どうも!菊之進です。
敬語とは、相手に敬意を表したい時に使える特別な言葉。しかし、使い方を間違えると、逆に相手に失礼な印象や不快感を与えてしまう。そこで今回は、間違えやすいビジネス敬語を厳選して、正しい言い換え表現を紹介していくよ。
こんなあなたへ
- 仕事中に敬語の使い方であたふたしてしまう
- 敬語の使い方が変だと上司から指摘された
- 職場で間違った敬語を使ってしまい恥をかいた
記事の内容を動画で聞きたい人はこちら↓
▶︎YouTube:間違えやすいビジネス敬語14選!正しい敬語の使い方【模範例付き】
1.ご苦労さまです
ご苦労様とは、目上の人から目下の人に向かって使われる言葉。誤って先輩や上司に使ってしまうと失礼になるので、「お疲れさまです」に言い換えよう。
2.了解しました
こちらも同様、目上から目下に対して使用する言葉で、自分より偉い人に向かって使ってしまうと失礼になってしまう。「承知しました」や「かしこまりました」に言い換えよう。
3.つまらないものですが…
手土産などを差し出すときに、「つまらないものですが…」という言葉を添えると、相手方から「つまらないものを渡すなよ」と思われてしまい、逆に失礼な印象を与えかねない。
相手に気持ちよく受け取ってもらうために、「ほんの気持ち程度ですが」や「おいしいと評判のお菓子です」などと言い換えよう。
4.大変参考になりました
「参考になった」という言葉は、本来、目上の人が目下の人にむけて使う言葉なので、目下から目上の相手に使うと失礼になってしまう。相手に不快な思いをさせないためにも「大変、勉強になりました」と言い換えよう。
5.〇〇は本日はお休みをいただいております
得意先からあなたの会社に〇〇さん居ますか?と電話がかかってきた時に、「〇〇は本日お休みをいただいております」というのは、間違った敬語表現になる。
この言い方では、「電話の相手」ではなく、「自分の会社」を敬ってしまっているため、正しくは「〇〇は休暇を取っております」と言い換えよう。
6.〇〇部長は外出されています
先ほど同様に、得意先からあなたの会社に〇〇さん居ますか?と電話がかかってきた時に、「〇〇部長は外出されています」というのは、間違った敬語表現になる。
社外の人に対して、社内の部長を敬う表現はおかしいので、正しくは「〇〇は外出しております」と言い換えよう。
7.なるほどですね
目上の人に対して「なるほど」は失礼。なるほどですねと言われた相手は、「この人、ちゃんと話を聞いているのだろうか」と不安になってしまう。正しくは、「たしかにそうですね」や「おっしゃるとおりです」と言い換えよう。
8.ご理解いただけましたでしょうか
直訳すると「あなたは私の話を理解しましたか」となるため、上から目線で失礼な印象になってしまう。正しくは、「説明にご不明な点がございましたら、遠慮なくおっしゃってください」などと言い換えよう。
9.お座りください
犬のお座りのイメージがあるので、正しくは「お掛けください」と言い換えよう。
10.今お時間よろしかったでしょうか
過去の事でもないのに、過去形で聞くのはおかしいため、「今お時間いただいてもよろしいですか」と言い換えよう。
11.〇〇課長が申されていました
申すは「言う」の謙譲語で、自分の行為に対してしか使えない。正しくは、相手の行為に対して使える尊敬語の「〇〇課長がおっしゃっていました」。
12.お客様がお越しになられました
「お」と「られる」で二重敬語になってしまっている。丁寧すぎる敬語は相手から信用されないため、 正しくは「お越しになりました」。
13.どうぞお召し上がり下さい
こちらも「お」と「召し上がる」で二重敬語。正しくは「召し上がってください」。
14.〇〇部長はおられますか?
おるは「いる」の謙譲語で、自分の行為に対してしか使えない。正しくは相手の行為に対して使える尊敬語の「いらっしゃいますか?」になる。
15.まとめ
以上、間違いやすいビジネス敬語14点。自分ではあまり気にならなくても、気にする人はとても気にするのが敬語です。特に、年配の方は言葉づかいだけで信用にたる人物かどうか判断する人もいるくらい。
目指せ敬語男子!ビジネス好感度120%今すぐ使える敬語術では、尊敬語、謙譲語、丁寧語について「違い」を分かりやすく紹介したので、イマイチ使い分けが分からない人は是非のぞいてみてほしい。
「これだけ覚えたらもう大丈夫!」というビジネス敬語一覧表もダウンロードできるようにしているのでよかったらどうぞ。それではまた!