゾーンに入れる
「ゾーン」とは、集中力が極限まで高まって、他の思考や感情、周囲の風景や音などが意識から消えて、感覚が研ぎすまされ、活動に完璧に没頭している特殊な意識状態のことである。
出典:超集中状態「ゾーン」に入って、圧倒的な結果を出す方法
スポーツの世界では一流のアスリートたちが意図的に「ゾーン状態」をつくりだし、最高のパフォーマンスを発揮できるように努めているが、これはスポーツ選手に限らずにビジネスパーソンにも応用できる。
ゾーンに入れるコツは次の6点。
- 適度な緊張感をつくる(例えば、周囲に自分はいついつまでにこれをやります!と宣言しちゃって、学生時代の受験や期末テストのように覚悟を決めて取り掛かる)
- (ゾーンに入るのは1日30分だけ!とかして)時間をなるべく短く設定する
- スマホやおしゃべりなど誘惑から離れる(使われていない会議室を借りて邪魔が入らないようにする)
- 朝ごはんや昼食は血糖値が上がりにくものを選ぶ(食後血糖値の上がにくい低GI食品を選ぶと食後に眠くならない)
- 部屋の温度を25度付近にする(フロリダの保険会社が働く女性を対象にして行った実験で、室温を20度から25度に上げることで、従業員のタイピングミスが44%減少し、タイプする文字量が150%増加したという結果でている、僕自身も実験してみましたが24度でも26度でもなく、25度が一番はかどる)
- 背筋を伸ばして深く呼吸をする(姿勢を正すことで脳への血流や酸素供給が改善して頭が働きやすくなる)
以上6点、是非ためしてみてほしい。
④こまめに休憩をとる
高いパフォーマンスを発揮できる人は、仕事の合間合間に休憩時間をこまめに挟んで、日中を通して上手にエネルギーチャージしている。
それを裏付けるかのように最近の研究で、人は長時間続けて作業を行うよりも、適度に休憩を挟んだほうが、集中力が持続することがわかってきた。
2013年ニュージーランドで学生を対象にして行われた研究で、次の3つのことが明らかにされている。
- 休憩せずに同じタスクを継続すると集中力は悪化の一途をたどる
- 休憩せずに別のタスクに切り替えても集中力は回復しない
- 唯一、休憩を挟んだときのみ集中力は回復する
参考論文:Rest is best: The role of rest and task interruptions on vigilance
実際に、あなたも経験があると思うが、休憩をとらずに何時間も同じ作業をしていると、とても疲れないだろうか。
休憩のコツは、ちょっと疲れたかな?とおもったら早め早めに休むこと。まだいけるまだいけると作業を継続したくなっても、おもいきって一度休もう。そのほうが全体的には高いパフォーマンスを発揮し仕事の質もあがる。
3.まとめ
仕事におけるパフォーマンスとは、「一定時間内に処理できる仕事量」のこと。仕事のパフォーマンスを上げる方法は次の通り。
- 仕事をルーティーン化する
- ウィルパワーを節約する
- ゾーンに入れる
- こまめに休憩をとる
以上。是非トライしてみてくださいね。応援しています。それではまた!