どうも菊之進です!
今日は、「やめれば自信がつく!自信がない人がついやりがちな3つの癖」についてお話しします。
ある調査によると、日本人の約6割が「自分に自信が持てない」と感じているそうです。
自分のことを「情けない」「ダメな人間だ」とネガティブにとらえてしまい、何をするにも不安を感じてしまう。物事をなかなかポジティブに考えられず、仕事や恋愛もなんだか上手くいかない。それによってますます自信をなくしてしまう。
そんな悩みをもった人が意外と多くいるんですね。
そこで今回は、自信を失ってしまう原因と自信をつける方法をセットでお届けしたいと思います。
記事の内容を動画で聞きたい人はこちら↓
▶︎YouTube:やめるだけで自信がつく!自信がない人がやりがちな3つの癖
1.回避癖
常日頃から嫌なことから逃げるように行動していると、自信喪失につながってしまいます。
日常生活を振り返ってみて次のようなことはないでしょうか。
- やるべきことがあっても先延ばしにしてしまうことが多い
- 綺麗にしなきゃと思いながらも部屋を散らかしたままにしている
- 未払いの請求書や未完成の書類をギリギリまで放置してしまう
- 人の前に出るのが苦手で会議で意見を求められても主張しないようにしている
- 休日やることがあって外に出かける予定だったのに面倒になって引きこもってしまう
- 嫌なことやむしゃくしゃしたことを忘れるためにお酒を飲んでしまう
このような行動を回避行動と呼びます。
回避行動とは、不安や恐怖を体験することから逃げることをいいます。
また、逃げることで一時的に不安や苦痛が和らいでも、長期的には気分を悪化させる行動ともいわれています。
嫌なことから逃げることは決して悪いことではありませんが、逃げた結果、自分をより苦しい状況に追い込んでしまうようであれば、その行動は「適切」とは言えません。
回避行動が習慣になると、苦手な場面を繰り返し避けるようになり、もともと持っていた苦手意識がどんどん強まっていきます。
その結果、ますます行動にうつせなくなり、そんな自分が嫌になり、自分を責め、自信をなくすことにつながるのです。
それでは一体どのようにして回避癖を治したらよいのでしょうか。
スモールステップ法がおすすめです。
スモールステップ法とは、最初から高い目標を掲げるのではなく、目標を細分化し、小さな目標を達成する体験を積み重ねながら、最終目標に近づいていくこと。
出典:goo辞書
いつまでも散らかった部屋の掃除を例にすれば、いきなり部屋をピカピカにしようとする一気にハードルがあがります。なのでスモールステップ法で分割します。
例えば、部屋を空間的に区切ってしまいましょう。
今日は玄関だけを片付ける日、明日は押し入れだけを整理する日、明後日はキッチン周りをキレイにする日、このように区切ってしまえば、作業量が小さくなるので手につけやすくなります。
簡単な内容から小刻みに達成していけば、かならずゴールに近づくのです。
スモールステップの利点は、単に作業が進んでいくことにとどまりません。これまでできなかったことができるようになったことで、自分に自信を持つことができます。
また、あれだけ嫌だと感じていたのが不思議なくらい、一度とりかかってしまえば意外とすんなりできてしまうこともあります。
いずれにしても、小さな目標でも達成してしまえば、気分が良くなり、心の中は爽やかで晴れ晴れとした感じになるのです。
回避癖を治すには、スモールステップで行動を促し、小さな成功体験をたくさん積む方法が最も効果的です。
2.否定癖
自分自身を否定する「自己否定」が癖になっていると、自信喪失に繋がります。
具体的には次のようなネガティブな感情に囚われてしまうことをいいます。
- どうせ自分にはできない
- 何をしたって失敗する
- 自分は情けない
- 自分には良いところがない
- 自分のことが嫌い
- 自分なんていないほうがいい
このように自分で自分にBad評価を下してしまうのは、幼少期の過ごし方に原因がある言われています。
子供のころに親から「どうしてもこんなこともできないの」「何度言ってもダメだね」「お前には無理」と否定ばかりされて、あまり愛情を注がれなかった子供は、大人になってからも、それがずっと心に引っかかります。
欠点や短所のある自分、ミスや失敗が多い自分、ネガティブな自分、そんなありのままの自分を好きになることができないのです。
それでは自己否定癖がある人はどうしたらよいのでしょうか。
「自己受容」をおこなうことが大切です。自己受容とは、ありのままの自分を理解し、そのままに受け入れることを指します。
そのための方法として、精神科医であり作家の樺沢 紫苑氏は、「自己受容の4行日記」というものをおすすめしています。
1日の終わりに、今日あったネガティブな経験、それに対するフィードバック(自己受容)、今日あったポジティブな出来事を3つ、全体を通しての振り返りを書くという簡単なワークです。
こんな感じです。僕もやってみました。
■今日のネガティブ体験
今日も自分の思い通りに作業が進まなかった
■自己受容
たしかに作業は遅いけど前に比べたら速くなってるじゃないか
■今日のポジティブ体験
- みてみたい面白そうな映画をみつけた
- 妻のお父さんから美味しそうな漬物のお裾分けがあった
- 子供からパパ昨日は一緒に寝てくれてありがとう、大好きと言われて嬉しかった
■振り返り
全体的には良い1日だった。自分は恵まれていると思った。
こんな具合です。
最後の振り返りでは、自分を承認し、肯定する言葉で締めくくるのがポイントです。
「自己受容の4行日記」、実際にやってみて気持ちが前向きになるのがわかりました。
自己否定感がつよいというひとは是非一度、お試しくださいね。
3.比較癖
人と自分を比較して、「自分はこの人よりも優れているだろうか、あの人よりも出来ているだろうか」と比べる癖はだれにでもあります。
比べること自体は人類に普遍的な欲求であり、悪いものではありませんが、一つだけやったらマズい比較の仕方があります。
それをすると、自分は人よりも劣っていると感じ、自分の欠点や短所ばかりに目がいってしまいます。
それは何か?気になるところですが、そのお話をするまえに、まずは人が比較をする時の心理についてお答えします。
心理学の観点からみると、人が自分と他人を比較する目的は大きく分けて4つあります。
- 自己評価を行うため(自分の考える意見は正しいか、自分の能力はどの程度であるかなどを見定めるために、周りと比較します)
- 自己研鑽のため(自分より優れた人をライバルと見なし刺激を受けることで,努力したり、より高い知識や技能を身につけようとします)
- 自尊心を守るため(自分よりも不運な人や、不幸な人と比較することにより自分を慰め幸福感を増やそうとそうとします)
- 規範習得や周囲との関係維持のため(まわりの人間と同じ行動、適切な行動をとることで社会に馴染もうとします)
僕自身も誰かと比較するときは、無意識のうちにこの中のどれかを目的にして比較をおこなっています。
それではここからが本題です。さきほど、「やったらマズい比較」という話をしましたが、それはなにか?
結論をいいますね。
なんだか元気がない時、弱っている時、落ち込んでいる時に、この4つのなかの1番と2番の比較をしてはいけません。
ネガティブな感情や気分をもったまま行う他人との比較は、「自己卑下」や「自信喪失」につながりかねないからです。
自分の劣っている点ばかりがクローズアップされ、結果として、自分はなんてダメなんだ…、自分は何も取り柄がない…と落ち込んでしまいがちです。
そうなるのは分かっていても比較しそうになったら、比較対象を他人から自分へと切り替えるようにしてみてください。
元気がないときに、比べてもいいのは「過去の自分」だけです。
他人をうらやましく思いはじめたら、すかさず「過去の自分」に意識をむけましょう。
「1ヶ月前の自分」よりも「今の自分」が少しでも前に進めていたのなら御の字です。
たとえ今の自分が全く進歩していなくても大丈夫。ほんの少しだけ行動して明日は1ミリだけでも進んでいるという状況をつくりましょう。
0を0のままにしていれば大きな不安を感じますが、0を1にすすめることができたら小さいけれど達成感や喜びを感じそれが自信につながります。
このほかにも「比較癖」の治し方については『人と比較してしまう!不幸を招く「比較癖」の治し方5選』で詳しく解説しましたので、興味のある方はご覧ください。
特にSNSで他人と自分を比較して落ち込んでしまうという人は必見です。
4.まとめ
今回は、やめれば自信がつく!自信がない人がついやりがちな3つの癖を紹介しました。
- 回避癖
- 否定癖
- 比較癖
以上になります。
自信が持てないという人は是非、今日紹介した方法を実践してみてくださいね。応援しています。
ここまでご覧いただきありがとうございました!それではまた、次の記事でお会いしましょう。