どうも!菊之進です。
今日は理不尽な上司から身を守る方法を5つご紹介します。これだけはやっちゃだめ!というNG行為なども絡めながら話を進めて行こうと思います。
記事の内容を動画で聞きたい人はこちら↓
▶︎YouTube:理不尽な上司から身を守る方法5選!心が折れる前に予防線を
1.理不尽な上司の特徴
あなたに対して、理不尽な扱いをする上司の特徴をまとめました。おそらく次のどれかに当てはまっているでしょう。
- 絶対に自分が正しいと思っている(非を認めない)
- 無理難題を平気で押し付けたり無茶な要求をする
- 権力を振りかざして相手を従わそうとする
- 自分の失敗を部下の責任にする
- 部下の手柄を横取りする
- 相手によって態度がガラリと変わる
- 偉い人の前ではゴマスリがすごい
- 感情的になりやすい。すぐにカッとなる
- 指示内容が曖昧でぼんやりしている
- 言うことがコロコロ変わる
- 平気でデリカシーのない発言をする。人をバカにする
- プライベートにまで干渉する
- 気に入らないことがあると八つ当たりする
- 説教が長い、ダメだし多い、ネチネチ嫌味をいう
理不尽な環境で仕事をしているあなたのストレスは、計り知れません。一体なぜ、上司ともあろう者がそのような稚拙な振る舞いをするのでしょうか。彼らの深層心理に迫ってみたいと思います。
2.理不尽な上司の心理状況
あなたに対して理不尽な言動をとる上司の心理状況は主に次の3点から成り立っています。
- 会社での肩書を自分の人間的な評価と勘違い
- 優れている自分を守りたいという自己保身
- 相手を蹴落とすことで得られる優越感
心理学の3大巨頭の一人、アドラーの提唱する心理学では、このような理不尽な上司の心理状態を「優越コンプレックス」と定義しています。優越コンプレックスとは、相手の価値をおとしめることで相対的に自分を優位に立たせようとする心理状態のことを言います。
その背景には、「自分は偉くて優れた人間なのに、周囲の誰からもリスペクトがない。自分の思い通りに部下が動いてくれない」という強い劣等感が隠れています。
その劣等感を解消するために、ネチネチと嫌味を言ったり、人を馬鹿にしたような発言をしたり、絶対に自分が正しいという態度を崩さないんです。そうでもしないと自分のちっぽけなプライドを保てない自信のない人間なのです。
ただ、上司本人はこれに気付いていません。自分が劣等感を抱えているということ。そしてその劣等感を最も稚拙な方法で解消していることに気付いていないんです。そこが厄介なところです。
無自覚なので「自分を変える」という意識もありません。他人に嫌な思いをさせていることにほとんど気づかず、悪気がないので反省もしません。だからこそ、僕たちは自己防衛しないといけないのです。
3.理不尽な上司から身を守る方法5選
①指示内容を記録してプレッシャーを与える
指示の内容が曖昧だったり、言うことがコロコロ変わる上司に対しては、指示された日付とその内容を細かく記録しましょう。
また次のように上司にメールを送るのも効果的です。「〇〇課長、先ほどはアドバイスをくださりありがとうございました。ご指示のとおり、〇〇の形で進めていこうと思います。何卒よろしくお願いいたします!」と言う感じです。
こうすることで、後々、上司から責められたとしても「〇月〇日に、〇〇の打ち合わせで課長からご指示いただきましたよ」という事実を見せることができます。
上司も迂闊なことを言えなくなります。あなたを必要以上に責めることもなくなるでしょう。記録をとる表向きの理由としては「きっちり間違いのない仕事をしたいので」というていにしておけば、上司に不審におもわれずに堂々とと記録できます。
②相手を不快にさせずに意見を伝える
無茶振りをする上司に対して、全部YESで答えていると、「この人なら言えばなんでもやってくれる」と勘違いされます。そして、その後も無茶な要求がエスカレートしてしんどい思いをするでしょう。なかなか断りにくい気持ちよくわかりますが、時にはNOと言える勇気も必要です。
そんな時に習得しておくと助かるのが、DESC法(アサーション)と呼ばれる、相手の立場を尊重しながら自分の意見をきっちり伝えるコミュニケーションスキルです。上司に自分の意見を通しやすくしたり、無茶な要求そのものを少なくすることが期待できます。まずはDESC法について簡単に解説しますね。
D:Describe(客観的に状況や事実を伝える)
E:Express(自分の意見や感じていることを表現する)
S:Specify(相手にしてもらいたいことを明確な言葉で提案する)
C:Consequences(提案したことを実行した場合と実行しなかった場合、それぞれの結果を伝える)
D、E、S、Cこの順序で話をすることで、無茶振り上司の攻撃から身を守ることができます。例えば「余計な仕事をおしつけられた時」を想定して、デスク法を使ってみます。こんな感じです。
D:実は今、〇〇と〇〇の案件を複数抱えておりこれらの締め切りも迫っています。
E:お引き受けしたいのは山々ですが、正直なところ手一杯で苦しんでいます。
S:いついつまで待っていただけるのでしたら、ご要望のお仕事も取り掛かることができます。いかがいたしましょうか。
C:その場合、三日ほどあれば終わらせることができます。もっと素早くおわらせる必要があるようでしたら、他の方に割り振っていただけないでしょうか。完成度の低い仕事をして課長にご迷惑をおかけするわけにもいきません。
と、このように言われた上司は、あなたの状況を鑑みて、もしかすると別の人に仕事を振ってくれるかもしれません。DESC法を使うことで、いままで心の中で言えなかったことを、相手を傷つけずに言えるようになります。是非、ためしてみてください。
③クッション言葉をつかってお断り
人をバカにする発言、デリカシーのない発言が多い上司は、自分の言葉が人を傷つけているとは夢にも思っていない可能性があります。そんな彼らに「やめてください」を言いたい時は、クッション言葉として「ご冗談のおつもりかもしれませんが」を使うカドが立ちません。
「ご冗談のおつもりかもしれませんが、課長の言葉でけっこう傷ついています」とふんわり伝えれば、相手も「あ、しまった」と自分の行いを反省するでしょう。
④スルースキルを身につける
理不尽なことでダメ出しされた、悪口や陰口をたたかれた、揚げ足を取られた時、笑い者にされた…などなど。彼らの攻撃一つ一つに対して真面目に向き合っていたら身が持ちません。心も体も壊れてしまいます。
そうなる前に、スルースキルを身につけましょう。スルースキルとは、自分を不快な気持ちにさせる相手の言動を上手く受け流す能力のことです。次の5つを実践することによって、負の感情を自分の中に溜め込むことが減り楽になります。
- ストレス源である上司から離れる
- 受け取ったマイナス情報をプラスに変換する
- 人間関係は鳥の目でみる
- 怒りの感情をコントロールする
- 心を浄化する
それぞれの具体的なやり方については、「スルースキルを上げる方法5選!嫌なことを受け流す思考習慣」という記事をご覧ください。
⑤仲間と結束する
理不尽な上司のいる職場ではいかに仲間と結束できるかが鍵になります。むかしながらの日本の縦社会においては、上司が人事評価の権利を握っていますので、評価される側の人たちはどうしても弱い立場にたたされます。
何かを訴えたくても言えなかったり、訴えても簡単に握り潰されたりすることは日常茶飯事です。これに立ち向かうためには、あなたと同じく理不尽な上司に悩んでいる仲間と手を結ぶことです。次の3つのメリットがあります。
- 同じ辛さを分かち合うことができる
- 上司に意見を通しやすい
- 人事部や上司の上の立場の人に助けを求め今の状況を変えてもらう
案ずることはありません。上司の一番大事な仕事は現場のマネージメントです。部下の能力を引き出し、組織の目標を効率よく達成するのが彼らの仕事なわけです。
にもかかわらず、部下に理不尽な思いをさせてやる気をなくさせるような働きをしている人は、その会社にとってマイナス要因でしかありません。人事はそういった会社全体を危険にさらす人を極力排除したいと思うでしょう。
もし、あなたのまわりですでに何人もの同僚が体調を崩している、そしてそれは理不尽な上司のせいであるという事実があれば、いち早く仲間と結託して、しかるべき社内の相談部署にかけあうことをおすすめします。
4.やってはいけないNG行為3選
①噛みつく
上司の理不尽さにいまにもキレそう。もう我慢ならないと言う人は、気を付けてください。気持ちはとても良くわかりますが、突発的な感情に任せて上司と争っても勝てない可能性が高いです。それどころか、彼らには人事勝考課権があるので、勤務態度が極めて悪い、協調性がない、能力不足といった理由で噛み付いた人を退職に追い込むこともできるのです。
個人で上司と争うのなら、誰もが納得する理不尽な証拠を時間をかけ集めていくしかないでしょう。あるいは、先ほどお話ししたように仲間と結束して人事権のある立場のひとに助けを求めるのが得策です。
②無視する
これも気持ちは良くわかります。しかし、無視することによって上司の報復がこわいです。彼らの心理状況を思い出してみてください。自分の立場や優位性を守りたい。そのためには、他者を蹴落とすことも簡単にします。
ということつまり、部下に無視される原因は自分にはない。あいつが使えないから悪いんだ。出来ない部下をもった自分はハズレくじを引いたと思いこむでしょう。
無視をした部下に対して、他部署の上司に悪い評判をながしたり、仕事を与えないなどの制裁を加えて職場から干そうとするのは間違い無いです。
③ご機嫌とり
理不尽な上司のご機嫌をとるのも好ましくありません。ご機嫌をとったところで、上司の勘違いや筋違いまでは改善されません。それどころか、必然的に絡まれる頻度が増え、ますますストレスになることが予想されます。あくまで仕事上の最低限の会話で済ませるようにしましょう。
5.泥中の蓮のはなし
泥中の蓮ということわざがあります。蓮の花は、泥水が汚いほど、水面に美しく見事な花を咲かせると言われています。もしこれが、泥水ではなく真水であったなら、蓮の花は咲きません。
人生にも似たようなところがあります。理不尽な上司が職場にいて、嫌なこと、苦しいこと、惨めなことたくさんあると思います。しかし、そんな過酷な環境で頑張ったからこそ、最後には蓮のように味わい深い綺麗な花が咲くのだぁ思います。
ちなみに、理不尽な上司に関しては、僕は永遠に泥中のドロなんだろうなぁと予想しています。
6.まとめ
理不尽な上司の特徴は次の通りでした。
・絶対に自分が正しいと思っている(非を認めない)
・無理難題を平気で押し付けたり無茶な要求をする
・権力を振りかざして相手を従わそうとする
・自分の失敗を部下の責任にする
・部下の手柄を横取りする
・相手によって態度がガラリと変わる
・偉い人の前ではゴマスリがすごい
応援していますね!それではまた。
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