どうも菊之進です!
今日は、ハッキリ物を言って好かれる人と嫌われる人の違いをお話しします。
突然ですが、あなたの周りにいるズバッと物いう人を想像してみてください。
あなたはその人のことをどう思いますか。苦手ですか、好きですか?
僕自身、身近な人間関係を振り返ってみると、苦手な人の方が多いように感じました。
でも、全員が全員ではありません。中にはズバズバ言われても何故か好感が持てる人もいます。
両者の違いは一体どこにあるのでしょうか?
今回は、ハッキリものを言っても嫌われない。
それどころかむしろ好感が持てる人の秘密に迫りたいと思います。
自分の意見を主張しつつ、相手から嫌われない。
好かれるような話し方を身につけたいという人におすすめです。
記事の内容を動画で聞きたい人はこちら↓
▶︎YouTube:ハッキリ物を言って好かれる人・嫌われる人の違い7選
1.ハッキリ物を言って好かれる人・嫌われる人の違い
①サッパリかネチネチか
あなたが仕事でミスをしてしまったとします。
このとき、小さなミスを必要以上に追及せずに、ダメだったところだけを的確に指摘して、サッパリと切り上げてくれるような先輩・上司がいたら助かりませんか?
最初はハッキリ言われて傷つくかもしれませんが、慣れてしまえば、むしろその方が今後の自分のためになり有難いですよね。
それに、相手がサッパリしているからか、こちらも「次は気をつけよう!」と比較的早く、気持ちを切り替えることができます。
一方で、あなたのミスに細かくネチネチと粘着する人を思い浮かべてみてください。
すでに反省し謝っているにも関わらず、忘れた頃にまた言い出したり、違う話の中で出してきたり、陰で悪口を言ってたら…
辛いですよね。
いつまでも終わった事を蒸し返されると、人はなかなか立ち直れません。
再びネガティブな気持ちになりやる気を削がれてしまうのです。
そんな訳で、サッパリかネチネチか?
どちらかといえば、サッパリは好かれ、ネチネチは嫌われる傾向にあります。
②叱るか怒るか
相手に何か注意をするときに「叱る人」と「怒る人」では、受け取り手の印象がずいぶん変わってきます。
まず「叱る」の方から見ていきましょう。
叱るとは、相手のためを思ってアドバイスをしたり注意をしたりすることをいいます。
改善すべき点を指摘し、今後に活かして、成長してもらうために行うのが「叱る」です。
叱り方が上手い人は、フォローも上手です。
叱った後に、慰めの言葉やねぎらい、励ましの声をかけてくれるので、ストレートに間違いを指摘されたとしても、あまり嫌な気持ちにさせられません。
一方で「怒る」です。
怒るとは、感情的に自分のイライラや怒りをぶつける行為です。
たとえそこに、「相手の成長を促す」という目的があったとしても、相手は、素直に受け入れることができません。
人間性を否定されたように感じてしまうからです。なにより恐怖で萎縮してしまうでしょう。
そんな訳で、叱るか怒るか、どちらが好かれるかといえば「叱ってくれる人」になります。
叱るには相手に対する思いやりが隠れているからです。
③みんなに平等か人によって豹変するか
誰に対しても分け隔てなく接する人と、まるで二重人格のように人によって態度を変える人。
それぞれ同じようにハッキリものをいったとしても、受け取り手の印象は180度変わります。
みんなに平等にかつ公平に接することができる人は、何事にも一貫してブレていないように見えるため信頼されます。
たとえばAさんBさんがいたとして、どちらに対しても公平に接し、えこひいきをすることがなければ、ズバッとものを言っても嫌われません。
もちろんその発言がただ単に「嫌み」であればどちらからも嫌われますが、そうでなく思いやりであれば好かれるでしょう。
反対に、人によって態度を変える人の場合はどうでしょうか。
Aさんには好きだから優しくして、Bさんには嫌いだから個人攻撃する。横暴な態度をとる。
はたまた、Aさんには関われば得をするからゴマをするも、Bさんには関わっても得しないからと冷たく接する。
このように、好き嫌いや損得勘定で態度を変えるような人に何かを指摘されても、素直に認められませんよね。
頭では自分が悪いとわかったとしても、心の中では不平等な扱いを受けて許せないという気持ちが湧いてくるはずです。
ということで、人に優劣をつけ自分よりも上か下かで態度が豹変する人は、いくら正論をいったとしても嫌われる傾向が強いのです。
④自分に対して厳しいか甘いか
強い口調で物事を言うのに好感が持てる人は、自分に対しても厳しくしてきた人であることが多いです。
日頃から愚痴や弱音も吐かずに努力していたり、人との約束は絶対に守るように努めていたり、自分の否は素直に認めて謝罪が出来るような人の発する言葉は、それが多少キツい言葉でもうなづけます。
僕自身、四年ほど前に筋トレのパーソナルトレーニングを受けたことがあります。
その時のコーチは自分にもストイックで、食事管理から毎日の筋トレまで徹底していました。
なるほどそれでこんなにカッコいい体に仕上がるのか思ったら、どんなに厳しいことを言われても耐えられました。
コーチは結構はっきりいう人で、トレーニングメニューもハードでしたが、好感の持てる人だったのです。
一方で、今の話とは逆に、自分に対して甘々で、他人に対して厳しい人ってどうでしょうか。
例えば自分はちゃんと仕事してないのに、人の仕事にはズケズケと口を出してくるひとっていますよね。
そういう人にキツくいわれても、言葉に説得力が伴わず、素直に受け入れるのが難しいと思います。
「自分だってできてないくせに私にだけ怒って」と腹も立つでしょう。
このように自分に甘く他人に厳しい人が、ハッキリものをいうと嫌われやすい傾向にあります。
⑤親切かお節介か
親切な人は好かれます。
弱い立場にある人や困った目にあっている人の身になって、何かをしてあげたり優しく応対できるひとは印象がいいです。
そういう人の、上辺でなく心の底から発する言葉であれば、多少厳しいことでも受け止めて成長の肥やしにすることができるでしょう。
その反対にお節介な人はどうでしょうか。
こちらが困ってもない、求めてもないのに余計なアドバイスをしてくる。
正義感を振り翳し、相手の価値観や生き方、尊厳にズバズバと口出しをする人は疎まれます。
人の心に土足で踏み込むひとは嫌われてしまうのです。
⑥みんなの気持ちを代弁するかしないか
社会人ともなると、時として「言いにくいこと」を伝えなければならないシーンがあります。
そんななかで、みんなが思ってる言いにくいことを代弁してくれる人ってありがたくないですか?
「こうした方がいいです」「こうするともっと効率よくできます」といった感じに、はっきり指摘をしてくれる人って頼りになるし好かれます。
反対に、どうにもならないことを、はっきりいう人ってどうでしょうか。
たとえば、不平不満や愚痴悪口ばかりいう人です。
どちらかといえば、僕自身はもともとこのタイプだったので、今も気をつけないとすぐに出ちゃうんですが、やっぱりあまり好かれませんよね。
文句を言い放っている自分自身はストレス発散になりますが、それを永遠と聞かされる相手は、なかなか辛いものです。
職場の雰囲気もだんだん暗くなってしまいます。
そんな訳でどうせ言うなら、不平不満よりもみんなの気持ちを代弁し、未来が変わるような意見を出せた方が好かれます。
もちろん勇気はいりますけどね。
⑦言葉の選び方が丁寧か雑か
あなたが忙しい時に、会社の同僚から、仕事のお願いをされたとします。
この時「これやっといてー」とぶっきらぼうに言われるのと、「〇〇さんに手伝ってもらえるとほんと助かるから、お願いしてもいい?」と言われるのどちらがいいでしょうか?
僕は後者です。
前者のお願いは、「こっちだって余裕ないのに何様だよ」とイラッとしますが、後者のお願いは、仕方ないなぁ手伝ってあげようと思えます。
このように、ものの言い方一つで、印象はまるで違います。
好かれる人は丁寧な物言いですが、嫌われる人はやってもらって当然のような言い方をします。
相手の尊厳に配慮しながらはっきり言うのと、口が軽くて考えなしに好き勝手言うのでは天地の差があるのです。
2.まとめ
ハッキリ物を言って好かれる人・嫌われる人の違いは次の7つでした。
①サッパリかネチネチか
相手がサッパリしていれば、注意された側も「次は気をつけよう!」比較的はやくに気持ちを切り替えることができます。
②叱るか怒るか
叱るは相手のため、怒るは自分のためです。
叱るには相手に対する思いやりが隠れているので相手から嫌われません。
③みんなに平等か人によって豹変するか
好き嫌いや損得勘定で態度を変えるような人に何かを指摘されても、人は素直に認められません。
心の中では不平等な扱いをうけて「許せない」という気持ちが湧いてくるからです。
④自分に対して厳しいか甘いか
強い口調で物事を言うのに好感が持てる人は、自分に対しても厳しくしてきた人であることが多いです。
⑤親切かお節介か
相手が困ってもない、求めてもないのに余計なアドバイスをしてくる人は疎まれる傾向にあります。
⑥みんなの気持ちを代弁するかしないか
みんなが思ってる言いにくいことを代わりに代弁してくれるような人は。頼りになるし好かれます。
⑦言葉の選び方が丁寧か雑か
相手の尊厳に配慮しながらはっきり言うのと、口が軽くて考えなしに好き勝手言うのでは天地の差があるのです。
まとめると、女性では姉御肌、男性では兄貴肌的なひとが好かれやすいです。
思い切りがよくて、さっぱりしていて面倒見がよい、プラスα相手に対するおもいやりがあれば、ハッキリものを言っても嫌われないでしょう。