どうも!菊之進です。
今回は、意外と知られていない仕事で役立つロジカルシンキングの具体的な手法(やり方)について紹介します。
ロジカルシンキングと聞くと、世間一般では「物事を順序立てて考え、分かりやすく説明できる思考能力」と理解されることがおおいのですが、実はこれは半分あっていて半分まちがっています。
ロジカルシンキングの真の目的は、「論理的に考えて結論を導き出す」ことです。目の前の課題に対して最良の答えを見つけることです。その具体的な手法をご紹介します。
こんなあなたへ
- 仕事上で役に立つロジカルシンキングを体得したい
- 具体的なロジカルシンキングの手法を知りたい
- ロジカルシンキングが身につくことで何がどう変わるのか?
- 論理的に物事を考えるとはどうゆうことなのか?
記事の内容を動画で聞きたい人はこちら↓
▶︎YouTube:ロジカルシンキングとは何か?仕事で役立つ論理的思考法はこの二つ!
1.ロジカルシンキングとは
ロジカルシンキングとは、結論を導き出すための思考法・考え方のこと。日本語に訳せば「論理的思考」となる。道理や筋道にそって思考をめぐらせ結論を導いたり、複雑な事柄を分かりやすく説明できる能力とされている。
2.ロジカルシンキングが役立つ場面
ロジカルシンキングができると、企画立案や、問題解決、商談、会議進行、業務効率化など、あらゆるビジネスシーンで役に立つ。また、自分の考えを整理して相手に分かりやすく伝える能力も磨かれるため、職場コミュニケーションも円滑になるメリットもある。
3.ロジカルシンキングの具体的な手法
ここでは、「論理的に結論を導き出す」ための具体的な方法を2つ紹介するね。
①帰納法
帰納法とは、複数の実例から共通点を導き出し結論を出す手法のこと。分かりにくいと思うので具体例を示しながら紹介しよう。
例えば、「売れるキャッチコピーを見つける」をテーマにして、その答えを帰納法で導いてみる。
まず、自社商品を使ってくれているお客さんに、商品のどこに魅力があるか教えてもらう。30人に聞けば、30個のアンサーが出るはず。その全てに正の字をつけてカウントするのだ。
そうやって、お客さんからもらったアンサーのなかで、自社商品に対して高評価のものを見つける。お客さんが満足している共通点を拾いあげるのだ。上位3位のアンサーをまとめれば、それがそのまま、売れやすいキャッチコピーとして使えてしまう。
これが帰納法で結論を導き出すやり方。
僕もむかし、営業マンで最高のセールストークを編み出したいと思っていた頃、“帰納法”には大変お世話になった。
自社商品を愛用してくれているお客さんに次から次へとインタビューして、商品のどんなところに魅力を感じたのか?特徴やメリットを調査し、自分のセールス文句に応用したことがある。
自分の頭の中だけではどうしてもいいアイデアが思い浮かばない時は、帰納法を使って皆からアイデアのヒントをもらうのも手だ。
②演繹法
演繹法とは、決められたルールに物事を当てはめて結論を導き出す手法のこと
こちらも先ほど同様、「売れるキャッチコピーを見つける」をテーマにして具体例を挙げよう。
昔、あるイベントを企画した時のこと。ちょうどそのイベントが開催する時期に、テレビのニュースや新聞で話題に取り上げられた制度・決まりがあった。
それは、2017年3月の道路交通法の改正だ。65歳以上の高齢者が運転免許を更新する際に、認知症であることが判明した場合、免許の取消しになるといった制度ができ、その当時、世間が注目をしていた。
そこで急遽、開催予定だったイベントのキャッチコピーに「最新の道路交通法の話題(認知症関連)」を加え、その手の専門家に講演を依頼した。
すると、開催日当日、蓋を開けてびっくりした。なんとイベント会場には120人もの人が集まり、定員80人だった部屋がパンク寸前で大盛況だった。
世間が注目するタイムリーな話題、だれもが知っておかなければならない新制度というルールにそって、イベントを開催した(キャッチコピーを考えた)結果、予定をこえる集客が可能となった。
これが演繹法で結論を導き出す方法。
4.まとめ
ロジカルシンキングとは、結論を導き出すための思考法でした。ビジネスシーンでは、企画立案や、問題解決、商談、会議進行、業務効率化などで役立ちます。
ロジカルシンキングの具体的な手法は大きく分けて2つです。帰納法と演繹法。
たくさんのサンプルから共通点を見つけ出し、結論を導くのが帰納法。決められたルールに物事を当てはめて結論を導き出すのが演繹法。
これら二つの武器を上手く使えば、仕事で成果をあげること間違いなしです。応援していますね。それではまた!