医療営業職MRについて驚くほど分かる仕事内容と働き方

医療営業職のMR

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菊之進

働く20代のためのビジネス情報専門家。明るく、楽しく、幸せにがモットー!

どうも!元MR菊之進です。

医療営業職MRについて8つの仕事内容と働き方を中心に紹介するよ。

医療業界におけるMRの価値とは何か、そして医療現場に求められるMRとは。

こんなあなたにオススメ。

  • MRの仕事内容を詳しく知りたい
  • MRの仕事の魅力について知りたい
  • MRは接待が多いの?
  • MRの年収はどれくらい?
  • MRのノルマは厳しいの?
  • MRは土日に休みもないの?
  • MRとMSと医療機器営業の違いについて知りたい
  • MRに将来性はあるの?
  • MRに転職を考えている

それではどうぞ。

1. 医療営業職のMR(エム・アール)の魅力とは

MRは「Medical Representative」の頭文字をとった略語で、医薬情報担当者と呼ばれてる。

堅苦しいことは抜きにして、簡単にいうと医療現場で活躍する製薬会社の営業マン

診療所や病院で見かけるスーツを来たそれっぽい人が、何を隠そうMRだ。

営業の相手は、主にお医者さん。

自社医薬品の有効性や安全性を宣伝すること。

加えて、副作用などが起きていないかの情報収集も行う。

医師の薬物治療のパートナーとして、病気に苦しむ患者さんを救うお仕事だ。

「あなたのおかげで患者が助かったよ」という言葉が三度の飯より嬉しい、人の命を救う誇りを持って取り組める人気の営業職。

またMRは、エリア制(〇〇市担当)や領域制(ガン領域担当など)をとっており、その地域でその薬を扱えるのは唯一自分だけとなる。

そのため、一人一人が任されたエリアの代表として、誇りを持って取り組むことができる。

2. MRの扱う医療用医薬品とは

MRの扱うお薬は、医療用医薬品

簡単にいうと、病気になった時にお医者さんに診てもらって、処方される薬のこと。

ドラッグストアで気軽に購入できる一般用医薬品(大衆薬・家庭薬)ではない。

医療用医薬品は、一般用医薬品よりも効き目が強く副作用もあるため、適切な患者に適切な用法用量を守って処方される必要がある。

日本国内でも過去に薬物の不適切な使用によって、死亡したり、障害が残ったり、奇形児が生まれたり、合併症や感染症を引き起こした薬害事件が多々ある。

そのためMRは、医師や薬剤師に面会して、医療用医薬品の安全性や適切な使用について情報提供する義務があるのだ。

3. MRの医療業界における役割とは

MRは、医師を支える薬の専門家、アドバイザーとしての役割を担っている。

薬の情報なら、薬剤師がいれば十分じゃん!と言う声も聞こえてきそうだけれど・・

MRは、自社医薬品については薬剤師よりも詳しいため、医師からも頼られることが多い。

医師2,129名を対象にした「薬剤を新たに処方する際に、最も影響を与える情報源は?」の調査からも明らかだ。

医師の処方に影響する情報源の1位はMR。

2位の「研究会・講演会」もMRの主催する会である。

つまり、医師のお薬アドバイザーとして自信を持って活躍できる職なのだ。

それに加えて、医療業界におけるMRの役割はもう一つある。

地域医療連携のコンサルタントとしての役割だ。

団塊の世代が75歳以上になる2025年。

国民の3分の1が65歳以上で、5分の1が75歳以上という『超・超高齢社会』がやってくると言う。

そんな超高齢者が住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最後まで続けられる事を目標に。

住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体となって受けられる地域包括ケアシステムの構築を国は求めている。

このような中、地域医療連携のニーズに応えるべく製薬会社も動き始めた。

出典:FUJITSU

MRは、地域の医療機関がスムーズに連携できるよう、医療機関同士の接点を作ったり。

地域包括ケアシステムの構築に成功した演者を招いて、勉強会を開催したりする。

また地域医療連携のためには、医師、看護師や薬剤師、栄養士、理学療法士などのコメディカルの連携も大事なことから、他職種連携を目指した勉強会にも取り組む。

医師とコメディカルを、そして医療機関同士を繋げる架け橋となって地域医療を支えるのだ。

4. MRとMSと医療機器営業の違い

混同しやすい「MRとMS」「MRと医療機器営業」の違いを紹介するね。

① MRとMSの違い

大きな違いは、MRが医師へ医薬品の専門的な情報提供を行い、MSはそのバトンを引き継ぎ該当する医薬品の販売に徹するということ。

多くても10種類程度の薬しか扱わないMRと、10,000以上の薬を扱うMS。

薬一つあたりの情報量は圧倒的にMRが強いため、医師への情報提供のメインはMRになるのだ。

MRは医師への癒着を防ぐために価格交渉権を持たないので、医療機関への価格交渉はMSが仲介してくれる。

まさに2人3脚の良きパートナーと言えよう。

MRとMSの総合的な違いを以下の表にまとめた。

MR MS
正式名称 Medical Representative(医薬情報担当者) Marketing Specialist(医薬品卸販売担当者)
学術知識 自社医薬品に専門的 医薬品全般に浅く広く
医師の処方ニーズを満たす 細かいニーズまで対応できる MRに任せる
医療機関に対する価格交渉 出来ない(禁止されている) 交渉できる
販売活動 医薬品の販売はMSに一任している 医薬品、医療材料、医療機器など広範な医療商材を販売可能
一人当たりの営業範囲と担当施設 広くて多い 狭くて少ない
プロモーション活動の予算 説明会や講演会など予算は潤沢 限られている
平均年収 684万円 400-550万円

なぜ給料に差が開くのかというと、製薬会社の利益率が圧倒的に高いから。

製薬会社の利益 =「医薬品卸会社に販売した価格」-「薬の原価」

医薬品卸会社の利益 =「医療機関に販売した価格」-「メーカーから仕入れた価格」

医薬品の製造原価率は10%前後なので、製薬メーカーの利益はかなり大きい。

一方、医薬品卸会社の利益率は、僅か1%前後で、赤字覚悟(卸間の価格競争で安く安く医療機関に納品する傾向があるので)

そのため、医薬品卸会社は製薬メーカーからの別途アローアンス(商品を販売してもらうために製薬メーカーが卸会社に支払う協賛金)で補っているのが現状。

② MRと医療機器営業の違い

MRと医療機器営業の大きな違いは、扱う商品が違うということ。

MRは、医療用医薬品を扱うが、医療機器営業は、心臓ペースメーカやMRI、放射線治療装置などの装置からハサミ、メス、ピンセットなどの鋼製小物まで様々な医療機器を扱う。

扱う商品が異なるので、営業スタイルも応じて変わる。

両者の違いをザックリ表にまとめた。

MR 医療機器営業
業界での呼び名 薬屋 機械屋
扱う商品 医療用医薬品 医療機器
他者との商品の差別化 同種同効薬が多く、他社製品との差別化の難易度が高い 医薬品に比べて競合品が少なく、差別化しやすい
主な商談の相手 処方権のある医師、薬剤採用権のある薬局長がメイン 医療機器を購入する権限のある人物(医師、技師、看護師、事務)
医師との面会場所 外来、医局前、休憩室、廊下など様々 手術室を中心(手術の立会い)に様々
一人当たりの営業範囲 医療機器営業より狭い MRより広い
年収 684万円 500-600万円

僕個人としては、MRの方が総合的に難易度が高い印象。

なぜなら一般的にMRの扱う商品は競合他社も多く、医師も同じ種類の薬で既に使い慣れたブランドがある。

その中から自社医薬品を使ってもらうためには、敷居が高くなるからだ。

それ故に、採用された時の喜び、やり甲斐は大きい。

ところで「MRと医療機器営業の違い」に関する多くの記事が、MRについて間違った記述をしているので、それについても記しておくね。

MR認定資格がないと、MRは営業できないの?

資格が無いと営業できないは間違い

MR認定試験に落ちてしまっても営業できるし、医療機関側も認定資格持ってるか?なんて気にしてない。

認定資格が無いと入れない病院なんて、極めて一部。全体の1%未満だろう。

取得しても一度も使ったことがないと言うのがMRのホンネ。

ただ表向きには、取得していた方が良い。

製薬会社各社でMR試験合格率などを競っているので、MR試験に合格できないMRには厳しい。

合格するまで、ボーナス貰えなかったりするから。

MRの活動は、医局前に制限されるの?

病院のルールで厳しく決まっていない限り、制限されない。

僕自身MRの時は、医局の中、外来、病棟、HCU、調剤室、検査室、連携室、救急、医事課、総務課、秘書課、透析室、至るところで医師やスタッフと面談したよ。

信頼関係の取れた医師とは、売店で一緒に弁当を買って、休憩室でランチしながら自社医薬品の話をしたりすることも。

昔と違って、今のMRは医師だけでなく、医師を支える医療スタッフも味方につけるスキルが求められる。

医局前でただひたすらDrを待つのがMRの仕事なの

僕は、待つのが嫌いな性分なので、アポイント面談や待たずして会えるスポットを抑えていた。

ただひたすらDrを待つMRは、1〜2年目までの新人MRか、50を過ぎた手抜きおじさんMRかのどちらか。

言葉悪いけれど、これがリアルな話なので。。

脂ののったバリバリMRは、他のMRの知らないところで医師に会っているよ。

5. MRの主な仕事内容

まずはじめに、僕のMR時代の1日の動き方・スケジュールを書いてみた。

MRの一日のスケジュール・仕事内容

MRの一日のスケジュール・仕事内容

意外とシンプルでしょう(笑)

外勤業務と内勤業務。それぞれ何をしているのか。

以下にもう少し具体的に紹介するのでみて欲しい。

① 医薬品卸会社を訪問しMSと擦り合わせる

朝一は、医薬品卸会社を訪問してMSと「施策」を擦り合わせたり、お互いにとって「有益な情報交換」を行うよ。

「施策」というのは、製薬メーカーと医薬品卸会社が取り決めた、共通の売上計画目標(達成すべき販売金額や口座軒数)のこと。

「〇〇クリニックで、〇〇の新規口座を作るためにどうするか」話し合ったり「〇〇院長は、〇〇の情報を希望しているので、〇〇の論文があれば採用にこぎつけるかも」

といったお互いの施策を達成する上で、貴重な情報交換をする。

クリニックの院長や調剤薬局に強いMSに同行をお願いすることもあり、まさに二人三脚リレーのパートナーと言うべき存在だ。

また、医薬品卸会社の朝礼に、月に一度参加できる機会がある。

この朝礼は、卸会社の支店長とMS全員が集まる絶好の機会。

この時に「施策」の達成状況を報告したり、自社商品のPRをして売上計画を推進するのに役立つ情報提供をする。

MS全体の士気を上げて、お互い協力し合える雰囲気づくりもMRの大事な仕事である。

② 医療機関を訪問しDrと面談する

医師と面会できるゴールデンタイムは、医師の午前診療の終了間際(12時前後)と午後診療の終了間際(18時前後)

基本的には、医師の仕事終わりに合わせて訪問しているよ。

医師との面談の一番の目的は、自社商品を使ってもらうこと。

そのために、医師のニーズを探りながら、それを満たす解決策を提案していく。

例えば「〇〇の薬を使用されても、患者さんの症状が取れないことはありますか?」などと聞きながら、その問題を解決できる自社医薬品を勧めるといった具合だ。

医師は使ったことのない薬を目の前にして不安懸念が出てくるので、それらを払拭するのもMRの役目。

医師が納得した上で、困っている患者さんに自社医薬品を使ってもらう約束を取り付けるのだ。

多忙でなかなか面談の最中に話を聞いてもらえないような医師の場合、説明会(後述)を提案すると聞く耳を持ってもらえることも。

「従来の薬より、即効性のある新薬が登場したのですが、是非説明会のお時間を頂けますか」

などとお願いして説明会の機会を頂くのだ。

そのほか、医師との面談では「〇〇を調べておいて」などの質問に対する回答をしたり。

処方してもらった自社医薬品の副作用情報を収集したり。

副作用を出さないための安全性情報を伝達したりするのも大事な仕事。

自社医薬品だけでなく、周辺情報(その薬が解決できる病気全般の知識、最新の治療ガイドライン、医療制度、競合品の知識)なども把握しているMRは重宝されるよ。

③ 医療用医薬品の説明会を開催する

MRのプレゼンテーションといえば、医療機関で実施する説明会が代表的。

普段の面談は、診察と診察の短い時間の合間で行う事が多いが、説明会となると話は別だ。

事前に院長に依頼し了解を得ることで、20分くらいの時間を頂いて製品説明ができる。

医師だけでなく看護師、薬剤師といったコメディカルも参加し話を聞いてくれる。

この場でいかに彼らの心を惹きつけるかが勝負所。

④ 地域医療に貢献する講演会を開催する

ホテルの一室を貸し切り、地域の医療機関の医療従事者を招いた講演会を開催する。

講演会の内容は、自社医薬品の内容だけだと人が集まりにくいので、地域医療に貢献する内容も取り入れて集客するのが基本。

講演会開催までの流れをザックリと以下に示すね。

  1. 講演会の企画・構想を練る
  2. 上司の許可をとる
  3. 講演会を開催するにあたり影響力のあるDrに話を持ちかける
  4. 開催について同意をもらう
  5. 開催する講演会会場を予約し、プログラムを作成する
  6. 講演会の役割者(座長や演者)に正式に打診する(オファーをかける)
  7. 役割者が決定したら、地域の医療機関の医療スタッフに案内を開始。
  8. 当日、講演会を迎える。

プログラムの見本はこんな感じ。

講演会終了後の医療関係者へのお礼や、自社医薬品の処方促進までがお仕事だ。

⑤ 懇親会や慰労会をセッティングする

予算があれば、講演会の直後に懇親会(参加者全員)や慰労会(座長、演者のみ)を実施する。

懇親会は立食形式が基本。

講演会を開催したホテルのレストランを使ったり、ケータリングサービスを活用することもある。

写真のように医師同士が話し合い、賑やかだ。

料理の内容や人数、テーブルのセッティング、予算に応じた価格交渉もMRのお仕事。

一方の慰労会は、もっとこじんまりしている。

料亭の個室で、座長や演者を務めた医師らの労をねぎらう。

講演会のお礼がメインだが、医師・MRともにプライベートの話をしたり。

医療業界、製薬業界の話をしたり、自社医薬品が役立てる患者像について話し合ったり。

医師と親睦を深める絶好のチャンスである。

⑥ 内勤業務

MRの内勤業務は以下の通り。

チーム会議:医療業界、医療制度、自社医薬品に関する最新情報を学習したり、各自担当エリアにおける仕事の進捗状況を発表したりする

メールチェック:社内メールやDrからの連絡など1日20〜30通ほどをチェックする

日報:外勤営業した医療機関での活動内容など1日10〜20Drを報告する

資料作成:会議で用いる発表資料の作成や、説明会で使うプレゼン資料を準備する

Drからの宿題:希望された論文を調べたり、関連する有益な情報をまとめておく

スライド作成:説明会や社内会議で用いる発表スライドを組み立てる

翌日の営業の準備:営業に必要な資料、必要なページに付箋を貼ったりして、事前に整理しておく

経費精算:医療機関に車を停めた駐車代、ガソリン代、説明会に使用した茶菓・弁当代などの経費を清算する

以上のように、MRの内勤業務は中々のボリューム。

残業しないためには、いかに空き時間に集中してこれらの業務に取り組むかが肝となる。

朝一に集中する人、Drの面会待ち時間に集中する人、帰社後会議室で一人集中する人など様々。

時間でいうと、内勤業務は1日2〜3時間くらいとられるからね。

ちなみに僕は、帰社後に一人黙々と集中するタイプだった。

仲間とじゃれ合うと、作業効率が悪化するのが分かってたので(笑)

⑦ 電話対応

MRは1日に5〜10通ほど電話がある。

一番多いのがMSからの電話で「〇〇クリニックで、〇〇先生が〇〇について教えて欲しいみたいよ」とか「〇〇が採用になったんだけれど、どれくらいの価格でいく?」が多い。

そのほか、病院(Drや薬剤師)からのお薬の問い合わせや、上司からの電話といったところ。

緊急の問い合わせもあるので、スマホはMRの必需品だ。

⑧ 医療用医薬品と周辺知識の学習

MRは勉強も仕事のうち。

医療ニーズに応えるためには、自社医薬品の知識のアップデートだけでは足りない。

関連する病態の知識から医療制度、医療業界の動向まで幅広く押さえておく必要がある。

本社の営業企画から、営業に必要な情報は沢山おりてくるので、情報には困らないだろう。

寧ろ、情報の波に飲み込まれないように、取捨選択していかないとパンクする。

担当エリアに貢献できるような情報を取捨選択し、アウトプットしていく。

6. MRの平均年収は?他の医療関係者と比較

MRの平均年収は684万円。

医療関連営業職の中ではMRの年収が最も高く、課長クラスになると1,000万円以上、支店長になると1,500万円以上を期待できる。

MR以外の医療関連職とも比較してみた。

MRの平均年収(他の医療関連職と比較)

MRの平均年収(他の医療関連職と比較)

*上記の年収は、平均年収.jpを参考にしている。

MSの平均年収は、大手医薬品卸会社のメディセオとスズケンの営業職から抜粋。

医療機器メーカーの営業職の平均年収は掲載されていなかったので、カイシャの評判(企業の口コミサイト)で元社員が報告した年収を抜粋。

参考にした医療機器メーカーは、オリンパス、テルモ、ニプロの大手3社。

7. MRに関する良くある質問と回答

① MR認定試験って何?

MRになって最初のお仕事は、MR認定試験に合格して、MR認定資格を手に入れること。

資格の勉強にあたっては、医薬品情報、疾病と治療、医療制度、倫理など、これから医療業界に旅立つ最低限の知識を習得できるよ。

僕が勤めていた会社はこれに合格しないと、ボーナスカットなどのペナルティがあった。

合格率は80%以上(大手は90%以上)なので、落ちると恥さらしに。

資格取得までの流ればザッとこんな感じ。

出典:MR認定センター 受験からMR認定証交付までの流れ

思えば4月に入社して9月まで、勉強勉強の缶詰生活だった。

10月からはMRエリア担当として正式に配属地が決まって、12月のMR認定試験の受験日までは現場で仕事を覚えながら、MR試験の過去問を解いた記憶がある。

試験合格のコツは、とにかく会社から渡される過去問をやりまくること。

試験当日は、似たような問題がたくさん出題されるよ。

そして1月末は、緊張しながら合格発表を待つ。

合格できれば、やっと勉強の重荷が取れて自由になれるよ。

覚えるのがメチャクチャ苦手な僕でも合格できたので大丈夫。

あいつ絶対落ちるだろって誰もが予想していた人も、真面目にやれば受かったから。

MR試験の問題はミクスのMRクイズを見るとイメージできるよ。

② MRは文系でもなれるの?

MRは文系でもなれるし、寧ろ文系が一番多いよ。

MRの構成比は、文系が6割、理科系が3割、薬剤師が1割。

理科系や薬剤師の人が、物凄い売り上げるかと言うと、そうとは限らない。

僕の印象では、文系出身者の方が業績を挙げている人が多いくらい。

だから自信を持って。

MRの文系の割合

MRの文系の割合

参考:MR認定センターMR白書2016

③ MRは車の運転免許がいる?

MRはの運転必須。

地下鉄電車でいける大都市なら別だけど、地方は車がないと営業回りできないので運転免許は持っておくべし。

僕は入社時にペーパードライバーだったけど、会社が教習所の自動車運転の研修を準備してくれたおかげで安心して営業回りできたよ。

その研修で合格しないと、MRの車での営業回りは認められなかったからね。

だからそれまでは、自転車MRよ。

あと入社3年目くらいまでは、本当に事故が多いので気をつけて!

④ MRの女性は可愛い人が多いってほんと?

確かに美人が多い。

アイドル顔負けの可愛い系から大人美人系まで結構いる。

たまにモデルさん?みたいな人まで。

ただ女性MRだけじゃなく、男性MRも整った顔立ちのイケメンが多い。

何だか美男美女ばかりでインテリ系の僕は肩身が狭かったが(笑)

⑤ MRは激務でキツイんでしょ?本当のこと教えてよ

入社1、2年目は確かに覚えることもたくさんあって、帰りも遅くなるしキツイと感じるかもしれない。

プレゼンの練習とか深夜までよくやってたなぁと思う。

ただ入社3ー5年目になると、仕事も慣れてくるので激務とまでは感じない。

入社5ー10年になると、もうベテランの域で逆に楽しくなってくる。

それでも家に帰る時間は22時くらいがMRの平均かな。

正直なところ、MRの仕事量に限界はないから、忙しくしようと思う人はいくらでも激務になれるよ。

「俺は24時間コンビニ営業だ!」と言う大学担当MRの先輩がいたけれど、僕には真似できない(笑)

僕はなるべく早く帰りたい人間だったので、タイムマネジメントを勉強して実践。

結果、毎日1時間以上早く(20時半頃には)帰れるようになった。

MRの帰りが遅いのはガチの話だけれど、時間を上手に効率よく使えば早く帰れる。

以下の記事に、僕の実践したタイムマネジメントの方法を載せるので、時間があったら見てみてね。

⑥ MRって接待漬けなの?

確かに僕が入社して何年間は、接待漬けだった。2012年までね。

「余った予算は接待して使いまくれ!」みたいな上からの指示もあってね。

MRによっては週に2、3回は接待よ。

だけどもそんなことは長く続かない。

やっぱり世間から見て良くないからね。

医薬品という命に関わる薬を、医師とMRの癒着度で選択されたら、患者としても納得いかない。

本当は、自分にはもっと良い薬があるのに、医師がひいきにしてるメーカーの薬を出したら嫌じゃない。

そんなこんなで、2012年4月にMRの接待は禁止されたのだ。

医薬品公取協(消費者庁長官及び公正取引委員会の共同認定を受けた業界の自主規制団体)によって。

正確には禁止というより、大幅に制限されたといえる。

接待費用の上限 接待の条件 二次会
規制前 20,000円 なし 禁止の会社もあった
規制後 5,000円 商談の打ち合わせに伴う 全面的に禁止

この当時は、医師からも大ブーイングだったが、数年経った今は落ち着いてる。

以前は、楽しませてくれる、満足させてくれる、お財布がわりになるMRが期待されていたけれど。

今では、すっかりその風潮は無くなったよ。

ロジカルに短時間でバシッと、分かり易く理にかなった医薬品の説明ができるMR、自社医薬品のメリットばかりでなくデメリットも交えて適切な患者提案ができるMR、医療制度や地域医療、病院の経営についてもプラスになる情報を持っているMRが求められている。

時代は変わったのだ。

⑦ MRの転勤頻度ってどれくらい?

目安としては5年に一度。

早い人は2、3年で。遅い人は10年以上も同じエリアってことも。

一つ言えることは、藪から棒に「君は〇〇へ行きなさい」なんてことはない。

転勤するには理由がある訳で、自分で希望するか、会社からお呼びがかかるか、会社から飛ばされるかの3つしかない。

以下に転勤するケースをまとめてみた。

良い成績を出して栄転(上司にもっと大きな市場で自分の力を試したいとアピールしておく)

チームリーダーへの出世(いわゆる課長補佐レベルにまで成長するとリーダーとしてお呼びがかかる)

問題を起こして異動(パワハラやセクハラで飛ばされる)

家庭の事情(親の介護や結婚で移住地の希望を出す)

転勤したくない場合は、ある程度の成績を出しながら、上司と仲良くすること。

上司も出来の良い部下を他の支店・出張所に取られたくないので、保身にまわる事が多いから。

年に1回、人事から異動希望の調査が来るけれど、それも希望しないにチェックし続ける。

そうすれば、お遍路MRになれるかも。

お遍路MRとは、一つの出張所内で異動はするけれども、県をまたいでの異動はしないMRのこと。

⑧ MRは医師に媚びへつらうのが仕事なんでしょ?

大間違い。

媚びへつらうこと、へこへこ頭を下げることって、実は医師から最も嫌われるMRな特徴なのだよ。

妙に下手に出てくるMRは、なんだか気持ち悪くて医師の方からお断り。

本当は、医師も自分と対等に話をしてくれるMRであることを願っている。

医師の考えを尊重しながら、短時間で的確により良い薬物治療について話し合えるMRが求められているよ。

媚び媚びするMRは、営業力に自信がないダメ営業マンの特徴かな。

この話は、何人もの医師から直接聞いてるので間違いない。

⑨ MRの営業ノルマって厳しいの?

どの製薬会社にも担当者一人一人に当然ノルマがあるよ。

それに対しての追求が厳しいか厳しくないかは、配属されたチームリーダーによって全く異なる。

会社間でも多少違うけれど、直属の上司の影響が一番大きいと思うよ。

僕は同じ会社で、3人の別々のチームリーダーを見てきたけど、全員ノルマに対しての考えは違った。

一人だけとんでもないモンスターがいたけど、他2人は普通。

MRの世界は、みんなが想像するようなノルマに追われる怖い世界じゃないよ。

他メーカー見てても、ノルマが原因で病気になるような人はいないから。

もし会社のノルマ事情について知りたい場合は、その会社の元社員が口コミサイトでカキコしてる場合があるから転職に役立つ企業の口コミサイト5選!【活用法を比較検証】を覗いてみるといいかも。

残業がどれくらいだとか、仕事の忙しさだとか、ストレスの多さとかチェックできるから。

⑩ MRはプライベート(土日)も仕事なの?

ほとんどのMRは土日休みだけれど、デキるMRは土日も仕事あり。

デキるMRというのは、大学担当MRとか有名病院担当MRね。

彼らは、自分の担当しているDrの講演依頼が全国から殺到するため出張が多い。

もし土日の講演会にお呼ばれしたら、担当Drの随行がお仕事になる。

特に大学担当者でもなく、有名病院担当者でもなければ、土日の仕事はほとんどないだろう。

8. MRの今後と将来性

今後将来性のある製薬会社とMRについて。

① 将来性のある製薬会社とは

もし僕が再びMR職をやるとするならば、抗がん剤治療の新薬が扱える会社を選ぶだろう。

理由は簡単で、医薬品市場においてがん領域は今後成長が見込めると考えているからだ。

現在日本人の死亡原因の1位は悪性新生物(がん)。

続いて、2017年の国内の医療用医薬品の売上高ランキングを見てみると、抗がん剤の売り上げが大きい。

出典:Answers News

前年比もプラスになっており、良い薬があれば更なる前進が見込めるだろう。

がんは再発性が高く、複数の種類の治療薬を併用することもあるため、ライバルメーカーとも競合になりにくい。

さらに治療の有効性や安全性を考えても、まだまだ不十分で新しい薬が期待されている市場だ。

このような理由から、抗がん剤治療のエキスパートMRを目指すことは大きなやりがいとなるに違いない。

抗がん剤で業績の良い外資系製薬会社か、内資系製薬会社でオンコロジー(がん領域)に力を入れている企業を選ぶだろう。

反対に、僕が将来性のないと思う会社は、売れる新薬が無い会社。

これまでは、新薬が無くても特許切れの薬でも十分な収益を得ていたが、今後は国の政策で「GE医薬品の更なる推奨」と「高すぎる薬価の見直し」で収益が下がり、ジリ貧になるためだ。

以上。

あくまでも僕個人の主観が強いので一つの参考程度に留めて欲しい。

② 将来性のあるMRとは

成果を出しながら、自分の市場価値を高めるMR。

もうこれが一番。

万が一、リストラにあっても会社に残ることができたり、キャリアアップを目指した転職もできたり。

選択肢が増えるからね。

「大手企業だから安泰よ!」と思ってヌクヌク働くでもなく、「この会社潰れないかな?」とビクビクしながら働くのでもなく。

「いつ潰れようが、俺はどこでも渡り合える人間になる!」って思いながら働く。

後者のつもりで働けば、MRとしての将来性というか、あなた自身の将来性もメチャクチャ開ける。

成果を出すためにどんなスキルを身につけて、どんな取り組みをするか。

失敗と改善を繰り返しながら、ポジティブに自己研磨に取り組んでる人は本当に強いよ。

9. MRへ転職を考えるあなたへ

① 製薬会社の情報収集に役立つサイト

まずは気になる製薬会社の情報を集めることから。

悔いのない転職をするためには、ある程度の情報を自分でも持っておくのが良いよ。

その上で転職サイトや転職エージェントを活用しよう。

以下にオススメの転職口コミサイトを紹介しているので見て欲しい。

元MRの給料明細から、福利厚生、会社の雰囲気、ブラック/ホワイト企業、採用面接の内容まで無料で見れるのでお試しあれ。

② MRの転職にオススメの転職エージェント

MRの転職は、MRの求人数・転職実績が業界トップの【リクルートエージェント】がおすすめ。

僕がリクルートエージェントをおすすめする4つの理由

1. 医療業界トップクラスの求人数と転職支援実績がある
医療業界の求人件数は常時1,500件、新規求人数は毎月250件、国内大手製薬会社から外資系まで豊富な求人あり。(MRの求人数は、他社に比べて群を抜いて多い)

2. MRの転職事情に精通した専任アドバイザーがサポート
医薬品業界に精通したキャリアアドバイザーが、マーケットの動向や企業ニーズをきめ細かく把握し、あなたの経験やスキルにマッチした最適なキャリアプランを提案してくれる。

3. 応募書類、面接対策、給与などの条件交渉までサポート
職務経歴書・履歴書などの書類の添削、独自に分析した業界・企業情報の提供、志望企業への推薦など様々な転職サポートをしてくれる。

4. リクルートエージェントの利用は無料
一切の費用が掛からない理由は、彼らは転職が決まった企業側から報酬を受け取るため。

そもそも転職エージェントって何?転職サイトとどう違うの?非公開求人とは?については転職エージェントのメリットとデメリット!転職初心者向けが参考になるよ。


10. まとめ

医療営業職であるMRの全体像について紹介してきたよ。

扱う商品は患者の生命に関わる医薬品であるため、誇りを持って取り組めるお仕事。

営業相手の医師は、医療知識と経験ともに長けているので、セールススキルやコミュニケーション力を身につけるには絶好の職業だ。

MRの仕事内容について質問があれば、お気軽にLine@菊之進までどうぞ。

「製薬会社Aと製薬会社Bどっちが良いですか?」

みたいな質問には答えられないけれど、仕事の中身については答えられるよ(^-^)

医療営業職のMR