どうも!菊之進です。
知っておくと役立つ失業給付金(失業手当て)について解説します。失業給付金は、退職後に転職先を探す人にとって、安心して暮らしながら就職活動に専念できる生活費になります。
申請すればお金がもらえますが、申請しないと一切もらえないので知らない人は損します。そこで、今回は失業給付金の基本的な知識と給付額はいくらもらえるのか?についてお話ししたいと思います。
記事の内容を動画で聞きたい人はこちら↓
▶︎YouTube:失業給付金とは?金額はいくらもらえるの?素朴な疑問を解消!
1.失業給付金とは
求職者の失業中の生活を救済し、新たな職につくまでの一定期間に一定金額の保険金を支給して、生活の安定を保証する保険制度のこと。
働く意思と能力を有し、求職活動を行っていることが支給の条件になる。現在、この失業給付金は、正式には雇用保険制度の中の求職者給付の「基本手当」のことを指してる。
2.失業給付金の金額(いくら)
金額については求職者一律でいくらいくらと決まっていない。その人の退職時の年齢と退職前の給料から算出される仕組みになっている。大雑把にお伝えすると、退職した会社から支払われていた給料の50~80%が給付される。
例えば、退職時の給料が26万円の人は、一月あたり13万円〜21万円の給付金が受けられるイメージである。給料が低い人ほど給付率が高くなるように定まっている。
①失業給付金の計算方法
それではここから、もう少し詳しく見てみたい人むけに、「あなたの場合、給付金はいくらになるのか?」その計算方法を分かりやすく紹介する。給付金の計算は難しくない。次の二つの流れで計算できる。
- 賃金日額を計算する
- ①で計算した賃金日額から、受け取れる基本手当日額を計算する。
いずれも、計算式に当てはめるだけなので、簡単に求めることができる。
②賃金日額を計算する
まずは賃金日額を計算してみよう。賃金日額とは、離職前6か月間における1日当たりの平均賃金額のことをいい、次の計算式で求めることができる。
賃金日額=退職前6ヶ月の給与総額÷180日
例えば、退職前6ヶ月の給与総額が180万円の人の賃金日額は、180÷180で、1万円となる。
※給与総額に含めていけないものとして、「臨時に支払われる賃金」と「3か月を超える期間ごとに支払われる賃金」が定められているため、ボーナス(賞与)などは含めないようにしよう。
③基本手当日額の計算をする
次に基本手当日額の計算をしよう。「基本手当日額」とは、雇用保険で受給することができる1日当たりの金額のことである。まずはこちらの表を見てほしい。
表をみて「うわ、難しそう…」と思われたかもしれないが、大丈夫。安心してほしい。先ほど計算した賃金日額を表に当てはめるだけで、支給される給付金の額が分かる。
例えば、26歳で賃金日額が5,000円の人をみると給付率は80%になることが分かる。従って、基本手当日額は5,000円×80%=4,000円となる。
では次に、32歳で賃金日額が10,000円の人はどうなるだろうか。表より給付率は、80%〜50%とある。その右横を見ると※2とかいてある。※2には次の計算式が記載されている。
※2
y=0.8w-0.3{(w-5,010)/7,320}w
y:基本手当日額
w:賃金日額
この計算式に、賃金日額の1万円を当てはめると、基本手当日額は次のように求められる。
基本手当日額=0.8×10,000-0.3{(10,000-5,010)/7,320}×10,000=8,000-0.3(4,990/7,320)×10,000=5,955円
従って、32歳で賃金日額が10,000円の人は5,950円の日額手当てがもらえることが分かる。
ちなみに給付の日数については一般的な離職者の場合、最大で150日受け取ることができる。失業手当の受給期間は、雇用保険に加入していた期間や離職理由によって変わってくるため、このあたりは次回の記事で踏み込んでお話する。
なお、本記事で紹介している計算式は、一定期間ごとに厚労省が改定するため、念のため新しい情報が出ていないか確認しよう。GoogleやYahoo!などの検索サイトにて「雇用保険 基本手当日額」と検索すれば出てくるだろう。
3.まとめ
失業給付金とは、求職者の失業中の生活を救済し、新たな職につくまでの一定期間に一定金額の保険金を支給して、生活の安定を保証する保険制度のことで、あなたの退職前6ヶ月の給与総額と年齢から計算することができる。
失業給付金を計算するのが億劫だという人は、基本手当て日額の自動計算ができるウェブサイト→雇用保険の給付額(失業給付金)の計算を活用しよう。
次回は失業給付金が受けられる期間と条件について解説したいと思います。それではまた!
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