いったい何様?見下す人の心理がヤバい!上手な対処法3選

見下す人の心理と対処法

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どうも菊之進です!

今日は、見下す人のヤバい心理と上手な対処法を3つお話しします。

何かにつけて人を見下す人っていますよね。

上から目線で、人を小ばかにするような、おとしめようとする発言や態度をとる人です。

そのような人が近くにいると、毎度毎度、嫌な気分にさせられます。

彼らはなぜ、人のことを馬鹿にするのでしょうか?

平気な顔して、人を傷つけることができるのでしょうか。

一体、何様なんでしょうか。

そのヤバい心理に迫りたいと思います。

また、記事の後半では、見下す人に対する対処法もお届けします。

見下す人には近寄らない。これが一番ですが、相手が職場の先輩や上司だったりするとなかなかそうはいきません。

離れることが難しい相手に、どのように接したらよいか。

そのヒントをお届けできればと思います。

記事の内容を動画で聞きたい人はこちら

▶︎YouTube:いったい何様?見下す人の心理がヤバい!上手な対処法3選

菊之進
それではどうぞ!

1.見下す人のヤバい心理3選

人を見下す人はこれから紹介する3つの心理のどれかに該当します。

そしてこの3つ、実はどれも心の病気かもしれないというお話をします。

①自分は特別な存在

見下す人の中には、自分自身を特別な存在だと考えるひとがいます。

自分は周りの人と比べて、優れていなきゃいけない。素晴らしくなきゃいけない。賞賛されるべき存在、偉大な存在でなければならない。

そんなふうに思い込んでいます。

そのために何をするか?

他者を低く評価します。それが手っ取り早いからです。

自らの能力やスキルを上げるよりも、まず先に人を批判したほうが簡単に優越感を得ることができます。

自分よりも劣っていると感じる人を見つけては、見下せるポイントを探し、実際に言葉や態度で相手を落とすことで満足するのです。

相手と優劣をつけて自分が優れた人間になった気になりたいのです。

このように、自らの自尊心を保つために平気で人を貶めるような行為ができる人は、本人は気づいていませんが、ある疾患を抱えている可能性があります。

『自己愛性パーソナリティ障害』と呼ばれる精神疾患です。

以下の5つ以上があてはまればそう診断できます。

あなたの身近にいる「見下す人」を思い浮かべながらチェックしてみてください。

自己愛性パーソナリティ障害の診断

  • 自分の重要性や才能について、誇大な、根拠のない感覚を抱いている(誇大性)。
  • 途方もない業績、影響力、権力、知能、美しさ、または素晴らしい恋という空想にとらわれている。
  • 自分が特別かつ独特であり、最も優れた人々とのみ付き合うべきであると信じている。
  • 無条件に賞賛されたいという欲求をもっている。
  • 特権意識をもっている。
  • 目標を達成するために他者を利用する。
  • 共感性に欠けている。
  • 他者を嫉妬しており、また他者が自分を嫉妬していると信じている。
  • 傲慢かつ横柄である。
出典:MSDマニュアル 自己愛性パーソナリティ障害(NPD)

ポイントは、該当する人物が、自分の価値を過大に評価しているか、賞賛されたい欲求があるか、共感性のなさが持続的に認められるかです。

全てあてはまれば、あなたの目の前にいる嫌なやつは病気なのだと思ってください。

この病気は、専門のクリニックで長期間にわたって精神療法を受けない限り治りません。

本人が自らの意思で治したいと思わないかぎり、治す機会すらないのです。

可哀想な人なのだと思うことで、あなたの心も軽くなると思います。

②他人を苦しめることが快感

見下す人の中には、苦痛や不快をこうむる他者を見ることで快楽を感じる人がいます。

小・中学校の頃に弱いものを叩いたり辛かったりして楽しむいじめっ子っていませんでしたか?

まさにそのイメージです。

最近では、子供に限らず、大人になってからも問題を起こすひとが意外と多くて、よくニュースになっていますよね。

それは教員いじめをする教員だったり、家庭内で暴力を振るう夫や妻だったり、自分の秘書に暴言を吐く国会議員であったり、患者に虐待をはたらく医療従事者であったりと様々です。

どのタイプにも共通して言えるのが、他人に痛みや苦しみを与えることに快感を感じているいうことです。

僕たちには、彼らの気持ちは到底分かり得るものではありませんが、人をいじめるのが純粋に好きで、相手がうろたえているのを見るのが楽しいという「根っからの悪党」が、この世の中にはいるのです。

そして、そのような自分の快楽のために人を傷つけることができる人は、サディスティックパーソナリティ障害を患っている可能性があります。

次の8つの特徴のうち、少なくとも4つが繰り返しおこるようなひとが当てはまります。

  1. 人間関係における優越感を得るために、身体的虐待または暴力を用いたことがある
  2. 他人の目の前で人を辱め、けなす
  3. 自己の支配下で、誰かを非常にきびしく扱いきたえたことがある
  4. 他者に精神的または身体的苦しみを与えること(動物を含む)を楽しみ、喜ぶ
  5. 他者を傷つけたり、苦痛を与える目的で嘘をついたことがある
  6. 他の人達をおどかして、自分のしたいことをやらせる
  7. 親しい人間関係にある人々の自律性を制限する
  8. 暴力、武器、軍事、傷害、または拷問に魅せられる
引用: アメリカ精神医学会、DSM-III-R 精神障害の診断・統計マニュアル ウィキペディア

僕自身の話をすると、社会人になった時の最初の上司が見事に当てはまっていました。(この中の1.2.3.6)

新入社員の頃の僕は、物覚えが悪くて、要領の悪い自分自身の無能さを責めていましたが、いま思えばあれはやっぱり異常だったのです。

些細なミスで蹴られたり、会社の同僚みんなの前で笑い物にされたりすることは、日常茶飯事でした。

相手を精神的に打ちのめし萎縮させる。素知らぬ様子でこれができる人は危険です。

不用意に近づかないでくださいね。

③他人への愛情や思いやりを感じない

見下す人の中には、他人の心の痛みに対して何も感じない人がいます。

自分の発言や行いによって相手を苦しめたとしても、彼らに罪悪感なんてものはありません。

その心理は、例えるなら詐欺師に似ています。

詐欺を働く人たちは、相手のお金を奪うことに対して何の躊躇いもありませんよね。

僕も昔、投資詐欺にあいましたが、主犯格の男は、被害者のことを「頭の悪いマヌケなカモ」と仲間うちでやりとりしていました。

このように他人に対する思いやりや愛情が著しくかけた人のことをサイコパスと呼びます。

サイコパスというと連続殺人犯のような危険人物をイメージすると思いますが、最近では、マイルド・サイコパスといって、重犯罪に手を染めることはないけれども、周りの人に悪影響を与える人がいることもわかっています。

あなたの身近にいる「見下す人」もマイルド・サイコパスかもしれません。

次の特徴に当てはまる場合、その可能性があります。

良心が異常に欠如している

他者に冷淡で共感しない

慢性的に平然と嘘をつく

行動に対する責任が全く取れない

罪悪感が皆無

自尊心が過大で自己中心的

口が達者で表面は魅力的

引用:こんな特徴は要注意! 普段の言動からわかる“サイコパスな人”の見分け方

人の心や尊厳を平気で踏みにじる行動をしながら、そのことに心が動かない。

だから平然として人を見下す発言や行動をとることができるのですね。

ちなみに、職場にマイルド・サイコパスがいる場合、ほぼ必ず、なにかしらのハラスメント行為をすることもわかっているので、該当する人物がいたら気をつけてくださいね。

2.見下す人への対処法3選

①まともに聞かない

これまでお話したとおり、見下す人の目的は大きく分けて二つあります。

一つ目は、自分は他人よりも優れているという優越感を得るため。

もうひとつは、相手の困った顔をみて快感を得るためです。

なので、見下されて、慌てたり、咄嗟に何か言い返したり、落ち込んだ素振りをみせてしまったら相手の思うツボです。

きっと相手は図星をついてくるでしょう。それでもあなたは動じないでください。

愛想笑いをしたり相槌をうったりしなくていいです。

あくまでも無反応・無表情を貫いてください。

結局のところこれが一番効きます。

反応がないと相手は心が満たされませんので、張り合いがないと思って他の人にターゲットを移してくれるからです。

決して、怒ったりやり返したりしないでくださいね。

人を見下す人は、他者から批判されたり、辱めをうけたり、敗北感を味わうことにめちゃくちゃ敏感で、自尊心がとても強いです。

なので、こちらが反撃に出ると、その自尊心を守るために、怒りや軽蔑をもって反応したり、荒々しく反撃したりすることがあります。

さらに頭が切れるので、口では敵わなかったりします。敵に回すと厄介です。

そんな訳で、見下す人の発言には、まともに聞かない、右から左へ受け流すスルーすることが一番の対処法です。

スルーする方法については、スルースキルを上げる方法5選!嫌なことを受け流す思考習慣という記事で解説しましたので、こちらも合わせてご覧くださいね。

②プライバシーに関わる情報は教えない

見下す人は、常にだれかの「見下しポイント」を探しています。

人の欠点を指摘したり、悪口をいったり、みんなの前でバカにすることで自分の心を保っています。

なので、対策としては、彼らに心の栄養源を与えないようにする、すなわちネタになるような情報を漏らさないようにすることが大切です。

家柄のこと、私生活のこと、持ち物のこと、恋人のこと、夫婦のこと、子供のこと。

見下す人は、情報を引き出すのが上手なので、彼らの口車に乗らないように気をつけてください。

当たり障りのないことをいって上手くごまかしましょう。

見下しポイントが得られなければ、相手のターゲットから徐々に外されていきます。

僕自身、同じネタで半年間も笑い物にされたこともありましたが、それ以降、私生活のことは一切口にしないようにしたら、嫌がらせも減りました。

口の軽い友人にも話さないように気をつけておくのも効果的です。

③証拠をおさえて追放する

見下す人と直接やりあうのは危険という話をしましたが、それではどうしても腹の虫がおさまらないという人や、このままいけば精神的に病んで持ちそうにないという人もいるでしょう。

その場合、ハラスメントの証拠を掴んで、同じ被害に悩む同僚を味方につけて、人事部にかけあうことをおすすめします。

僕はこのやり方で、嫌な人に異動してもらいました。

数ヶ月と時間はかかりますが、やる意味はあります。

二度と顔をみることなくメンタル的にも解放されます。

3.まとめ

見下す人は次の3つの心理のどれか、あるいは複数をもっています。

  1. 自分は特別な存在
  2. 他人を苦しめることが快感
  3. 他人への愛情や思いやりを感じない

それぞれ、自己愛性パーソナリティ障害、サディスティックパーソナリティ障害、サイコパシーである可能性について触れました。

普通のひとであれば、心の中でだれかを見下すことはあっても、それを言葉に出して、繰り返し人を傷つけるようなことはしません。

それができない、心のブレーキが外れた人は、もう心の病気です。

目の前の嫌なやつは病気なのだと思いましょう。

そうすることで、少しだけでも心が軽くなるはずです。

続いて、見下す人への対処法を3つご紹介しました。

  1. まともに聞かない
  2. プライバシーに関わる情報は教えない
  3. 証拠をおさえて追放する

基本的には1と2で対応します。

そのためにもスルースキルをぜひ身につけてくださいね。

ここまでご覧いただきありがとうございました!それではまた、次の記事でお会いしましょう。

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