定時で退社したい!でも帰りづらい。定時に帰った時の周囲の白い目が怖いので無理に付き合い残業をしているあなたへ。
定時退社は悪じゃない。むしろ、与えられた仕事を定時で終わらせるのは褒められるべき事。そしてそれは労働基準法や働き方改革の観点からも、今求められているサラリーマンの理想像だ。
これからの社会は、間違いなく「定時退社」が当たり前になっていく。決められた時間内に与えられた仕事をシャキシャキとこなせる人が求められ、ダラダラと残業して居残る人は少なくなるだろう。
本記事では「定時退社して当たり前な理由」と「定時で帰れる方法」を紹介。さらに「定時退社したくても、できないような職場が働く人の対処法」についても徹底解説した。
1.定時退社について割れる2つの意見
①定時で帰りたい人の本音
定時退社したい人のホンネ
- 時間内にやるべき事はやったから帰らせてほしい
- 残業代が一切出ないのに残業するなんてありえない
- 仕事が遅い人の残業に付き合うなんて意味がわからない
- 定時前に仕事を渡してくる上司が許せない
- 定時で帰るのにどうして理由が必要なの?
- 定時で帰れない人は「仕事ができない人」だと思う
- 残業代をもらうためにダラダラ仕事をしてる人が信じられない
- 定時に帰りが許されない職場の雰囲気がたまらなく嫌
②定時で帰るなんて「ありえない」と言う人の本音
定時退社はありえないと語る人のホンネ
- 長時間労働している人は偉い
- 一人だけさっさと定時で帰るなんてありえない
- 先輩や上司がまだ働いているのに帰るなんてありえない
- 周囲の空気をもっと読んでほしい
- 定時で帰る人は向上心もやる気も思いやりもない
- 一番努力すべきゆとり世代が真っ先に帰るのはおかしい
- 郷に入れば郷に従えという言葉の通り社風を守るべき
- 自分の仕事が終わったら周りの人に何か手伝えることがありませんか?と聞くのが常識
2.定時退社は「悪い」ことなのか?
①定時退社は「悪」じゃない
まずはじめに、定時退社は「悪」でないと断言できるので安心してほしい。むしろ残業することの方が異常なのだと伝えたい。もちろんこれは僕個人の勝手な解釈ではなく、法的な解釈として説明できる。
労働時間について定められている「労働基準法」を見てみよう。労働基準法32条には「使用者は、原則として、1日に8時間、1週間に40時間を超えて労働させてはいけません」と書かれている。
つまり「会社は、原則として、労働者を定時(終業時刻)を超えて働かせてはいけません」と言い換えることができ、もっと簡単にいうと「労働者を定時で帰らせましょうね!」と捉えることもできる。定時退社は労働者の本来あるべき正しい姿なのだ。
②残業は特別な場合にのみ許される
残業は、会社が労働者側の代表と「36協定」を結んでいる場合にのみ許される行為。日本労働組合総連合会の実態調査によると、勤め先で「36協定」が締結されている割合は59%だという。
つまり、労働者に残業させる権利がない会社も沢山あるのだ。もしも会社が、36協定を結ばずに労働者に残業を強いているなら、それは違法行為。
定時になったら一旦タイムカードを打刻させて、それから残業を命じる会社は「悪」そのもの。そういう会社に限って「定時退社は悪いこと」という風習を職場に植え付けて、堂々とサービス残業をさせていたりするから驚愕だ。
③定時退社が許されないケースもある
会社が36協定を結んでいる場合は、定時退社が許されないこともあるので気をつけよう。協定上は、会社は従業員に対し月45時間までの「残業」を命令しても良いという契約になっている。
そのため、上司から残業命令があったら、正当な理由なしに定時で退社することは許されない。万が一、命令を拒否して無断退社すれば、職務怠慢や職場放棄とみなされ就業規則に則って処分される可能性もある。
そうならないためにも、前もって会社が36協定を結んでいるのか確認しておこう。もし、36協定を結んでいたのなら、上司からの残業命令には基本従わなくてはならない。
裏を返せば、命令がなければ定時で退社して良い。月45時間の残業はあくまで上限であって、下限は0時間(定時退社)なのだ。残業は命令によって初めて成立するものと理解しておこう。
3.これからの時代は定時退社が当たり前になっていく
①1960〜1980年代は残業=美徳の時代
戦後間もない日本はアメリカ軍の空襲で辺り一面焼け野原に。食べるものも住むところもなく、生活基盤のすべてを失った国民は必死に働くしかなかった。
家庭も顧みずに夜遅くまで働き続けた結果、飛躍的に経済規模が拡大し、サラリーマンの給料は(1960年から70年にかけて)なんと2倍に。そこには確かに、努力に応じて生活水準が上がっていく実感があったのだ。
こうした背景もあり、1960~90年代を駆け抜けてきたサラリーマンの生き様は、世間から賞賛され「美徳」とされた。ちなみに、1960年のサラリーマンの年間平均労働時間は、今の人たちよりも約75日分多いというとんでもない働き方をしていたようだ。
②1991年のバブル崩壊から残業=悪が始まるも…
いつまでも高度経済成長が続くわけもなく、1991年にはバブルも崩壊、それ以降日本は長い不況に突入した。業績を上げることが出来なくなった企業が真っ先に考えたのが、人件費のカットだ。従業員一人当たりの給与を減らして、高い労働生産性を生み出そうとした。
これによって「残業禁止」や「業務効率化」を掲げる企業が続出し、長時間労働が常態化していたサラリーマンに待ったをかけた。しかし実際は、形式的なものにとどまり、彼らに残業を辞めさせることができなかった。
その理由は、競合他社の参入によるものが大きい。ライバル社が、自社と似たようなモノやサービスをより安い価格で提供し始めたことで、追い詰められた企業の多くが「薄利多売」に走った。商品を次々に開発して、大量に安く売りさばくという手法だ。
こうして、社員一人当たりの仕事量は増大し、気が付けば「残業」は暗黙の了解になっていた。本来ならば、そうならないように経営者が良いアイデアを出すべきところだが…
③2000年〜今現在はちょうど転換期
2000年に突入してからも企業の残業体質は抜けきれず、残業しなければ経営維持すら困難という企業も多い。2015年には、電通社員による過労自殺事件をきっかけに、「KAROSHI」(過労死)という言葉が世界中に認知され、日本は労働者を酷使して長時間労働を強制する企業文化があると世界に広まった。
これを受けて日本政府は「働き方改革」をスタート。労働者一人一人が働きやすい職場を目指して、長時間労働を是正し、労働生産性を高めることを目標に掲げた。
時代は今、「残業が当たり前」→「なるべく定時退社」の転換期に直面している。ところが、残業派のサラリーマンがまだまだ多いため、定時退社派が気まずい思いをしているのだ。
④これからは定時退社が当たり前の時代
厚労省の長時間労働対策資料などを読むと日本政府は、ヨーロッパ諸国の働き方を参考にしていることがよく分かる。
フランス、オランダ、ノルウェー、デンマーク、ドイツ各国は、日本より年間で約270~360時間も労働時間が短い。これは我々日本人の30日〜45日分の出勤に相当する。
さらに有給休暇は年間5週間与えられ消化率はほぼ100%、家事・育児に費やす時間は日本人の倍という調査結果もある。それでいて、労働生産性(労働者一人当たりが生み出す成果)はどの国も日本より高い。
日本政府はこれに見習って法律を変えていくつもりだ。その先駆けとして、2019年「働き方改革」の一環で、労働者に月45時間を超える残業をさせた企業は「法律違反」となり初の罰則が設けられた。
違反した場合は、6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金に科せられる。
2018年までは労働者に何時間でも残業を行わせることができ、罰則規定もなかったことを考えると、これは大きな進歩だろう。これからは定時退社が当たり前の時代になっていく。
4.気まずいながらも定時退社を実践して分かったこと〜僕の経験談〜
①メリット
よかったこと
- いつもより1時間半ほど早く帰宅できる(頑張り次第で)
- 夕飯を自炊できる
- 部屋の掃除ができる
- 趣味の時間を満喫できる
- ジムや習い事を楽しめる
- やりたかった資格の勉強ができる
- 家族や友人と過ごす時間が圧倒的に増える
- たっぷりと睡眠時間を確保できる
- 翌日に疲れを持ち越さない
- 家に帰るのが楽しみになって仕事のメリハリがつく
②デメリット
辛かったこと
- 上司に悪く思われてそうで心配になる
- 早く帰っても同僚が頑張ってると思うとうしろめたい
- 実際に一部の人から嫌味を言われる
- 仕事のメールで重要なものが届いていないか不安になる
- 同僚とのおしゃべりが減った
③僕がこれからも定時退社しようと思った理由
- 周りから早めに仕事の依頼が来るようになる
- 行きたくない飲み会に誘われなくなる
- 後輩が質問の精度を高めてきてくれる
- やっぱり家で過ごす時間が大事
- 定時退社する人が増えなきゃこの国の未来はダメだと思ったから
5.定時退社のコツ8選!
①時間を決めて集中する
タスクに取り掛かる前にアラームをセットしよう。そうすることで、タスク完了の時間を意識してシャキッと集中して取り組める。
これは心理学で「締め切り効果」と呼ばれていて、時間に制限をつけた方がやる気も集中力も高まることが分かっている。あらゆる雑念にとらわれることなく、目の前のタスクだけに集中できるので是非トライしてほしい。
集中力が上がるアラームの時間設定は、作業時間(25分):小休止(5分)がおすすめ!こちらの動画で分かりやすく解説したので確認してみてね!
▶︎YouTube:今すぐ実践できる!集中力を飛躍的に高める方法とは?
②こまめに休憩をとった方が作業効率が高い
休憩をとることは車でいうガソリンの補給であったり、スマホでいうバッテリーの充電に等しい。にも関わらず多くの人は、休憩を軽視しがちだ。
一般的に、人の集中力は15分を境に低下していき、90分を超えると作業効率が一気に落ちてミスも増えるという報告が散見される。そのため、小まめに休憩を挟むように心がけよう。
メリハリをつけた休憩の過ごし方
- チョコレートなどを食べて脳の活動源であるブドウ糖を摂取する
- コーヒーでカフェインを摂取し眠気を覚ます
- ハーブティーを飲んでリラックスする
- 軽いストレッチや屈伸運動で体をほぐす
- オフィスから出て気分転換
- ネットショッピングする
- 仮眠をとる(←これが一番効く)
休憩を挟むことで脳はリフレッシュでき、その後の作業効率も高まるよ!
③朝型生活に切り替える
人の集中力がもっとも高いのは朝目覚めてからの2時間以内。「よしっ!〇〇をやるぞー」という意思の力が一番発揮しやすい時間帯だ。朝の1時間は、夜の3時間分とも言われているため、この時間を活用しないなんてもったいない。
ところが夜型生活の人は、自然に合わせた(太陽の動きに合わせた)生活リズムに相反するため、朝起きてもボンヤリして疲れが取りきれていないことが多い。
脳のゴールデンタイムである朝に、集中力を発揮して能率的に仕事に取り組むためにも、朝型生活に切り替えていこう!
④意志力を使う仕事は最初に取り掛かる
実は、先述した意思の力(以降、ウィルパワーと呼ぶ)は、1日に使える量が限られている。そのため頭を使う仕事は、なるべく朝一に終わらせるように心がけよう。
ウィルパワーを必要とする仕事
- これまでに経験したことのない新しい仕事
- 経験したことはあるが作業工程が多くて煩雑な仕事
- 企画力やアイデアが必要になるクリエイティブな仕事
反対に、頭を使わなくてもできる事務作業や単純作業、雑用、手慣れた仕事は、疲れていてもできるため、1日の業務フローの中で後半に位置づけた方がいい。
この順番をまちがえると、大事な仕事ほど手がつけられなくなり、進捗が遅れて、期限もギリギリになって、上司に叱られ、余計なストレスを溜め込んでしまうことに。
高い集中力が必要な仕事ほど、朝一で早めに終わらせるとその後もスッキリした気分で1日を乗り切ることができるよ。
▶︎YouTube:集中力が途切れない!意志の力「ウィルパワー」とは何か?
⑤業務効率化を図る
作業スピードを速くするのも解決策のひとつ。一つ一つの仕事をスピーディーに、短時間で終わらせよう。業務効率化の最大の目的は、小さな非効率を排除して時間のロスを減らせることにある。
業務効率化のポイント
- Google ChromeはIEよりネットが速くてオススメ
- コピペなど頻繁に行う作業はショートカットキーの登録を
- よく使うフレーズは単語登録を
- 挨拶・お礼・依頼メールなどはテンプレート化で使い回せる
- 初めての仕事はマニュアル化すると次が楽
- 煩雑な作業はチェックリストにして確認ミスを減らす
- 日報は小まめに取ったメモのコピペでOK
- デスク周りを綺麗にしておくと探し物にかける時間を短縮できる
仕事が早いメンバーを観察して、膨大な仕事をスムーズにこなす時短術を自分のものにしてくのも手。
⑥不要な仕事は断る
仕事をしっかり断ることも大切なスキル。一日に使える時間もエネルギーも限られているからこそ、自分に課せられた本来の仕事に全力を注ぐのが基本だ。仕事ができる人は、無理に他人の仕事を引き受けたりしない。
もしも、「断るのが気まずい」、「人間関係が大事だから…」といって、他者がやるべき仕事を引き受けてしまえば、自分が本当にやりたかったこともできず、休息や睡眠、家族と過ごす時間すらも削られてしまう。
それだけではない。不用意に仕事を頼んでくる相手にきちんと断りを入れてあげないと、彼らも自分自身の非効率な働き方を見直す機会がなく、いつまでたっても仕事量に依存した働き方から抜け出せない。
つまり、「断れない人」も「お願いしてくる人」も、お互いが不幸な人生を歩むことになってしまう。そうならないためにも、あなたが先陣を切って「断る勇気」を持とう。
とは言ったものの、実際は「断ると角が立つので断りづらい」と思う人が大半だと思う。そこで、相手を傷付けることなく上手に断る方法を動画にしたので是非みてほしい。
▶︎YouTube:断れない人が断り上手になる!たった一つの公式とは?
⑦仕事終わりに楽しみを用意する
仕事終わりに自分へのご褒美を用意しよう!「ご褒美」を設定しておくと「やる気ホルモン」と呼ばれるドーパミンが増えて、目標達成率が高まることが心理学の研究で明らかにされている。
- 美味しいグルメを食べにいく
- ショッピングする
- 楽しみにしていた漫画の最新刊を読む
- 見たかったDVDを借りる
- 友人と遊ぶ予定を入れる
目標を達成したら「ご褒美が出る」を習慣付けてしてしまえば、嫌いな仕事でも「やる気モード」に入りやすいので是非、試してみてね。
⑧定時帰りのキャラを確立する
周りから「あの人は定時に帰るけれど、仕事はしっかりやる人」と思ってもらえればシメたもの。後ろめたい気持ちになることなく定時帰りができる。実際にやることは次の3つ。
- 定時になるまでに業務を完遂させる
- 時間が来たら必ず帰る
- 堂々とお先に失礼する
そうは言っても、今まで22時まで残業していた人が、次の日からいきなり17時退社というのは色々な意味でストレスが溜まってしまう。
僕のオススメは、バレないように少しずつ退社の時間を早めていくこと。一日10分ずつ退社の時間を早めていけば、1ヶ月後には3時間早く退社できるようになる。昨日より10分早く退社しようと思ったらできそうな気がするね!
6.定時退社したくてもできない人へ
①定時退社できない職場環境とは
実際問題として、どれだけテキパキと頑張っても定時退社が難しい職場環境も確かにある。次に、「定時で帰ろうと努力したものの、結局続けられなかった」という人の意見をまとめてみた。
長時間労働が染み付いた職場
- 上司が常に残業している
- 定時少し前になると仕事を増やされる
- そもそも定時で帰れない仕事量を課されている
- サービス残業が当たり前になっているのに誰も抗議しない
- ノー残業DAYと称しながら仕事量は全く減っていない
- 持ち帰り残業が暗黙の了解になっている
- 定時で帰ろうとすると「他の人は残っているのに君はもう帰るんだね」と嫌味を言われる
このような職場に勤めている限り、定時で帰っても逆にストレスを溜め込んでしまいそうだ。
②定時退社できる会社に就職する
いくら頑張っても定時退社が難しい。それどころか残業代もつけてくれない会社で、心も体もすり減らして生きていくのは、僕だったら我慢ならない。定時退社が可能な会社に転職することを選ぶ。
報酬のない長時間労働は、百害あって一利なし。疲弊するばかりで、プライベートも楽しめず、家庭の時間(家事や育児や介護など)にも専念できない。結果的にライフ・ワーク・バランスを保てず、生きている意味すらも見失ってしまう…という最悪のシナリオが待っているためだ。
たった一度きりの人生なのに、悪徳会社の養分になって散っていくなんて真っ平ごめん。元気なうちに会社を変える準備を始めるだろう。
③定時退社しやすい職種とは?
一般的に、事務・経理・総務・受付・秘書といった仕事は定時で退社しやすい。これとは反対に、クリエイター・営業・コンサルタント・エンジニア・販売・サービスといった仕事は、どうしても残業時間が長くなりがちだ。
ただ、一点気をつけなければならないのは、同じ職種でも業界によって働き方が大きく異なるケースがあるということだ。早く帰れると思ったのに実際は違った…ということを避けるために、一番良いのは、気になっている業界・職種で働いている社員の意見を参考にすること。その方法は次の章で!
④定時退社できる仕事の探し方
(1)企業の口コミサイトで「残業の有無」をチェック
求人票に掲載されていることをそのまま鵜呑みにするのは危険。
「定時で帰れます!」と謳っておきながら、実態は「残業まみれ」だったというケースはよくある。転職後に後悔しないためにも、気になる求人は応募前に必ず口コミサイトで評判をチェックしよう。
オススメの口コミサイトは「キャリコネ」。月の残業時間はどれくらいか?休日出勤はどれくらいか?残業代はちゃんと支給されるのか?などその会社で働く社員の本音を確認することができる。
閲覧できる口コミの事例がこちら▼
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◎月の平均残業時間
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◎A社
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◎B社
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◎C社
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◎D社
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◎職種別の給与明細
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◎給与の内訳と働く社員の本音
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◎業界全体と比較したホワイト・ブラック度
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ご覧のように、キャリコネでは「定時退社できるか否か」の重要な指標をGETできるだけでなく、職種別のリアルな給与明細や職場の雰囲気まで垣間見ることができる。
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(2)定時退社できる仕事が見つかる求人サイト
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「定時で帰れる求人」は、以下のような希望条件にチェックを入れて検索するだけでOK。
- 17時までに退社可
- 月平均残業時間20時間以内
- 業務時間7時間以内
- フレックス勤務OK
- 年間休日120日以上
- 完全週休二日制
- 土日祝休み
気になった求人は「お気に入り」に追加できるので、後からじっくりキャリコネと併用しながら「本当に定時退社できるのか?職場の雰囲気はどうか」など裏を取ろう。
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(4)その他お役立ち情報
◎現職に留まるか転職するか決められない
転職の決断で悩むあなたへ迷いをスッキリ晴らす7つの方法
◎全てをリセットしてホワイト企業で一からやり直したい
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◎転職活動を始めるベストタイミングはいつ?
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7.まとめ
労働基準法の観点からも定時退社することは「悪」じゃない。にも関わらず、世間では定時退社=悪。もしくは、残業している人がいれば自分も付き合い残業をしなければいけないといった風潮があるのはおかしな事だと思う。
残業して当然!と思い込んでいる人があまりにも多いが、そもそも労働者に残業(すなわち時間外労働)させることが許されている企業は、日本全体の半分程度しかない。早い話が、許可を得ずに違法残業をさせている企業が山ほどあるということだ。
働き方改革では、そういった日本の長時間労働に2019年4月より、初めてメスをいれた。違法残業に罰則がついたというのは大きな一歩だろう。しかし、いまだに多くの企業が国の残業許可を得ずに、労働者にサービス残業をさせているので、一刻も早く取り締まって欲しいと切に願う。
たとえ定時退社しにくい職場にいても、自分を押し殺して我慢し続けることはない。本記事の後半で紹介した、定時退社できる方法を参考に定時で帰ってほしい。
最後に、あなたの勤め先がとても定時退社できる雰囲気でない場合は、職を変えることも視野に入れておこう。原則定時退社で、周囲の理解がちゃんと得られる職場は思ったよりもたくさんある。