どうも!菊之進です。
今日は、ネットで叩く人の共通点と心理、叩かれた時の4つの対処法についてお話しします。
こんなあなたへ
- ネットで叩かれて心が折れてしまった
- 悪意ある言葉に傷ついてモチベーションが戻らない
- 相当落ち込んでモヤモヤが消えない
記事の内容を動画で聞きたい人はこちら↓
▶︎YouTube:ネットで叩く人の心理と叩かれた時の4つの対処法
1.ネットで叩く人の3つの共通点
ネットで叩く側の人には3つの共通点がある。
- 匿名で叩く。自分の名前は隠して知らせない
- 同じような不満を持った人を焚きつけて味方につける
- 重箱の隅をつつくようにターゲットの欠点ばかり取り上げる
2.ネットで叩く人の心理
ネットで叩く人は、「あなたのここが間違っている。道理に反している」と正義を振りかざしているので、一見してまともな人に見えるかもしれない。しかし彼らの内心は違う。
叩く背景には、相手を屈服させたい。過ちを認めさせたい。自らの力を誇示したいという気持ちが隠れている。心の中は、日頃から社会に対して抱えているストレスや不満、劣等感などで溢れている。相手を叩く本当の目的は、相手を叩きのめして快感を得たり、優越感に浸ることなのだ。
ちなみに、公然で人を叩くという行為は、叩いた内容がどうであれ名誉毀損罪にあたる可能性がある。
公然と事実を摘示し、人の名誉を毀損した者は、その事実の有無にかかわらず、三年以下の懲役若しくは禁錮又は五十万円以下の罰金に処する。
【引用元】刑法第二百三十条
3.ネットで叩かれた時の4つの対処法
①悪い意見が来ることも覚悟しておく
どんな環境にも必ずアンチはいる。それは、アメリカの臨床心理学者 カール・ロジャーズの研究で明らかにされている。
カール・ロジャースの2:7:1の法則と言われていて、あなたの周りに10人いれば、そのうち2人は気の合う人、7人はどちらでもない人、1人は気が合わない人に分けられる。最後の1人は何をしてもどんなことをしても、あなたの事を嫌ったり気が合わない人だ。
例えばSNSであなたが投稿したコメントを1,000人が閲覧したとしたら、そのうちの100人は、あなたを批判したくなる。
実際に僕自身も、youtubeにアップした動画や、Twitterで呟いた発言に、攻撃的なコメントで返された経験が何度もあった。確率的にちょうど十人に一人くらいだろう。
②無視する
ネット上での悪口や陰口に反応してしまうと、相手の思う壺。ゆすりの標的とされて、ますますことを悪化させてしまう。
ここで、ヴァイオリニストの高嶋ちさ子さんの話を例にしよう。彼女もかつて、ネットで大バッシングを受けて、どん底まで落ち込んだ経験があるようだ。
二人の息子に「平日に任天堂DSで遊ぶのは禁止」というルールを課したが、彼らがそのルールを破ったために、高嶋さんはこどものDSをバキバキに破壊したらしい。
その情報が世間に漏れた途端、「子どもへの虐待」などといわれ、一日に1,000件以上もの批判を受けたようだ。
この事件以降のアンチに対する彼女なりの持論を引用する。(以下)
「例えばお芝居のお客さんはお金を払ってきてくれる人。その人達の言うことは聞くべき。でもブログを見る人は暇。一円もお金払ってないから。その人達の言うことは聞く必要がないの」
「だって、(相手が)見えないんですよ?(ネット)に書いている人なんて、性別もわかんない、年もわかんない、職業もわかんない。そんな奴にこんなこと言われちゃった〜って思う?」
高嶋ちさ子氏
大切なお金を払ってまで、自分自身に投資してくれた人、ファンでいてくれる人の意見こそ、ちゃんと耳を傾けて聞くべきであり、そうでない人(匿名で顔も隠して攻撃的な意見しかしない人)に耳を傾けても、精神的に参っちゃうだけ。
つまるところ、無視して関わらないのが一番ということだ。
③ネット掲示板やブログの管理者に削除依頼する
ネットで誹謗中傷されたりプライバシー権を侵害されたりしたら、サイト管理者に削除請求を行うことがでる。
サイトには利用規約やガイドライン、禁止事項などが定められていることが多いので、そういったものを確認しながら、具体的に「書き込み」のどの箇所がガイドラインに違反しているのかなどを報告することで削除してもらいやすい。
例えば、ツイッターでも、特定の人物を標的とした嫌がらせや、嫌がらせを助長する行為は禁じられている。本人の同意なしに、私的な画像や動画を投稿したり共有したりすることも禁じられている。個人情報を勝手に開示するようなツイートも許可されていない。
これらに該当する場合は、Twitter上で削除依頼が可能だ。問題のツイートをした人のアカウント名や、ツイートのURL、問題の内容、依頼主のアドレス・アカウント名・氏名を入力して迷惑行為の報告を行うと対応してもらえる。
④弁護士に依頼する
冒頭でのべたとおり誹謗中傷・悪口の書き込みは犯罪行為になる可能性がある
たとえば、「〇〇は不倫している」、「〇〇は前科がある」と言いふらすことは、たとえ事実であっても刑法230条第1項の「名誉毀損罪」にあたる。
「〇〇は性格が悪い」、「〇〇は頭が悪い」といいふらすことは、刑法231条の「侮辱罪」にあたる。
「〇〇は〇〇に住んでいる」、「〇〇は家で〇〇をしている」といいふらすことはプライバシーの侵害にあたる。
ネット掲示板での誹謗中傷は匿名性の高さなどから、軽く考えている人もいるが、もし、相手の目に触れ、その相手が告訴のような法的な行動を起こしたときには書き込んだ人は犯罪者として逮捕されるケースもある。
弁護士に依頼すれば、犯人を特定、謝罪と慰謝料の請求、「掲示板」「ブログ」「SNS」などの書き込みの削除申請も代行してもらえるので、本気で悩んでいて、どうしても相手が許せない場合は、法的手段に訴えるのもあり。
3.まとめ
ネットで叩かれた時の4つの対処法は次のとおり。
- 悪い意見が来ることも覚悟しておく
- 無視する
- ネット掲示板やブログの管理者に削除依頼する
- 弁護士に依頼する
タチの悪い人とは極力関わらない。あまりにもしつこく無視できない範囲にまできたら弁護士に相談しましょう。
最近では、ネットの誹謗中傷に強い弁護士が増えてきて、無料で相談できますし、費用も数万円程度です。
成功報酬型で、対策できなかった場合は費用を受け取らない弁護士もいます。まずはお気軽に相談してみてください。問題が解決することを祈っています。それではまた!