「努力する人」と「できない人」の決定的な違い

努力する人とできない人の決定的な違い

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どうも菊之進です!

今日は、努力する人・努力できない人の決定的な違いについてお話しします。

突然ですが、あなたはどちらのタイプでですか?

A:与えられた仕事に文句一つ言わず、真面目に黙々と働けるタイプ

B:努力の割に、評価されないし成果も出ないと感じたら手を抜くタイプ

お恥ずかしながら僕自身はBタイプで、Aタイプの人をみると本当に凄いなと尊敬します。

Aタイプの人になろうと頑張って、もそうそうなれるものではありません。

両者には一体どんな違いがあるのでしょうか?

今回は、脳科学の観点で違いを明らかにしつつ、真面目に努力し続けることが苦手な人に対してやる気を促す特別な方法をご紹介します。

この記事は、必要に迫られないと行動できない…という人、何事も三日坊主でおわりがち…という人におすすめです。

記事の内容を動画で聞きたい人はこちら

▶︎YouTube:「努力する人」と「努力できない人」の唯一の違いと対処法

菊之進
それではどうぞ!

1.努力する人・できない人の違い

アメリカのテネシー州にあるヴァンダービルト大学の研究チームが2012年とある研究結果を発表しました。

努力する人と努力できない人について、簡単な実験をおこない、頑張れる人と頑張れない人、それぞれの脳機能をモニタリングしたのです。

研究デザインなどの細かい情報はさておき、結果だけお伝えします。

努力できた人たちは、やる気をつかさどる脳内の「線条体」と「前頭前皮質腹内側部(ぜんとうぜんひしつふくないそくぶ)」の働きが活発でした。

この部分は「報酬のために頑張ろう!」という意欲が湧くときに働きます。

つまり努力できる人は、報酬に敏感な脳のつくりであることが分かったのです。

報酬に対して湧き上がる嬉しさや喜びといった感情が、平均的な人よりも強い可能性があります。

その一方で、努力できなかった人たちは、線条体や前頭前野があまり活性化せず、「鳥皮質」と呼ばれる別の部位が活発に働いていました。

この部位は損得勘定をつかさどり、もらえる報酬が労力に見合わない場合、行動にブレーキをかけてしまうと言われています。

つまり、努力できない人は、報酬に鈍感な反面、対価として支払うべき労力や犠牲に敏感な脳のつくりになっている。

ということが分かったのです。

2.努力できない脳でも大丈夫

努力できる・できないは、脳機能の違いであり、それはもしかすると生まれながらにして決まっているのかもしれません。

でもご安心ください。

「努力することに向かない脳」であってもいいのです。

努力が嫌い、努力が苦手な脳でも、夢や目標を叶えることはできます。

例えば、誰もが憧れる、東大生の半分は「努力できない脳」の持ち主だと言われています。

それでも、東大に入ることができるのです。大きなことを成し遂げることができます。

大切なのは、頭の使い方なんですね。

次のコーナーでそのヒントをお届けしていきます。

3.「努力できない」の対処法2選

①努力しないで済む工夫をする

最初に挙げた研究で、努力できない人は、島皮質の働きが強いことがわかりましたよね。

これって、わかりやすく言い換えると、「めんどくさいことや無駄なことに敏感な脳をしている」ということなんです。

そんな人は、長時間まじめに作業しつづけるよりも、30分でもいい。1時間でもいいから早く仕事を切り上げる方法を考えるのが得意です。

さきほど東大生の話をしましたが、東大生の中には1日2時間しか勉強しないと決めて、試験勉強に取り組み合格した人がいます。

その人は、その二時間、一切の無駄を省き、効率よく学習したそうです。

私の知り合いにも東大生がいるのですが、その人も同じようなことをいっていて、勉強を始める前に、まずは記憶法を学ぶと言っていました。

大量の情報を脳に素早く長期に記憶するにはコツがあるのです。

「努力が苦手なら、努力しない方法を工夫する」これにつきます。

今あなたが手にしているスマホも、触る人が努力しないで済むように作られています。

電話もできて、ネットもできて、カメラもついて、ゲームもできて、読書もできる。

一台で全てができるなんて一昔前では考えられませんでした。

これほどまでに便利なのは、面倒かつ非効率なことを省いて、どんどん簡単にしていこうという開発の意図があるからです。

何が言いたいのかというと、努力嫌いという性質は、短所ではなく長所になるということです。

その性質を活かせば、ものごとを効率化したり、もっと便利なものを生み出せたりします。

その能力は、どんな企業でも求められるものです。

②ご褒美をイメージ化する

最初にあげた研究で、努力できない人は、脳内のやる気をつかさどる部位がうまく活性化しないという話をしました。

努力できる人にくらべて、やる気スイッチが入りづらいのですね。

それならこのスイッチが入りやすいように工夫してあげればいいのです。

ズバリ、ご褒美を設定しましょう。

やる気が起きない作業をする前に、次のことを実践してみてください。

①まずワクワクすることをイメージします

心からやりたいと思えることをイメージしてください

②つぎに、そのやりたいことをメモに書いて目の見えるところに貼っておきます

複数列挙しておくと効果的です

②さいごに時間を決めましょう

何時までに仕事を終わらせて、何時からご褒美タイム。そう決めちゃいます。

この状況下で作業をスタートしてみてください。

やってみるとわかりますが、何も準備せずにただやみくもに仕事にとりかかるよりも、明らかに「脳が頑張ろう!」と前のめりで作業が捗ります。

これが終わったらこんな楽しいことが待ってる!と脳に言い聞かせてあげるんです。

4.努力が苦手な人へ!おすすめの名言

まるちょん名言集より、頑張れる言葉をいくつかお届けします。

苦しみは山頂の一歩手前

仕事の流儀 プロフェッショナル

努力はウソをつく、でも無駄にはならない。努力の正解を見つけることが大切

羽生結弦

頑張ってれば報われるという考えは一切捨ててもらって、どんな頑張っても方法が間違えば上手くいかないですから

北島達也

人生という名の線は1日という名の点でできている、線を切らないためにも点をたくさん繋いでいこう

発言者不明

誰にでも可能性はある。私も最初はゼロだった

安室奈美恵

絶対に負けてはならない敵は相手ではなく自分自身

上原浩治

得意分野を作れ

カリン・アイルランド

なんだかんだ言ってきた奴を見返してやりたい

金本知憲(かねもと ともあき)

成功とは自分を好きになること、自分のしていることを好きになること、そして、自分のやり方を好きになること

マヤ・アンジェロウ

たとえ小さなことでもいいから、やれることからやって、少しずつ前進していけばいい

辰吉丈一郎(たつよし じょういちろう)

誰でも試練の時はやって来る。だが、朝の来ない夜はない。そう思って耐えながら、「これくらいではへこたれないぞ」と前向きに生きていこうじゃないか

武田豊(たけだ ゆたか)

だいじょうぶ。これまでやってこれたんだから、これからだって、わたしはだいじょうぶ

冨永愛(とみなが あい)

5.まとめ

努力する人・できない人の違いは脳機能にありました。

努力する人は、報酬に敏感で苦労に鈍感。反対に努力できない人は苦労に敏感で、報酬に鈍感。

そんな脳のつくりになっていたのです。

自分が努力できない脳だからといって思い悩む必要はありません。

東大生の半分は「努力できない脳」の持ち主であるように、努力できなくても社会的に成功を収めることはできるのです。

ポイントは頭の使い方です。

努力できない人は、めんどくさいことや無駄なことに敏感な脳のつくりをしているので、努力しないで済む工夫ができます。

仕事の効率化を考えたり、新しい便利なものを生み出すという点において、強みでしかありません。

努力嫌いを活かした仕事の仕方を模索してみましょう。

もうひとつは、ご褒美のイメージ化です。

これをすると、やる気スイッチがONに入りやすくなり、意外と作業が捗ります。

仕事にメリハリもついて充実感もあるでしょう。

以上です。

ここまでご覧いただきありがとうございました!それではまた、次の記事でお会いしましょう。

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