社会人9,000名の仕事のやりがいとは?調査結果を考察

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どうも!菊之進です。

今日は、人材サービスを提供するエン・ジャパンが2018年に行った「9,000名に聞く仕事のやりがいと楽しみ方」の調査結果を引用しながら、「仕事のやりがい」について考察していきます。

仕事にやりがいは必要か不要か?仕事のやりがいとは一体何なのか?やりがいの元になる6つの要素とは何か?をテーマに話を進めていきます。

また、失ってしまった「仕事のやりがい」を取り戻したいという人にむけて、再び仕事に充足感や満足感、手応えを感じるにはどうしたら良いかをご紹介します。

こんな人におすすめです。「生活の為だけに働いてる感じがする」「仕事に楽しさを全く感じない」「今の会社でずっと働きたいと思えない」それではどうぞ!

本記事は、『エン転職』ユーザーアンケート調査(https://corp.en-japan.com/newsrelease/2018/14502.html)の結果を参考にしながら、仕事のやりがいについて私個人の見解を深めたものにしております。

記事の内容を動画で聞きたい人はこちら

▶︎YouTube:社会人9,000名が感じる仕事のやりがいとは?調査結果を考察

菊之進
それではどうぞ!

1.仕事にやりがいは必要か?不要か?

エン・ジャパンの調べによると、約9,000名のなかで全体の96%のひとが「仕事にやりがいは必要」と回答しており、「必要だと思わない」と述べた方は4%という結果だった。この結果をみると、世の中の多くの人は、やりがいを重視しているように見える。

実を言うと、僕自身も仕事にやりがいを求めてしまうタイプの人だ。なぜなら、自分の行いの結果、それが誰かのためになった時にうれしいし、力が漲って頑張ろうと思えるからである。しかしその一方で、無理にやりがいを見つける必要もないと思っている。

  • やりがいよりもお給料!そのお金を元にプライベートを充実させたい
  • やりがいよりも定時で帰れるお仕事!早く帰って自分の時間、家族の時間を大事にしたい

という感じに、「仕事は仕事」と割り切っている人は、実際に僕のまわりに沢山いる。

そういう人たちは人生が充実していないのか?というと全く持ってそんなことはない。皆プライベートを充実させてイキイキしている。人生の生きがいを仕事にもってくるか、プライベートにもってくるか、どちらに重点をおくかは、自分自身で決めたら良いのである。

会社によっては上司から部下に「これはやりがいのある仕事だぞ」「給料以上にやりがいがある」などといって聞かせることもあるが、やりがいを感じるポイントは人それぞれ違うわけで、自分にとってのやりがいを人におしつけるのは筋違いだなと感じてしまう。

悪質な会社の場合、従業員に「やりがい」を強く意識させることで、労働に見合う対価を払わずに、長時間労働させようとするところもあるようだが、それはもってのほか。やりがいは人から強要されるものでなく、自分からみつけるものだ。

2.みんなが感じる仕事のやりがいランキング

それでは再び、エン・ジャパンの調べに戻って、「仕事においてやりがいを感じること」TOP10を発表する。

1位:お礼や感謝の言葉をもらうこと
2位:仕事の成果を認められること
3位:目標達成すること
4位:仕事をやり遂げる
5位:自分の成長を感じる
6位:興味のある仕事をする
7位:仕事で社会に貢献する実感を持てること
8位:尊敬できる人と一緒に仕事をすること
9位:新しい仕事にチャレンジすること
10位:チームで仕事をする

調査結果の一位から三位について、具体的なエピソードを見てみたい方は、本記事の冒頭で紹介したエン・ジャパンのwebサイトを確認してほしい。

3.やりがいの正体とは?

先ほどの調査結果から「やりがい」は次の6つの要素に分けらる。これが「やりがい」の正体であると僕は考えている。

  • 自分の仕事が他者の役に立っている貢献感
  • 一つの仕事をやり終えた達成感や爽快感
  • 仕事を覚え出来ることが増えていく成長感
  • 上司から認められ評価される高揚感
  • 夢や目標に近づいていく充実感
  • 今よりも高い報酬がもらえる時の期待感

続いて、この6つの要素を、短期間ですぐに得られるやりがいと、手に入るまでに中長期間要するやりがいの二つに分ける。

中長期間のやりがい…上司から認められ評価される高揚感、夢や目標を達成する充実感、より高い報酬がもらえる期待感(これらは短期間で得られるものではなく、努力が身を結ぶのに半年〜数年程度の時間がかかる)

短期間のやりがい…自分の仕事が他者の役に立っている貢献感、一つの仕事をやり終えた達成感や爽快感、仕事を覚え出来ることが増えていく成長感(これらは工夫次第ですぐに得られる)

仕事にやりがいを感じたいという人は、短期間で手に入るやりがいに目をむけるといいかもしれない。中長期だとやりがいを感じる前に心くじけてしまう可能性もあるからだ。次のコーナーでは、働き方を一工夫して仕事に手応えを感じる方法をいくつかご紹介する。

4.仕事にやりがいを見出す具体的な方法3選

ここからは、今の仕事に少しでもやりがいを感じたいという人に向けて発信する。

①手に入れたいものリストをつくる

自分が何を目的としているのかが見えない状態で働いていても、なかなか仕事にやりがいを感じられない。そこでおすすめなのが、一度初心に戻って手に入れたいものリストをつくることである。

自分がこの仕事で心から達成したいと思うことはなにか?手に入れたいものは何か?を改めて考え直してみる。例えばこんな感じだ。

  • ブランドのバッグが欲しい(純粋にお給料が振り込まれたら何が欲しいかを考える)
  • 今月の売り上げを15%アップさせたい(仕事上で叶えたい目標でも良い)
  • 毎日30分早く仕事をきりあげたい(プライベートの自由時間を捻出するために仕事効率化をかかげるのも良い)

ポイントは比較的、短期間で達成可能なものを書き出すこと。1ヶ月おきに設定しなおしても良い。

このようにして、自分なりに色々と考えを張り巡らせてリストを作成するとどうなるのか?人は自分の頭から捻り出した物事に、高い価値を感じ、自らの意志で積極的に関わろうとする心理が働く。

これを心理学では「コントロールの錯覚」と呼ぶ。つまり、自分が決めたことに対して積極的にコミットメントしようと心が動くのだ。

一度出した案は、いつでも読み返せるようにカバンに仕込んでおこう。そうすることで「自分はこれのために頑張ると決意したんだ」という記憶が蘇り、自分をふるい立たせることができる。

②新しいことにチャレンジする

人は毎日同じような仕事、代わり映えのない仕事を続けていると、思考や行動などがワンパターンになり、新鮮みがなくなってくる。そうして仕事がマンネリ化してくると、やりがいも感じにくくなる。これを解消するためには、新しい刺激が必要だ。何かワクワクドキドキするような新しいことに挑戦しよう。

  • 新しい商品やサービスの企画を考えてみる
  • 上司に業務改善や効率化の工夫を提案してみる
  • 仕事に役立つ資格の勉強をはじめる
  • 社内で発足された新しいプロジェクトに参加する

今までとは違った日常を自分に用意することで、物足りない毎日から抜け出すことができる。先ほどの「コントロールの錯覚」と似たようなもので、自分の頭で真剣に考えたことを実行に移すことによって、再びやりがいを取り戻すことができるのだ。

たとえ、挑戦したことがよくない結果に終わったとしても、その経験はあなたの糧となり、その後の仕事でも必ず役立つだろう。

また、自分なりに考えて行動を起こすという姿勢で仕事に臨めば、上司からの評価や周囲からの評判も上がる。「〇〇さんは頑張っている」「〇〇くんはアイデアマン」といった感じに周囲が噂すれば、それがまたやりがいに繋がることもある。

③人を喜ばせる

エン・ジャパンの調査で「仕事のやりがい」ナンバー1に輝いたのがこれだった。取引先やお客さんから感謝の言葉をいただいた時の喜びや、上司や同僚に貢献できた時の充実感は、大きなやりがいになる。

人を喜ばせるにはどうしたらよいのか?そんなに難しいことではない。他の人がしそうにない「プラスαの優しさ」を考えたら良い。

たとえば、忙しそうな同僚に、「あと10分後に会議だからそろそろ準備したほうがいいよ!」と伝える場面がよくあると思う。この時に、伝えるだけじゃなくて、会議で使う資料を、同僚の分まで印刷して添えてあげれば、その同僚はすごく嬉しいはずだ。「〇〇さんって本当に気が利くなぁ」と感謝する。

また、職場にゴミが落ちていたり、不要な資料が溜まって散らかっていたりしても、意外とみんなそのままにして自分の仕事しか見えてないことってよくある。そんな時に、何も言わずに自ら整理整頓して掃除している人がいたら、周りはどう思うだろうか。「みんな自分のことで一杯一杯なのに、〇〇さんは本当にすごい。綺麗にしてくれてありがとう」と尊敬する。

お客さんに対してもそう。何回もお店に来られていてよく見る顔の方であれば、「お客さま」ではなく、名前で呼んであげるとか世間話をしてみてもいい。名前で呼ばれると「相手は自分を尊重してくれている」と嬉しいものだ。お客さんの緊張もほぐれて笑顔になり、その笑顔が元気のもとになったりする。

このように、人は自分の予想を超える心遣いに尊敬や感謝の念を抱く。予想を超えるといっても、そこまで難しく無い。他のみんながしていなくて、簡単にできる「プラスαの優しさ」はちょっと探せばいくらでもみつかる。

やりがいはありがとうの数!助けた人の数に比例するので、是非みんなからのありがとうを集めてみてほしい。それがやる気につながる。

3.まとめ

まずはじめに、仕事にやりがいは必要か?不要か?

結論から言うと、どちらでも良い。仕事に生きがいを見出したい人、プライベートに生きがいを見出したい人、両方大事にしたい人、いろいろな在り方があって良い。

つづいて、みんなが感じる仕事のやりがいランキング。1位から3位は次のとおりだ。

1位:お礼や感謝の言葉をもらうこと
2位:仕事の成果を認められること
3位:目標達成すること

結局のところやりがいの正体とは何か。エンジャパンの調査結果から考察すると「やりがい」は次の6つの要素に分けられる。

  • 自分の仕事が他者の役に立っている貢献感
  • 一つの仕事をやり終えた達成感や爽快感
  • 仕事を覚え出来ることが増えていく成長感
  • 上司から認められ評価される高揚感
  • 夢や目標に近づいていく充実感
  • 今よりも高い報酬がもらえる時の期待感

仕事にやりがいを感じたいという人は、このなかの上位3つ「短期間で手に入るやりがい」に目をむけるといいだろう。最後に仕事にやりがいを見出す具体的な方法はこちら。

①手に入れたいものリストをつくる
②新しいことにチャレンジする
③人を喜ばせる

これらを実践することで、失われたやりがいを取り戻すことができる。仕事に張りを感じたいという人は是非試してほしい。応援しています。それではまた!

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