どうも菊之進です!
今日は、人の目が気になる心理とは何か?意識しすぎる理由と3つの対処法についてお話しします。こんなあなたへ。
- 些細なことで周囲の反応が気になってしまう
- 自分が周りからどう見られているのかが気になってしまう
- 何をするにも「まわりからどう思われるだろう?」と不安になってしまう
この動画では、いったいなぜ人の目が気になってしまうのか?どのような心理状態か?といった疑問から、他人の目が気にならないようにするにはどうしたら良いのか?という対処法までお届けします。
必要以上に周りの目を気にせず心穏やかに過ごしたいと感じている人にオススメです。
記事の内容を動画で聞きたい人はこちら↓
▶︎YouTube:人の目が気になる心理とは?意識しすぎる理由と対処法3選
1.人の目が気になる3つの心理
①人に悪い印象を与えたくない
「悪い印象を与えたくない」とはつまり、「人に嫌われたくない」ということです。
嫌われたくないという思いが強いと、自分の言動や態度で人を不快にしてしまわないか常にアンテナを立てた状態になります。
周囲の人の表情や言葉に敏感になることで、自分が嫌われていないことを確認し「安心したい」という心が働きます。
②人から良く思われたい
「人に嫌われたくない」の裏返しは「人によく思われたい」です。
カッコいいやつだと思われたい、デキるひとだと思われたい。優しくていい人だと思われたい。お恥ずかしながら僕自身にもあるのですが、そんなふうに思いはじめると、とにかく人の目が気になります。
他人が自分のことをどう思っているのかを、あれこれと推測することで、自分の価値を実感したいという心が働くのです。
③人と違ってはいけない
周りに合わせて生きなければいけないという価値観が強い人も、人の目が気になります。
世間体や常識を大切にする背景には、人前で恥をかきたくない、非難されたくない、見下されたくないという気持ちが隠れているのです。
つまるところ、人に嫌われたくない心と、人からよく思われたいという心が相互に作用しています。これは、先ほど紹介した①と②の両方の心理が働いていると考えられます。
2.人の目が気になる理由
周りからどう思われるかばかりを気にしてしまう理由はただ一つです。
それは、「自分に対する評価を他人に委ねてしまっているから」です。他人からよく思われないと自分の存在価値がわからなくなってしまう…という人は、人の目を通して、自分の価値を見出そうとします。
これはつまり、自分の価値を、他人に決めてもらっている状態なのです。そうなった原因は、幼少期の過ごし方にあります。
親から「あれもダメ、これもダメ、こうあるべき」などと厳しく躾けられて育ったこどもは、世間体や常識をとても気にするようになります。
また、勉強しないと褒められない、良い成績をとらないと認められないという環境で育ったこどもも、自分の存在意義は他人からの評価で決まると感じます。
このような環境で幼少時代を過ごした人は、大人になっても、自分の価値を決めるのは自分じゃなくて、世間や人様なのだと思い込んでしまいます。
3.人の目が気になるのは悪いこと?
悪いことではありません。
人の目を気にすることで、周りの空気や雰囲気を読んだりする洞察力が鍛えられます。その結果、相手が望んでいることは何か?が分かるようになり、周りへ気遣いや配慮もしやすくなります。
仕事や恋愛においても、気が利いて思いやりのある人、親切な人は有利です。人目が気になる人は、素晴らしい特性を持っているのだと自信をもっていいでしょう。
ただし、中には、人の目を気にしすぎて辛い思いをする人もいます。
- 他人を優先しすぎて疲れてしまう
- 周囲の人に同調し遠慮しがちになる
- 自分の意見や気持ちに蓋をして本音で話すことができなくなる
- 相手からの評価がないと、どんどん自己肯定感が下がってしまう
もしも、当てはまるものがあれば、次のコーナーでお話しする対処法をご覧くださいね。
4.人の目を気にしない3つの方法
ここからは、人の目が自然と気にならなくなる具体的な方法をご紹介します。
①他者評価に頼らず自己評価も取り入れる
人の目を気にする人の多くが、自分の存在意義を他者評価に委ねてしてしまっています。
そうなると、先ほどお伝えしたように、他人からよく思われるために自分の本音を隠したり、誰かから評価してもらえないと不安になったりして苦しくなるのです。
周囲からの評価を期待して、期待通りの称賛があれば嬉しいものですが、実際のところ、予想通り褒めてもらえることなんて滅多にありませんよね。
「こんなに頑張ったのに、誰も褒めてくれない」ということが続けば、自分に自信を失い自己肯定感は下がり、自暴自棄にもなるでしょう。
自らの評価を、他者に委ねるということは、そのような弊害をうむのです。継続的に評価してもらえれば良いですが、大抵の場合そうではなく、しんどくなります。
では、どうしたらよいのでしょうか?
人の目を気にしない一番の方法は、自己評価をすることにあります。自己評価とは、自分についての評価を自分自身で行うことを意味します。
これができると、他者に評価された時ほどの大きな喜びは感じないものの、さまざまなメリットがあります。
- 自分の意見や本音を相手に伝えられるようになってくる
- 自分に自信がついて自己肯定感が上がる
- 他人に評価されなくても心が安定する
自己評価は他者評価のようにグラついたりしたいので、取り入れることで、常に心穏やかにすごせる利点があります。自己評価の具体的な方法については、次のコーナーでお伝えします。
②自分の強みを3つ出してみる
早速ですが、あなたの強みを3つ教えてください。今から5秒数えます。
5、4、3、2、1…
さて、あなたは自分の強みをいくつ答えられましたか。
一つも答えられなかったという人は、心理学でいうストレングスブラインドネス『強みの無知(Strength Blindness)』という状態にあります。
直訳すると、強みの無知、意味は、自分の強みを理解していない状態ということです。人の目が気になってしまう最大の要因は、本人が自分の強みや長所を知らないことにあります。
この状態から脱却しないと自分に自信が持てず、結果、他者からの評価に依存してしまうことになるのです。
逆に言えば、自分の強みを知って自分に誇りをもっていれば、他人からの評価はそこまで気になりません。
誰かからよく思われないと自分の存在価値がわからなくなってしまう…なんてこともなくなります。なので是非、これを機にあなたの中にある3つの強みを考えてみてください。
なぜ3つか?というと自分を支える柱が3つあれば安定するからです。
テーブルを思い浮かべてください、1本足や2本足のテーブルはあまりみないですよね。足が3本以上ないとバランスを崩すからです。
人の心も似たようなものです。強みという柱が3本あれば安定します。多少他人から悪い評価をつけられようとも、動じることのない丈夫なこころを持つことができます。
3つの強みを考えられたら、それらを組み合わせて自分を表現しましょう。口に出すことで少しずつ自信になります。自信がつけば人の目を気にせずに行動できるようにもなります。
参考になればよいのですが、じゃああなたの強みは何?ということで僕の強みもお話します。
僕の強みは、探究心と分析力とプレゼン力です。
この三つだけは、少しばかりの誇りを自分の中にもっています。そのおかげか、他者の評価に完全に依存するという状態は避けられています。
③自分を褒める習慣を持つ
自分を褒める習慣が身につけば、人の目を気にすることが自然と減っていきます。相手に認められなくても、ある程度の幸せを感じることができるからです。
どんなに些細なことでも構いません。あなたができたことをあなた自身で褒めてみてください。
「今日はオムライスがうまく作れた、また一つ料理の腕があがって嬉しい」「クライアントから依頼された仕事をやりきった!自分偉い」といった具合です。
日記にして1日目、2日目、3日目…と続けてみると、不思議なことに心が前向きになります。自分を褒めることを繰り返していけば、自尊心が高まっていき、周囲の目も気にならなくなっていきます。
5.まとめ
まずはじめに、人の目が気になる3つの心理についてお話ししました。
①人に悪い印象を与えたくない
②人から良く思われたい
③人と違ってはいけないという価値観
この3つ全てあてはまるという人は、他人の目をかなり意識している人です。
適度に人の目を気にすることは、仕事や恋愛において周囲の人と良好な関係を築くためにも大切です。
しかし、人の目を過剰に気にするようになると話は変わってきます。自分の意見に蓋をすることが増えてしんどくなるだけでなく、他人から褒めてもらえないと心が不安定になります。
そのような状態に陥らないためにも、人の目が気にならなくなる方法を3つご紹介しました。
- 他者評価に頼らず自己評価も取り入れる
- 自分の強みを3つ出してみる
- 自分を褒める習慣を持つ
ポイントは自己評価です。自らの価値や存在意義を他人に依存せずに、自分で決めてしまえばよいのです。そうすれば、前よりも人の目が気になるということがなくなっていくでしょう。
自分に自信をもつ具体的な方法については、『自分に自信をつける方法9選!どうすれば自分に価値を感じるか?』の記事でお話ししました。
これをやってしまうと、自分に自信がもてなくなる…。自己肯定感はどんどん下がり、人目ばかり気になってしまう行動についても言及しましたので、是非チェックしてみてくださいね。
ここまでご覧いただきありがとうございました!それではまた、次の記事でお会いしましょう。