あなたは大丈夫?うつ病の入り口!ストレス限界サイン10選

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どうも菊之進です!

今回は、ストレスで限界を感じている時にあらわれやすい症状を紹介していきます。紹介する症状は、実際にうつの患者さんによくみられる症状でもあります。当てはまるものが多い場合、あなたはすでにうつ病の入り口にいるのかもしれません。

動画の後半では、ストレスサインに気づいた時の対処法もお届けしますね。ひどくなる前に気づいて予防してほしいと心から願っています。

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菊之進
それではどうぞ!

1.ストレス限界サイン10選

①些細なことにイライラする

普段は温厚な人でも、ストレスが限界に近づくと怒りっぽくなります。次のような症状に気をつけてくださいね。

  • 他人の何気ない言葉や行動に不快感を抱く
  • 周囲の人のちょっとした欠点が過剰に気になる
  • いつもなら笑って済ませることが許せないと感じる
  • 普段は気にしないような音がうるさく感じる
  • 攻撃的な気分になり他人にきつく当たってしまう

小さなことに腹が立ってしまうのは、ストレスが溜まり、心の余裕をなくしてしまっている時にみられる症状です。

②常に身体がだるい

慢性的な疲労感や倦怠感がないでしょうか。次のような症状です。

  • 以前より疲れやすくなった
  • ちょっとした動作ですぐに疲れる
  • 眠っても疲れがとれない
  • 体が重い
  • 何もする気がおこらない
  • 何もかも面倒くさいと感じる

慢性的に強いストレスにさらされると、しっかり眠っていいても、だるさや倦怠感がとれません。「心が磨り減っている…」と感じたら、そのまま放置せずに一旦休んでくださいね。

③夜眠れない日が続いている

職場の人間関係や仕事に対する過剰なストレスで自律神経のバランスが乱れ、夜寝眠れなくなる人も少なくありません。何かしら大きなストレスを感じている時、次のような症状があらわれます。

  • 疲れているのになかなか寝付けない
  • 眠りにつけても何度も目が覚める
  • 怖い夢を見る、または金縛りにあう
  • 朝早くに目が覚める
  • 昼間に眠気が続く

睡眠によって休養感が得られない場合、ストレスや疲労、不規則な生活などが影響している可能性が高いです。

体と心に負担をかけるようなことを極力減らしつつ、頑張っている自分をねぎらいリラックスできる時間を作るようにしましょう。

④気分が深く落ち込む

何らかの原因により強いストレスや不安、緊張を感じている場合、憂鬱な気分になります。次のような症状に気をつけてくださいね。

  • 気分が沈んで、何をするのにも元気がない
  • 特にこれといった理由がないのに涙が出る
  • 悲観的な気持ちになることが増えた

直接的な理由や原因がなく涙が出るのは、うつの前ぶれといわれています。

日常のどこかで大きなストレスや精神的な負担を抱えていることが原因です。自分では制御しきれない程の感情やストレスが「涙」という形になって、身体から解放されているのです。

⑤物事に集中できない

集中力や思考力が低下し、うまく頭が回らない状態が継続しているのは危険信号です。具体的には次の症状です。

  • 考えがまとまらない
  • 覚えようと思ったことが頭に入らない
  • 以前よりもぼーっとする
  • 仕事のミスが増えた

思考が鈍くなって集中できないのは、ストレスが溜まり「精神的に疲れている」サインです。心はもう限界すれすれで「休んでほしい」とSOSを出しているのかもしれません。

⑥やる気がなくなる

ストレスが溜まっていると、物事を行おうとする気持ちや欲求などが弱まります。次のような症状に気をつけてください。

  • 何をしても楽しくない
  • 何に対しても興味関心が薄れる
  • 好きだったことにも興味をもてない
  • 休みの日なのに何のやる気もおきない
  • 朝起きて力が抜けたような気だるさに襲われる

無気力になってしまうのは、過度なストレスや過労から心を守るための防衛反応といわれています。すでに限界を越えてしまっているサインと言ってもいいでしょう。

⑦強い不安を感じる

とくに心配事や気がかりなことがないのに、漠然とした不安感に襲われることはないでしょうか。

  • 息苦しい感じがする
  • そわそわと落ち着かない
  • めまいのような感覚がある
  • 全身に脈うつ感覚がある
  • 悲観的なことばかり考える

などの症状です。強いストレスは、人の感情をコントロールしている脳内の「視床下部」と呼ばれるところの働きをおかしくし、不安を感じやすい脳につくりあげてしまいます。

悩みや不安などのストレスは、できるだけ溜め込まないように、身近な人に相談するなどして発散しましょう。

⑧ケアレスミスが増える

ミスを繰り返すのは、仕事や人間関係の疲れが限界に達しているサインです。

  • 集中力がもたない
  • 同じようなミスを何度も繰り返す
  • 普段間違えないようなことも間違える

という場合は気をつけてくださいね。自分でも気がつかないうちにストレスを溜め込み、冷静で的確な判断ができない状態になっています。

ストレスフルな環境に身を置くと、思考回路が徐々に停止し簡単にミスを繰り返すようになります。

⑨食欲がでない

ストレス状態が続くと食欲に目立った変化がでてきます。次のような症状です。

  • 空腹を感じない
  • 食事をしてもおいしさを感じない
  • ダイエットでもないのに体重が大きく減った

強いストレスは、交感神経を優位にさせ、副交感神経の働きを抑えます。その結果、食欲不振や胃もたれ、便秘などの症状をもたらしてしまうのです。

正常な時の食習慣から大きく変わってしまったと感じる場合は、体からのSOSと捉えてくださいね。

⑩自分を深く責める

自らを責めたり、否定したりする自己嫌悪感と絶望感は危険な兆候です。

  • 生きていても楽しいことも感動もない
  • どうせこの先も幸せになれない
  • 苦しみから解放されたい
  • いなくなりたい

このように、生きる意欲まで失いかけている場合、すでに限界を超えてしまっています。

自分は役に立たない、周囲に迷惑をかけている、生きているのがつらいと感じることが増えてきたら、心療内科などの医療機関に頼ることも視野に入れてほしい段階です。

2.サインを無視すると鬱病に発展する可能性も

先ほど紹介した「ストレス限界サイン」を放っておくとうつ病につながる可能性があります。

  1. 些細なことにイライラする
  2. 常に身体がだるい
  3. 夜眠れない日が続いている
  4. 気分が深く落ち込む
  5. 物事に集中できない
  6. やる気がなくなる
  7. 強い不安を感じる
  8. ケアレスミスが増える
  9. 食欲がでない
  10. 自分を深く責める

これらの症状が2週間以上続き、日常生活にまで支障をきたしている場合は、医療機関の受診をおすすめします。しかし、そうはいったものの、病院に行きたくないという人も多いでしょう。

  • うつ病と診断されても上司や同僚に切り出しにくい…
  • 自分だけうつで休むのは引け目を感じる…
  • 周りから「心が弱いやつ」だと思われたくない…
  • 精神系の薬を飲むのに抵抗がある…
  • 副作用が怖い…

そんなふうに思いませんか。僕自身もそうでした。

入社一年目、二年目、上司からのパワハラで、夜眠れなくなり、食事の味もしなくなり、足が勝手に震えるようになっても病院には行かなかったのです。幸いなことに、その上司は異動になり、僕の目の前から姿を消してくれたおかげで、最悪の一歩手前で助かりました。

でも、僕の同僚は違いました。早い段階でうつ病を発症し、幻覚がみえたり幻聴がきこえる統合失調症という病気も併発していました。

それでも彼は頑張り続け、ある日突然、会社で倒れ救急車で運ばれていきました。そのまま精神病棟に入院です。取り返しのつかないところまでいってしまったのです。彼は8年以上経った今でも薬を飲み続けています。

うつ病は、早期発見・早期治療がとても大切です。治療を始める時期が遅いと症状が長引いてしまいます。最近では、副作用の少ない新薬が出てきたり、そもそも薬に頼らない治療を標榜するクリニックも出てきています。

もし、今日紹介した症状が複数あてはまったら、あまり構えずに、心の底に溜まった話を聞いてもらう、相談にいくというくらいの感覚で訪問してもいいと思います。仕事や人間関係が大事なことはよくわかりますが、何よりもあなた自身を一番大切にしてほしいと思います。

病院にいくのはどうしても…という人は、

厚労省の運営する「こころの耳」という働く人のメンタルヘルス・ポータルサイトを活用してみてください。誰にも打ち明けられない心身の不調や不安・悩みをLINEや、メール、電話で無料相談できます。一人で抱え込まず、カウンセラーの方に聞いてもらいましょう。

もちろんプライバシーも厳守されますので安心してください。「心の耳」のサイトについては、概要欄にリンクを貼っておきますね。

3.まとめ

ストレス限界サインを自覚がないまま放置してしまう方は多いと思います。体と心の限界はある日突然やってくるので、あまり無理をしないでくださいね。

もうすでに、複数の症状が当てはまっている場合は、なおさらです。この記事のコメント欄を活用していただいても構いません。

書くだけでもうつや不安の感情がへり感情が穏やかになりますので、日頃の鬱憤があれば、思いのままに吐き出してください。あなたの思いをしっかり読ませていただきます。

ここまでご覧いただきありがとうございました。それではまた!次の記事でお会いしましょう。

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