誰でもハマる落とし穴!サンクコストの呪縛とは何か?

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菊之進

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どうも!菊之進です。

サンクコスト の呪縛とはなにか?分かりやすく解説します。

人はなぜ、課金ゲームにお金を使いすぎてしまうのか?食べ放題のお店でお腹を下すほど食べすぎてしまうのか?長年連れ添った彼氏・彼女と別れられなくなるのか?といった話から、もしも自分がそういった場面に遭遇したらどうしたら良いか?という対策までお話しします。

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それではどうぞ!

1.サンクコストとは?

サンクコストとは何か?その意味について辞書を引くと次のように定義されている。

すでに支出され、どのような意思決定をしても回収できない費用のこと。埋没費用。

出典:小学館

少し分かりづらいかもしれないが簡単だ。サンクコストとは単なる費用のことだと思って良い。費用とはお金や時間、労力のことを示している。

たとえば、食費、家賃、交際費、娯楽費などの費用は一度支払ったら戻ってこない。勉強に打ち込んだ時間、誰かとお付き合いした時間、仕事に尽くした時間も、取り返すことはできない。つまり、どれも回収できないコスト、すなわちサンクコストといえる。

2.サンクコストの呪縛とは?

サンクコストの呪縛とは、回収できない費用に対して固執することをいう。人は、お金や時間、労力をかけたと感じるものを簡単には手放せない。たとえ、損をしていたとしてもやめられない。

「せっかく払ったのだから、もったいない」とか「これまでかけてきた時間を無駄にしたくない」という気持ちが判断を濁らせて、正しい意思決定ができなくなってしまうのだ。

百聞は一見に如かず、サンクコストの呪縛についていくつかの事例を紹介しよう。

①パチンコなどのギャンブル

パチンコや競馬などが好きな人は、何万円も投じたのに、まだ大当たりを引いてないからと、勝てるまでお金をつぎ込んでしまうことがよくある。その結果、大赤字になることもあるだろう。これがまさしくサンクコストの呪縛である。最初の資金を無駄にしたくないという焦りから、やめたくてもやめられないという状況に陥り、正常な判断ができなくってしまう。

②課金ゲーム

欲しいアイテムが当たるまで何度もクジを引いてしまう。その結果、当初の予算を遥かに上回って大金をつぎ込んでしまうことがある。銀行カードローン、クレジットカード、消費者金融などからお金をかりて生活苦におちいる人もいるくらいだ。これも、目当てのものが当たらなければ、これまでにつぎ込んだ投資が無駄になってしまうというサンクコストの呪縛によるものである。

③食べ放題

食べ放題のお店で、元を取ろうとして、無理やり食べてしまう。その結果、気持ちが悪くなったり、お腹を下すのが分かっていてもやめられない。これもサンクコストの呪縛である。

④スポーツジムの会員

スポーツジムの会員になって最初こそ熱心にかよったものの、2、3ヶ月すぎると忙しくていけない。ほとんど通ってもないのに高額な会費を払い続ける人は意外と多い。実際に大手フィットネスジムの調査によると、約80%の会員が幽霊会員という調査結果もでているくらいだ。

昔僕のいた職場でも4人ほど幽霊会員がいたことを思い出す。彼らに、「どうしてジムに行ってないのにお金払ってるの?」と尋ねたところ、「友人の紹介で会員になったのですぐにやめたら申し訳ない」といった回答や「周囲にジムをはじめた!と宣言した矢先、簡単にはやめられない」といった回答が得られた。まさにサンクコストの呪縛である。

⑤捨てられないモノ

「この服高かったから捨てられない」「いつか着るかもしれない」「もったいない」という気持ちから、モノを捨てられずに溜め込んでしまうことはよくある。しかし、実際のところ、そういうモノは、何年も使われることもなく埃をかぶって眠っていたりする。これも最初に投じたお金を無駄にしたくないというサンクコストの呪縛である。

⑥辞めたくてもやめられない仕事

給料、やりがい、休み、福利厚生、成長の機会、仕事内容、人間関係など、いまの会社よりも魅力的なところがあっても、なかなか転職するという決断をくだせない人がいる。「大変な時にようやく就職できた会社だから」、「せっかく入れた大手企業だから」、「これまで努力してきたことが全部無駄になるから」という気持ちがキャリアの可能性の邪魔してしまう。これもサンクコストの呪縛である。

⑦長年付きあった彼氏彼女

付き合った歳月が長すぎて別れるに別れられないことがある。たとえば、あなたの相方が、仕事も休みがちで家のことも全くやらないダメ男で、将来この人とは一緒になっても不幸になる。と分かっているのに、ずるずる付き合ってしまうケース。

「何年もつれそった期間が全て無駄になるのは嫌」「あの時間を無駄にしたくない」という気持ちが、別れるという決断を鈍らせる。これもサンクコストの呪縛によるものだ。

⑧株・FX

買ったときより安くなってしまった株を「いつか上がるだろう」と持ち続けた結果、さらなる損失に繋がってしまうことは少なくない。僕も経験があるが、早めに損切りしなきゃしなきゃと思ってもなかなかできない。実はこれも「ここで売ったら損をする」「元を取り返すまでやめられない」というサンクコストの呪縛である。

このようにサンクコストの呪縛とは、ある側面で損をしている。あるいは大事なものを犠牲にしているにもかかわらず、もったいない精神でずるずる続けてしまうことをいう。

3.サンクコストの対策5選!

①撤退ラインを決めておく

ここまでやってダメだったら諦める!これだけ損失がでたら撤退する!というラインをあらかじめ決めておくことが大切だ。

例えば、ギャンブルであれば、1万円の損失が出た時点でキッパリ手を引くと決めておくといい。課金ゲームや株式投資も然り。最初に限度額を設定しておくことでサンクコストの呪縛から逃れ、大きな損失を防ぐことができる。

②ゼロベース思考を身につける

「ゼロベース思考」とは既存の枠組みにとらわれず、目的に対して一旦白紙にして考える思考法のこと。

例えば車の運転をイメージしてほしい。会社から自宅に帰る際に、大渋滞に巻き込まれたとする。少し前の地点まで戻って迂回した方が早く自宅に着くとわかっていても、「せっかくここまで来ちゃったし」とそのまま渋滞にのって帰り、結果として、自宅に到着する時間が大幅に遅れてしまうことがあるだろう。

これを回避するには、渋滞につかまった!と認識した時に「一旦白紙」にして考えることが大事である。つまり、渋滞にハマったところがスタート地点だと考える。

そうすれば、「せっかく、ここまで来たんだから今から引き返すのはもったいない」という思考にはならない。素直に、自宅に早く着く「迂回する道」を選択できるはずだ。

今まで持っている前提や思い込みを一度まっさらな状態に戻して、再び自分の進むべき道を考えるというのがゼロベース思考。この考え方は、長年つきあった彼氏彼女との関係をどうするか?とか、転職するかしないかを考える際にも役立つ。判断が鈍らない。

③オポチュニティーコストと比較する

オポチュニティコストとは、サンクコストの呪縛によって、犠牲になった利益のことをいう。例えば、スポーツジムの幽霊会員は、会員でいることに対して何かしらのメリットがあるかもしれませんが、その一方で高額な会費を犠牲にしてしまっているわけだ。これがオポチュニティーコストである。

支払っている会費に見合うメリットが本当にあるのか?ほとんど行っていないジムにこのままお金を払い続けるのか?見つめ直す必要がある。

この考え方は、「もったいないから捨てられない」「いつか使うかもしれないからとっておこう」といったように、なかなかモノが捨てられないという人にも役立つだろう。モノを捨てないことで犠牲にしている何かに着目してみてほしい。

④第三者にアドバイスを求める

サンクコストの呪縛が働いている時は、どんな人でも冷静な判断ができなくなる。そんな状態で自分一人で考えても、ドツボにハマる。大事な何かを犠牲にしてしまうまえに、信頼できる第三者に意見をもらおう。

彼らは、悩みの張本人とは違って、時間的なまたは費用的なコストを払っていないので、サンクコストに惑わされない意見を出してくれる。

⑤サンクコストを逆手にとる!

ここまで、サンクコストに囚われるのは良くないよという話をしてきたが、逆にその呪縛をバネに目標を達成するというやり方もある。

分かりやすいのがライザップだ。ライザップに入会してパーソナルトレーニングをうけるには約35万円かかる。トレーニング期間はたったの2ヶ月。

普通に考えて「こんなにお金を払ったんだから絶対にやせないと」、「もう後戻りできないからやるしかない」、「何がなんでも痩せてやる」と思うだろう。それに、ダイエットに成功して魅力的な体になったら、リバウンドするのも怖いはずだ。なんせ35万円をドブに捨てることになるから。

35万円が3千円くらいの感覚である裕福な人なら、リバウンドしても痛いとは思わないだろう。しかし、一般庶民であればだれだって痛い金額なので、自分を追い込むことができる。

このようにして、自分にわざとサンクコストの呪縛をかけて成功を掴む方法もある。ただしこの場合も、常に自分はサンクコストの囚われの身になっていることを忘れてはいけない。

無理なことをがむしゃらに続けて、何か大切なものを犠牲にしていないか?を念頭に置くように心がける。ここまでやってダメなら諦めるという「撤退ライン」をあらかじめ決めておくのもオススメだ。

4.まとめ

サンクコストとは、すでに支出され、どのような意思決定をしても回収できない費用のことである。

サンクコストの呪縛とは、回収できない費用に対して固執することをいう。人は、お金や時間、労力をかけたと感じるものを簡単には手放せない。たとえ、損をしていたとしてもやめられない。「せっかく払ったのだから、もったいない」とか「これまでかけてきた時間を無駄にしたくない」という気持ちが判断を濁らせて正しい意思決定ができなくなる。

次に、サンクコストの呪縛の事例を8点取り上げた。

  1. パチンコなどのギャンブル
  2. パズドラなどの課金ゲーム
  3. 食べ放題
  4. スポーツジムの会員
  5. 捨てられないモノ
  6. 辞めたくてもやめられない仕事
  7. 長年付きあった彼氏彼女
  8. 株・FX

サンクコストの呪縛への対策は次の5点。

  1. 撤退ラインを決めておく
  2. ゼロベース思考を身につける
  3. オポチュニティーコストと比較する
  4. 第三者にアドバイスを求める
  5. サンクコストを逆手にとる!

以上です。もしあなたがサンクコストの呪縛に囚われてしまうことがあれば、ぜひ試してみてくださいね!応援しています。それではまた!

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